サン・ポールの駅からメゾン・ド・ラ・フォトグラフィ(写真博物館)の横を通ってセーヌ河岸に出る。サン・ルイ島に渡る橋(ポン・マリー)から川沿いの建物を眺めると、犬の糞や散乱したゴミ箱を忘れて、「パリは美しい」と思わざるを得ない。
橋を渡ると目の前に広がるお洒落なウィンドウを見たら、ブランドファンではなくても更に感激してしまうだろう。変わらぬ人気のモノグラムのバラエティ、オークションで奪い合いになる過去の限定版(村上隆、ミンクつき・・・)などルイ・ヴィトンがずらり。隣のウィンドウはバッグ、ベルト、アジャンダ、お財布などエルメスづくし。その隣はシャネル。最後のウィンドウはカルティエやショーメなどジュエリーが並ぶ。
ここは『サン・ルイ島アンティーク』(Antiquités de l’Ile Saint-Louis)。ヴィンテージとセカンドハンドの高級品を扱うお店。引き取る条件が「新品か新品同様」と聞いて納得。一見、高級ブランドのセレクトショップに見える訳だ。モノグラムは定価の30~40%オフ。ファン垂涎のレア物は、レア度によってそれより高めになる。村上隆デザインのチェリーつきのKeepallは1650ユーロ。2004年に10個限定で作られたミンク&ワニのモノグラムは9500ユーロ。当時の価格が約15000ユーロだったことを考えると掘り出し物、ぬいぐるみのようで可愛い。
店主のヴァレリーは気さくで飾らない人柄。お店は家具やオブジェも扱っているが、よく出るのはやはりバッグや革小物だそう。エルメスのケリーやバーキンは1~2日で売れてしまう。
「だって本店に行って注文すれば9ヶ月待ちでしょ。すぐに手に入って、しかも安いんだもの」
バーキンは5000-5500ユーロと確かにお買い得だ。
入り口のブザーを押して開けてもらうシステムだけど、ためらわずに押そう。何回か見に来て決めるお客さんも多い、というし、買う気がなくてもひと回りしてみる価値ありのお店。
ヴァレリーとご主人のジェロームはプロの鑑定家なので、ジュエリーの鑑定もしてくれる。
ブティックのウェブサイトはこちら。
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Antiquités de l’Ile Saint Louis