17歳
Jeune & Jolie

フランソワ・オゾンの最新作は、カンヌ映画祭のコンペティション参加作品。高校生の売春というショッキングなテーマと、突然現れた美しい主演女優マリーヌ・ヴァクトで評判になり、公開が待たれていた。
夏:トップレスになって海辺に寝そべるイザベルを双眼鏡で見ている・・・弟、というシーンで映画は始まる。家族とバカンスを過ごすイザベルは17歳の高校生。大して惹かれてもいないドイツ人青年と、処女を捨てるために海岸で寝る。
秋:パリに戻ったイザベルは、ネットに自分のページを作り、年齢を21歳と偽って売春を始める。ふつうの高校生と、スーツとハイヒールに着替えホテルの一室に赴くコールガールの二重生活。料金は300ユーロ。洋服ダンスの隠し場所に現金が貯まっていく・・・
そして冬、春・・・イザベルの1年が四季を追って綴られる。メランコリーなフランソワーズ・アルディのシャンソンが各季節に流れる。

裕福な家庭で何一つ不自由なく暮らすイザベルが、なぜこんなことを始めたのか?一過性のことで、“ふつうの女の子”に戻れるのか?
主役のマリーヌ・ヴァクトはモデル出身。眼差しに憂愁のある美しさ。内向的でミステリアスな雰囲気がイザベル役に合っている。何を考えているかわからない。
「ウチの子に限って!」と大ショックの母親、「確かに若くて美しいから・・・」と距離のある男の目で見る義父(母親の2度目の夫)に「だから売春したっていいっていうの!?」と食ってかかる。ありそうな会話だ。

Jeune&jolie

フランソワ・オゾン監督作品
出演:マリーヌ・ヴァクト、ジェラルディン・ペラス、フレデリック・ピエロ
1時間32分
フランスで公開中

17歳 | Jeune & Jolie” への3件のコメント

  1. 主演のマリーヌ・ヴァクトの高校生の少女から大人の女へ変化してゆく心理を、繊細に表現して心に残る演技でした。美しさと冷たさ、悪魔と乙女の混在が刺激的な映画でした。

    • お返事が遅くなってすみません。
      マリーヌ・ヴァクトは最近ジャン=ポール・ラプノーの最新作『Belles familles』に出ました。
      ちょっとミステリアスで、おっしゃるように表と裏、明と暗が感じられる女優ですね。シャルロット・ランプリング(若い頃)に比べられていました。

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