- 滑稽さと狂気の入り混じった兄と弟
真面目な営業マンをやっていたジャン=ピエール、突然解雇されてからタガが外れ、兄貴の生き方に影響されていく・・・
ヘンなキャラの登場人物で笑わせるドタバタなストーリーを通して、典型的フランス地方都市の消費生活、不況で増えている住居不定者たちの、過去も未来もない生活を垣間見せる。
同じく馬鹿げたユーモアのアメリカ映画(でもブリティッシュなユーモア?)『ムーンライズ・キングダム』に比べて、サイコロジックなとこがある。特に、元祖パンク、ノットが、自由と時間はあるけど希望のない生活にキレそうになりながら均衡を保っているあたり、フランス人が作るとこうなるか、と思わせる。
ボンジニ兄弟のお母さん役にブリジット・フォンテーヌ、5分ほど登場する占い師にジェラール・ドパルデュー(更に太ってすごい横幅)など大物が登場するけど、なぜ『Le Grand soir』(大いなる夕べ?)というタイトルなんだろう?と不思議。
Le Grand Soir
ブノア・ドレピン、ギュスターヴ・ケルヴェーン監督作品
1時間32分
公開中


