太陽のめざめ
La Tête Haute

父親を知らず、未熟で貧しい母親に育てられたマロニーは、愛情の飢えを怒りと反抗でしか表現できない子供だった。手に負えない息子が足手まといになってきた母親は、6歳のマロニーを未成年専門の判事、フローランスに託す。
10年後、ぐれ続けるマロニーに、判事は“教育係”ヤンをつける。自分もかって“不良”だったヤンは、何とかして少年の心を開こうとする。

映画はマロニーの6歳から18歳までを描いている。少し前向きになったかと思うと、警察に補導されるマロニーを、判事フローランスは見守り、軌道を修正しようとする。漂流し続ける少年の、唯一の港のように。彼女の愛情は厳しく温かい。人間を変えられるのは、人間の愛情だけだ。

いつもうつむいている少年の顔を太陽に向かって上げさせようとする、フローランス役のカトリーヌ・ドヌーヴが圧倒的な説得力。職業訓練所でスカウトされたマロニー役、ロッド・パラドはシロウトと思えない演技。セザール新人男優賞を獲得した。
2016年フランス映画祭オープニング作品
2016年8月6日、シネスイッチ銀座にて公開

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『太陽のめざめ』
エマニュエル・ベルコ監督作品
仏語タイトル『La Tête Haute』
主演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ロッド・パラド、ブノア・マジメル、サラ・フォレスティエ
120分