パリの歴史散歩

シャンゼリゼ物語

シャンゼリゼのお店 登場年代
1900年:サロン・ド・テ La duree
1910年:ルノーショールーム
1913年:ゲラン
1926年:リド アーケード
1930年:映画館 エリゼ・ゴーモン
1962年:ドラッグストア
1967年:ピザハウスPINO
1988年:マクドナルド
2005年:ルイ・ヴィトン、Nike
幅70m、長さ1910m、世界一美しい通りと呼ばれるシャンゼリゼ大通り。Adidasの世界一大きいブティックがオープンし、ジダンやシッセがオープニングに登場し、数日後には超豪華ホテルフーケツ・バリエールが落成式、話題を集めている。このシャンゼリゼ大通り、私が初めて歩いた30年前は、今のようにマルチナショナルではなく、パリジェンヌ・パリジャンのシックを集めたような通りだった、と記憶している。

今あるお店のうち一番に登場したのはどれでしょう?なんてクイズにしたら面白いけど、答えは意外、ラ・デュレだ。(お店の登場年代は左リストを参照。)

1996年、1㎡あたりの年間賃貸料は2300ユーロだったのが、今は、偶数番号(凱旋門に向かって右側)で1㎡あたり1万ユーロ(150万円)という途方もない値段。(ADIDASの例)以前は日当たりの関係で、偶数側が奇数側の2倍したが、最近はその差がぐんと縮まったそうだ。ちなみに天下のルイ・ヴィトンは奇数側。今は、北と南で優劣ができている。北側、凱旋門からジョルジュⅤまでに、カルチエ、モンブラン、ヴィトンなど老舗高級ブランドが並び、南に降りるほど、外国資本の大衆ブランド(GAP、ZARA、NIKE・・・)という傾向だ。ゲランの数メートル南にSephoraが店を構えているのはシャンゼリゼの今日を要約している。 それだけの賃貸料を払ってもシャンゼリゼに店舗を構えるのは、この通りが世界のショーウィンドウの役割をしているから。一日平均15万人が通り、その70%は旅行者、週末には50万人に上る。普段は50人を超える警官が巡回し、週末はこれに憲兵隊と機動隊が加わり、警備の密度もフランス一。あと何がフランス一かというと、トイレとゴミ箱をがないこと。次回は「シャンゼリゼでトイレに行きたくなったら」を特集しようかな?