モンパンシエ、ボジョレー、ヴァロア、プルーの4つのギャルリーがパレ・ロワイヤル公園を取り囲んでいる。オルレアン候は、回廊の建築にかかった費用を取り戻そうと、地上階を店舗にして貸すことにした。噴水や花壇のある美しい公園を人々は散歩し、子供を遊ばせ、雨が降れば回廊に駆け込み、商店をひやかしたり買い物をした・・・18世紀末の優雅な時間が今も流れている。夏には噴水の周りで日光浴や読書をする人で賑わい、冬枯れの風景の中では、ダウンジャケットでコロコロした子供が走り回る。高さの違う白黒の円柱が並ぶ入り口で、子供を遊ばせておいて、大人は、回廊の古美術商やモードの店を覗いて歩く。ヴィンテージで知られるあのDidier Ludot(コレット広場から入って左手のGalerie Monpensier 20-24番地)、50-60年代のエルメスやディオールのバッグ、オートクチュールのドレスなど、この年代のモード好きにはため息のコレクション。公園を横切った対面に、La Petite robe noire(リトル・ブラック・ドレス)という自らのブランドの店がある。また、2005年末にはパッサージュのウインドウ全部を使って、1950年代からのディオールの作品を展示して話題になった。Didierさん、見かけはキザだけど、50年代60年代モードの知識とセンスはスバラシイ。そして右手の回廊Galerie de Valoisには、エルメスのシューズデザイナーとしても知られる
Pierre
Hardy(156番地)。エルメスでは、いかにもエルメスな靴を作っているせいか、自分のブランドでは欲求不満解消とばかりのびのび遊んでいる。この回廊をさらに進むと、セルジュ・ルタンスの香水をそろえた、SHISEIDO PURFUMS。19世紀の香水屋さんの佇まいだ(私に香水をプレゼントするときには、こういうとこで買ってね!)