ギャルリー・ヴェロ・ドダ
Galerie Vero Dodat

豚肉屋のヴェロさんと財政家のドダさんが投資して1826年に作ったギャルリー・ヴェロ・ドダ。ジャン=ジャック・ルソー通り/rue Jean Jaques Rousseauとブロワ通り/ rue Bouloiを結んでいる。
当時、《Messageries Laffite et Gaillard》 という駅馬車の会社がこの入り口にあり、乗り合い馬車を待つ旅行者がお店をひやかしたり買い物をしたりして、パッサージュの繁栄期となる。
第二帝政期になり、駅馬車屋が店じまいし、やはり繁盛していた印刷屋兼書店のAubertも引き払うとパッサージュはとたんに寂れてしまう。
1997年に修復され、ベル・エポックの美しい内装が蘇った。
ギャルリーの入り口(Jean Jaques Rousseau通り側)のクリスチャン・ルブータン/Christian Louboutainと、もう一方の入り口のバイ・テリー/By Terryは華やかな活気。それ以外は過去の夢に浸っている静かな回廊で、19世紀の亡霊が出やすそうな雰囲気だ。

さて、クリスチャン・ルブータンはご存知のように、シンデレラみたいな靴を作るクリエーター。靴の裏が赤いのもコケットで、デフィレでモデルが歩くたび赤がちらつき、「あっルブータンの靴!」とわかる仕組みになっている。しかし、普段の生活で靴のウラに注目してもらうというのは結構むずかしい。カトリーヌ・ドヌーヴやシャロン・ストーンなど有名人顧客が多い。
By Terryはサンローラン・コスメのディレクターだったテリーさんの、「オートクチュール」なメイク用品。なかでも、「くすみのない肌色」に力を入れていて、肌の色に合わせてファンデーションを作ってくれる。最近ではアンチエイジングの基本ケアにも力を入れている。
その隣のカフェ、カフェ・ドゥ・レポックはベルエポックの内装だけでなく料理もけっこう美味しい。昼時は近所で働く人で活気づく。
過去と現在が仲良く共存するパッサージュだ。

Galerie Vero-Dodat

19,rue Jean Jaques Rousseau – 2,rue Bouloi 75001 Paris
パッサージュは日曜以外、7〜22時まで。
お店は19時には閉まる。
Metro : Tuilerie, Palais Royal (1番線)

19,rue Jean Jaques Rousseau 75001 Paris