フレンチ・コード
ガイドブックには載っていないパリとフランスとフランス人の日常

パリ旅行は散歩に限る!歩いて初めて見える、街角に残る歴史ある建物やパッサージュをご案内します。

パッサージュ・ヴィヴィエンヌ | Passage Vivienne

2007/10/16

19世紀はじめ、公証人議会長マルシューは、富と成功の象徴として、「パリで一番美しく魅力的なパッサージュ」を作らせた。それがギャルリー・ヴィヴィエンヌ。1826年に開き、当時は仕立て屋、靴屋、ワイン商、本屋、手芸材料屋、版画商などが軒を並べ、多くの人が訪れた。第二帝政期から、高級な店がシャンゼリゼとマドレーヌに移転したため、ギャルリーは一時寂れるが、1960年代から再び活気を取り戻している。

ガラス張りのドームから淡い光の差す、モザイクの敷石に一歩足を踏み入れると、気分は19世紀。芸術的なインテリア造花のEmilio Robia、古本屋、Legrandのワインカーヴなど雰囲気にあった顔ぶれだ。オート・クチュールのデフィレの舞台になることも多い。モードのブティックも厳選されていて、眺めて美しい服が多い。第一ここにZARAなんかがあったら興ざめだ。鳥居ユキさんもブティックを構えている。さらに進むと、インパクトの強い、飾っておきたいような服が並ぶウィンドウ。ブランド名もロゴも出さず、「服を見ればわかるだろう」というこの自信は、そう、ジャン・ポール・ゴルチエのブティックだ。

そこでパッサージュは終わるが、まだ現実に戻りたくなくて引き返す。
時が止まったようなパッサージュは束の間の脱日常をかなえてくれる。

入り口:4 rue des Petits Champs, 5 rue de la Banque, 6 rue Vivienne 75002 Paris
毎日8時半から20時半まで
Metro : Bourse (3番線)

パッサージュ・ヴィヴィエンヌ | Passage Vivienne

パリの歴史散歩