スタッフ体験記、プロヴァンス アルル〜アヴィニョンの旅
un week-end en Provence

太陽燦燦の春と夏、人が少なくてしっとりと美しい晩秋。パリより寒さが緩く、柔らかい日差しが心地よい冬。四季を通して表情の違うプロヴァンス地方。TGVで行って、集中してその魅力に浸れる旅「プロヴァンスの田舎町をまわる1日」をご紹介するに当たって、スタッフが2泊3日の週末旅行に行ってきました。


1日目:アルル


金曜の朝、パリのリヨン駅からTGVに乗り、アルルへ。車窓を流れる風景も南へ向かっているのを感じさせる。なるほど、フランスは美しい国、と眺めて、4時間の旅も長く感じない。
プロヴァンスは晴れ。まず、予約をしておいたL”Hotel Particulierへ向う。

このホテルは、アルルの旧市街に位置する隠れ家的ホテル。細い道に慎ましくたたずむ扉を開けてなかに入ると、そこは別世界!
塀と緑に囲まれていて外からは予想できなかったが、塀の中に広がる空間は、外の庶民的な風景とあまりに違うので、急に外界と遮断されたような感覚になる。
ホテルは全部で3棟からなっており、入口から入ってすぐの母屋は古き良き時代が感じられる建物。わたしたちの部屋は別棟で、プールのある中庭からのびる階段を上がったところ。歴史ある外観とは裏腹に白と焦げ茶を基調としたモダンかつ重厚感のあるインテリア。バスルームには丸いバスタブがあり、部屋と同様モダンなデザイン。隅々までセンスのよさが感じられる。部屋の入り口にあるポーチからの中庭の眺めもすばらしい。このホテルは、19世紀初頭、アルル市長がパリの建築家に依頼し建設した建物を改装したものだそう。 あまりに快適なので、このままずっとホテルでのんびりしていたいが、町も散策しなければ。

ユネスコ世界遺産に登録されているアルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群や、ヴァン・ゴッホが描いた跳ね橋、カフェなど、見所はたくさんある。
まず、観光案内所に行ってアルルの遺跡を回れる共通チケットを購入し、中世期に聖地巡礼の通過地点として栄えたというサン・トロフィーム教会へ。彫刻が刻まれた柱の並ぶ回廊がある、ロマネスク様式の教会だ。それから、円形闘技場、古代劇場、コンスタンティヌス浴場を見学し、古代ローマ時代に思いを馳せる。
アルルはこじんまりと小さく、旧市街を散歩するのも楽しい。温かみのある石畳の小道や、石造りの小さな建物など、見ているだけでなごむ。
カフェでお茶をしていると、地元の人たちが話しかけてくる。人懐っこいという噂も本当だ。気候も人柄もとってもおだやかな土地柄なのだ。