バレンシアガ、暗闇の作品
Balenciaga, l’oeuvre au noir

モード界の『巨匠』『クチュリエ中のクチュリエ』と呼ばれるクリストバル・バレンシアガ(1895-1972)。それまでコルセットで胴を締め付けていたシルエットを完全に変えた:バルーン(1950年)、チュニック(1955)、サックドレス(1957)・・・ミニマルでエレガントなドレス・スーツは当時スペイン女王、ベルギー女王、モナコのグレース王妃、ウィンザー侯爵夫人、ジャッキー・ケネディなどに愛され、後に続く多くのクチュリエに影響を与える。オスカー・デ・ラ・レンタ、彼のアトリエで働いたクレージュ、ジヴァンシー・・・

ブールデル美術館で開催中の『Balenciaga, l’oevre au noir/バレンシアガ、暗闇の作品』。
ブールデルの彫像の間に、違和感なく佇む黒いドレス。
バレンシアガ展、暗闇の作品/Balenciaga, l'oeuvre au noir

ブールデル(1861-1929)はここに住んでいたので、展示はアパルトマン、薄暗いアトリエに続く。各部屋に1-2点しかバレンシアガの作品がないので欲求不満になりながら、草花の茂る中庭を通って、1992年にクリスチャン・ド・ポルザンバルクが増設した別棟に着くと、一挙に50点以上のドレス、スーツが並んでいた。

バレンシアガ展、暗闇の作品/Balenciaga, l'oeuvre au noir

バレンシアガ展、暗闇の作品/Balenciaga, l'oeuvre au noir

一番驚くのは少しも時代を感じさせないシルエット、どの服も今着れる(着たい!)。レース、タフタ、シルク、ウール、マット&艶あり・・・黒の様々な表情とその艶やかさ。
ディオールもサンローランも山本耀司も彼の影響を受けているように思える。
服の説明をみると、ナニナニ侯爵夫人、男爵夫人の寄贈というのが多かった。ヴィンテージの王、 ディディエ・リュドが貸し出しているのもあった。
ブールデル美術館の庭も美しいし、お奨めのエクスポです。7月16日まで。

Balenciaga, l’oevre au noir

MUSÉE BOURDELLE
18, rue Antoine-Bourdelle, Paris 15e
Tél : + 33 (0)1 49 54 73 73
メトロ:モンパルナスービアンヴニュ/ Montparnasse-Bienvenüe(4-6-12番線)
開:火~日、10h-18h
閉:月、祝日
入場料:10ユーロ、7ユーロ、18歳以下無料

18, rue Antoine-Bourdelle 75015 Paris