- 縞柄の旅行かばん、1885年
- Stephen Sprouse、2005年
19世紀末、産業化の時代。“荷造り用木箱製造と梱包業”を17年間学んだルイ・ヴィトンは、1854年にオペラのrue de la Paix近くに自分の店を開き、他の同業者と差別化するため、『モードの梱包』に特化した。間もなく、シャルル=フレデリック・ウォースが始めたオート・クチュールは、日の出の勢いを見せ、rue de la Paixに店を開く。ルイ・ヴィトンは学んだノウハウを駆使し、防水加工をしたトリアノンと呼ばれる布帛でmalle(マル=旅行用衣装ケース)を作る。未来を見越した彼の選択は成功を収め、マルはストライプ、格子縞の布帛とバラエティを増やしていく。彼の亡き後、1896年、息子のジョルジュによってかの有名なモノグラムが生まれる。
21世紀初頭、グローバリゼーションの時代。1997年にLVのアート・ディレクターに就任にたアメリカ人マーク・ジェイコブス。ブランドの143年の歴史は守りつつ、新しい世代を意識したプレタ・ポルテ、バッグ、靴を世界中に発信しなければならない。
2001年にはステファン・スプルース、2003年村上隆、2008年リチャード・プリンス・・・マーク・ジェイコブスが選んだ“ゲスト”たちがクラシックなモノグラムのバッグにカラフルな遊びをもたらす。ジェニファー・ロペスやマドンナが広告のイメージになる。
最初のフロアがルイ・ヴィトン、上の階がマーク・ジェイコブスに当てらていて、2人の世界のコントラストがよくわかる。ルイ・ヴィトンが上の階を見たら何と言うだろう? 1世紀後の人たちがマーク・ジェイコブスのモードを見たら何というだろう?
Louis Vuitton-Marc Jacobs
Musée des Arts décoratifs
107 rue de Rivoli 75001 Paris
9月16日まで
開:火-日 11h-18h
木 11h-21h
閉:月
メトロ: パレ・ロワイヤル/Palais Royal
チュイルリー/Tuileries(1番線)



