フレンチ・コード
ガイドブックには載っていないパリとフランスとフランス人の日常

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ベルナール・マグレズ ワインの試飲講座 | Cours de dégustation - Bernard Magrez

2007/05/01

極上ワインとわかりやすい説明、
ベルナール・マグレズのデギュスタシオン(試飲)講座

フランス人の家に呼ばれて注がれた白ワインを一口飲み「柑橘系の果物とドライフルーツの香り・・・ボルドーグラーヴですね」なんてすごくキザだけど、一度いってみたい。冬にヒットした映画「Prete-moi ta main」の中で、シャルロット・ゲンズブールが“フィアンセ”の家に招かれ、さりげなくワイン通を披露して、一目置かれてしまうシーンがあったっけ。
通をひけらかすのは嫌味だけど、少し知識があれば味わい方も、味自体も変わってくるはず。と期待してでかけたベルナール・マグレズのデギュスタシオン(試飲)講座。
ベルナール・マグレズはボルドー、ラングドック・ルーシヨンをはじめ、ポルトガルや南米、カリフォルニアまで35のブドウ畑を所有し、個人所有では世界一と言われる。オペラにある彼のカーヴには、製造法にもこだわった彼のワインだけが美しく並んでいる。


今日、試飲するのはまずボルドーグラーヴの白:Clementin du Pape Clement 2001。
冷えた黄金色の液体が注がれるが、すぐ飲んではダメ!まず、色と“輝き方”を観察。色はともかく輝き方なんて考えたこともなかった。ワインが若いほど輝いているんだそう。次はNez(鼻)と呼ばれる、香り。香りには、

アカシア、さんざし、すいかずら、すみれ、薔薇・・・
果物 アプリコット、バナナ、苺、レモン、桃・・・
ドライフルーツ くるみ、ヘーゼルナッツ、プラム、アーモンド・・・
植物系 しだ、ミント、松、樹脂、タバコ、トリュフ・・・
スパイス シナモン、ロリエ、タイム、バジル、ペッパー、ナツメグ、しょうが
焙じた香り 炒りアーモンド、キャラメル、カフェ

などなど。いくつかの香りが絡み合い、複雑な香りを作っているのが優れたワインということ。さて、このClementin du Pape Clementは何の香りがするでしょう?といわれても、訓練していない鼻では、ぶどうの匂いしか感じられない。さらにグラスの中に鼻を突っ込むようにしてクンクン・・・やっと「柑橘系の、レモンの香り?」「それもあります、その他には?」うーん、降参!試飲の講師を25年やっているというベルテ氏が助け舟、正解は「ドライフルーツ」。6年経っているワインなので、新鮮なフルーツよりドライフルーツの香りのほうが勝っているそうだ。さて、やっと味わうことができる。最初は快い酸味が感じられ、その後に丸みのある味が広がる。ワインの口の中での持続時間をコーダリーといい、10-12秒が最高値だという。このワインは8秒。サイトでも扱っているコーダリーの意味まで習ってしまった。そういえばあのブランドもボルドーワインファミリーですね。
このあと、2種のワインを試飲したが、詳細を書いていたら長編小説になってしまうので、ごく簡潔に書いておこう。
Chateau Latourcarnet 2004:1本目のワインより若いので、輝きが強く、新鮮なフルーツの香り。かすかな苦味はヨードのせいで、土地が海に近いから。魚料理、それもシンプルな焼き魚に合う。
Le Sublime Chateau Fambrauge:言われて気づくバニラの香り。長いコダリー、私は3本の中で一番好きだった。

このデギュスタシオンをして何が変わったかというと、今まで大して色や輝きに気をとめず、香りも楽しまず、グビグビ飲んでいたワインの再発見である。とりわけ私たちが迷うのが「この料理にはどんなワイン?」だが、基礎的知識があると、迷う時間も縮小されるというもの。ベルテ氏の説明も明快で判りやすく、「この香り、なんだかわかる人?」なんて質問されると、小学生のように「ハイ!」と手を挙げたくなってしまう。
一緒に参加したジャーナリストのMはさかんに「飲み足りない、せっかく開けたんだから全部飲めばいいのに」と不満そうだったが、「好きだけど強くない」人には調度いい量。今回はジャーナリスト対象だったので3種だったが、通常5種飲ませてくれるそうだ。白ワインにはチーズ、赤だとソーセージやサラミも一緒に供される。

コース内容

火曜日・金曜日19h30~21h30、3名から予約を受け付けています。
※8月15日から2週間はお休みです。

テーマ別ワインの試飲
1. ラングドック-ルシヨンの名ワイン
2. CHATEAU POUMEY の赤と白を年代順に
3. 2004年の類稀なボルドー・ロゼ
4. CHATEAU GRANDS CHENESを年代順に
5. Le ClEMENTIN DU CHATEAU PAPE CLEMENT赤と白を年代別に
6. 世界のワイン比較
7. CHATEAU FOMBRAUGE Saint-Emilionグラン・クリュ1979~2002
8. CHATEAU PAPE CLEMENT赤 2003-1998
9. CHATEAU PAPE CLEMENT赤 1996-1970
10. ボルドーの類稀な白
11. 手作りの特別醸造赤ワイン5種
12. Saint-EmilionからBlaye、ボルドー右岸のワイン
13. Medoc からHaut-Medoc、ボルドー左岸のワイン
14. CHATEAU LA TOUR CARNET グラン・クリュを年代順に
ワインと食べ物の相性(夜のみ)
1. 南仏の食材(1925年創業のMaison Castaingが選ぶ、フォアグラ、鴨のマグレ)とワインの組み合わせ方
2. チーズとワインの正しい組み合わせ

各コース、5種類のワインを味わいます。
お値段は試飲するワイン、参加人数、通訳の有無で変わりますが、例えば、 「Medoc からHaut-Medoc、ボルドー左岸のワイン」のコースに4名参加、通訳つきの場合:85ユーロ、 「CHATEAU FOMBRAUGE Saint-Emilionグラン・クリュ1979~2002」のコースに4名参加、通訳つきの場合:180ユーロ となります。
ご希望のコース、人数、通訳の有無をお知らせいただければ、料金をお送りいたします。
人数、予算に応じて見積もりも可能ですので、お気軽にお問合せください。

※ どんなワインでも12本お買い上げの読者の方にマグナム1本をプレゼントします。
 ご来店の際に『フレンチコードを見た』とお伝えください。

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