パリ16区、閑静な住宅街にあるカトリーヌ・ミュラーのブティックでブーケ作り。フラワー・アート初体験のスタッフが、ウキウキしながら5分前に到着すると、会場には先生と生徒が2人だけ。おしゃべりしながらテーブルの上に花や道具を準備している最中。リラックスした雰囲気に安心しつつ、エプロンをつけ、簡単な自己紹介などしていると、「道が渋滞しちゃって!」「出かける直前に電話が!」と2人のマダムがにぎやかに登場。
この日の参加者は5人。私以外、全員フランス人のマダム。うち2人は今回で3回目の受講だそう。ノルマンディー地方のオンフルールからわざわざ来たというマダムもいる。

今日のテーマはロマンチックなブーケ。テーブルに人数分に等分された美しい花は、前日に先生がランジスの市場で購入したもの。淡いピンクがひときわ目を引くスイトピーを発見し、「明日のブーケはこれ!」と決めたそう。このスイトピーを中心にイメージを膨らませてバラ、ラナンキュラスなど同じトーンの花を選んだ。きれいなだけでなく、とってもいい香り。
まず、ブーケにする下準備。バラのトゲをナイフで削り、茎の下部にある葉を取り除く。長さをそろえ、捨てる部分を少なくするようテクニックを教えてくれる。みんなが作業にとりかかると、先生がお茶をいれてくれた。
全員の準備が終わったところで、先生がお手本を見せてくれる。1本のバラを中心に、束を回転させるようにして花を1本ずつ加えていく。形は、丸すぎず、平らすぎず、その中間を目標に。微妙な濃淡があるピンクの花に、薄い黄緑色の葉を組み合わせていく。先生がやると簡単に見えるが、思い通りにはいかないもの!色だけでなく、花の大きさや形も様々なのでまとまりがつかず、バラバラになってしまう。無言で取り組む私をよそ目に、手馴れたマダムは口も手もよく動く。今日が3回目の受講というマダムは、茎がまっすぐなものばかりなのでやりやすいと余裕。先生が全員を見てまわって、形を直したり、アドバイスしてくれるから初めてでも安心。
それぞれブーケが出来上がったら、ひもで茎の部分を結ぶ。これにもテクニックあり。片手ではなかなか難しい。先生にお願いしてやってもらっているマダムもいた。結び終わったら、長さのまちまちな茎の部分をカット。そして、紫色の薄紙とグレーの紙でラッピング、色合いがフランスっぽい。全員ブーケの出来に満足そうだ。
このクラスの講師はシリル・コルソンという男性。クリスチャン・トルチュのもとで働き、雑誌や美術館、シャトーのデコレーションなど、フローリストとして13年の経歴を持つ。クラスの人数は最大で8人。少人数なので先生に質問もしやすい。
この日は天気もよく、「週末みたいだね」と終始なごやかな雰囲気だった。手作りブーケをもって会社に戻ると、みんながわーっと集まってきた。「自分で作ったの?」「すごーい!」という反応に、気分も鼻も高々。若い女の子だけじゃなく、おじさんたちにも大好評。そういえば、フランスの男の人はよく花を買うんだった。これからブーケは買うだけじゃなくて自分でも作ってみようかな。
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ロマンチックなブーケになる花たち
1人分はこれくらい。下準備が終了したところ。
手早くまとめる先生のお手本では簡単そう。
かわいいブーケの出来上がり。
出来上がったブーケの包み方も学びます。
会場カトリーヌ・ミュラーのブティック
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