稽古 de パリ

パリのアパルトマンでお料理教室 meeting the french

オペラ座から程近くにあるステキなアパルトマンでお料理教室が開かれている。フランス人のキッチンで、フランス人の普段の暮らしぶりが垣間見られるお料理教室だ。このアパルトマンに3匹の猫と暮らすミリアムは、おおらかで優しい雰囲気のマダム。自分の家に人を招いて、寛いだ雰囲気で自分の好きなお料理を教えたいと、この教室を始めた。

18時30分頃アパルトマンに到着。明るいキッチンの真ん中にある大きなテーブルに人数分のエプロンや道具、食材が準備されている。
この日に参加したのは、フランス人4人(うち男性2人、しかも父と息子)、在仏15年というイギリス女性1人、短期留学中の日本女性2人。みんな普段あまり料理はしないそう。ということは、レベルは初心者~中級者。
この日のメニューは、前菜:にんじんのポタージュ、メイン:パスティーヤ、デザート:スフレ。

まずはパスティーヤに入れる野菜の準備から。パスティーヤとは、マグレブ地方(北アフリカ)の料理で、薄い生地にスパイスたっぷりの野菜やお肉などを詰めて焼いたパイ。フランスではお馴染みらしいが、私は初体験。先生が野菜の切り方、包丁の使い方を丁寧に教えてくれるので、各人がそれに習って野菜を切る。料理教室は初めてという父息子、慣れない手つきで頑張るお父さんが微笑ましい。トマト、なす、ズッキーニなど、小さく切った大量の野菜は、ソースにしたり炒めたりして、薄い生地に包んでいく。定番のレシピではなく、新しいレシピで料理の基本を学ぶという感覚がおもしろい。
メインの準備ができると、次は前菜のポタージュ。コトコト煮込んだにんじんに、オレンジの皮とEau de fleur d'orangerを加える。この組み合わせ、出来上がりが楽しみ。
そして、デザートのスフレ。「ショコラとグランマルニエどっちがいい?」という先生の問いに、女性が全員一致で「ショコラ!」で、チョコレート味のスフレに決定。こんな、リラックスした雰囲気で授業が進められていく。

ミリアムが教えてくれるレシピは、家に帰っても簡単に作れるもの、野菜やお肉など材料を変えて自分なりにアレンジできるものばかり。この日のメニュー3品ともそう。定番のフレンチから、最近人気のエスニック料理までレパートリーは豊富。また、包丁の使い方、炒めるときのお鍋の動かし方といった基本的なテクニックと共に、お料理のちょっとしたコツも教えてくれる。例えば、トマトソースを作るときはトマトの酸味を和らげるのに砂糖を入れる、緑色の野菜を茹でるときは色をきれいに仕上げるために蓋をしない、などなど。ちょっと気をつけるだけで料理の腕前がワンランクアップしそうなことばかり。質問にも丁寧に答えてくれる。

料理が終わったら、エプロンをはずしてキッチンから食卓へ移動。いよいよ試食!食器がセッティングされたテーブルでおしゃべりをしながら待っていると、先生が前菜のにんじんのポタージュを運んできた(ここでは盛り付けとサーブは先生がやってくれる!)。かわいいお皿に入ったスープはオレンジの香り高い濃厚な味。ワインのボトルが開けられ、メインのパスティーヤが登場。シナモンと粉砂糖がまぶされたその姿に「デザートじゃないのに…?!」と訝ったが、スパイスの効いた野菜と交わると不思議とおいしい。やさしい味。
その後、全員でキッチンへ戻って、デザートのスフレの仕上げ。卵白の泡が消えないように、オーブンに入れる直前にクリームと混ぜ合わせ型に入れる。焼きたてをいただくと、外はふんわり、中はとろとろ、チョコムースやフォンダンショコラよりも軽い口当たり。
先生も交えておしゃべりをしながらデザートを食べ終えるともう22時!あっという間に時間が過ぎた。試食とはいえ、フルコースをいただくので、参加した人たちと交流する時間がたっぷり。料理を覚えるだけでなく、友達作りのいい機会にもなりそう。

  パリのアパルトマンでお料理教室
使いやすそうな道具が揃った、明るくて広いキッチン
パリのアパルトマンでお料理教室
今日の料理に使う材料と道具たち
パリのアパルトマンでお料理教室
白いシャツの女性がミリアム。ハーブについて説明中
パリのアパルトマンでお料理教室
みんな熱心に野菜を切る。雰囲気は終始なごやか
パリのアパルトマンでお料理教室
これを包んで焼いたものがパスティーヤ
パリのアパルトマンでお料理教室
授業も終盤。スフレの型にたっぷりバターをぬる
パリのアパルトマンでお料理教室
お料理が終わったら、この部屋で試食
パリのアパルトマンでお料理教室
ミリアムの家の猫ちゃん

講習は毎日(月~土曜)午前中。生徒数は8人まで。
料金は、1人113ユーロ。
月曜以外(火~土曜)はマルシェ見学もあり。マルシェ見学付きは、1人150ユーロ。
言語は仏・英語。先生が英語でも説明してくれる。オプションで日本語の通訳もあり。
デザートやチョコレートなど、ご要望に応じたクラスも可能なので、詳しくはお問合せを。


2010年8月のメニュー

4日(水曜日) 10h45-13h45
- トマトのガスパッチョ、ワサビのアイスクリーム添え
- 鰯とバジルのタルト
- 桃のロースト、オリーヴオイル、レモン、バジル風味

5日(木曜日) 10h45-13h45
- オリーヴの冷たいスープ
- ポークフィレミニヨンのコリユール(南フランス)風
- さくらんぼのソテーとフロマージュブランのアイスクリーム

6日(金曜日) 10h45-13h45
- 野菜コンフィのミルフイユ
- 鯛の切り身、ハムとバジル包み、マグロのソース
- 桃とアプリコットのローストのクランブル

7日(土曜日) 10h45-13h45
- ビーツのガスパッチョ、ピンクシャンティイー添え
- タラのブランダード、ドライビーフのミルフイユ
- アプリコットのタルト(パイ生地とアプリコットクリームの作り方)

9日(月曜日) 10h45-13h45 
デザート特集
- 苺タルト(タルト生地、カスタードクリーム、アーモンドバター)
- ラ・フランボワジーヌ (メレンゲ、シャーベット、ピンク シャンティイー)

10日(火曜日) 10h45-13h45
トマト特集
- マルチカラーのトマトサラダ
- トマト・ファルシ
- トマトとイチゴ、すいかのミルフィーユ

11日(水曜日) 10h45-13h45
- ビーツのソフトスパイス入りガスパッチョ
- 鯛のフィレ、チョリゾ包み焼き
- イチゴのチーズケーキ

12日(木曜日) 10h45-13h45
- ナスのミニシャルロット・ヤギのチーズ
- 鶏のオージュ渓谷風(シードル煮込み)
- 桃のオリーヴオイルとバジルロースト

13日(金曜日) 10h45-13h45
- ナスのトマトと蜂蜜コンフィ
- ガンバス海老のプロヴァンス風
- ラ・フランボワジーヌ

14日(土曜日) 10h45-13h45
- ビーツのソフトスパイス入りガスパッチョ
- 鯛のフィレ、チョリゾ包み焼き
- ラ・フランボワジーヌ

16日(月曜日) 10h45-13h45 
- ナスとトマトのコンフィ
- ポークフィレミニヨン、コリユール(ルシヨン地方)風味
- 桃のオリーヴオイルロースト

17日(火曜日) 10h45-13h45
- ナスのミニシャルロット・ヤギのチーズ
- ガンバス海老のプロヴァンス風
- チーズケーキとイチゴのアニス風味のヴェリーヌ

18日(水曜日) 10h45-13h45
- メロンのスープ
- 本家 鱈のブランダード
- ティラミス風レモンムース

19日(木曜日) 10h45-13h45
- トマトとナスのコンフィ
- 鶏のオージュ渓谷風(シードル煮込み)
- ラ・フランボワジーヌ

20日(金曜日) 満席

21日(土曜日) 10h45-13h45
- ビーツのソフトスパイス入りガスパッチョ、ピンクシャンティイー
- 羊肉のモーリタニア風
- ラ・フランボワジーヌ

23日(月曜日) 10h45-13h45 
- トマトとナスのコンフィ
- 鶏のオージュ渓谷風(シードル煮込み)
- いちじくのロースト、バラ風味のフランボワーズのソルベ

24日(火曜日) 10h45-13h45
- アボガドの冷たいスープ
- 羊肉のイチジク包み焼き
- ピーチメルバ

25日(水曜日) 10h45-13h45
- ジョエルのトマトサラダ
- ソフトスパイスのサーモンパイ
- アプリコットのタルト

26日(木曜日) 10h45-13h45
- 4種チーズのサモサ、ハーブのサラダ
- ポークフィレミニヨン、コリユール(ルシヨン地方)風味
- ラ・フランボワジーヌ

27日(金曜日) 10h45-13h45
- 鴨のコンフィのサモサ
- 本家 鱈のブランダード
- 桃のロースト サフラン風味、アーモンドシロップのパンナコッタ

28日(土曜日) 10h45-13h45
- ナスとトマトのコンフィ
- ガンバス海老のプロヴァンス風
- レモンタルト


※ 当日のマルシェの入荷状況や、生徒さんたちの事前の要望があった場合、メニューが変わることがあります。