香水大博物館|Le Grand Musée du Parfum

香水専門店はどんどん増えるのに、パリには香水博物館がなかった。そこで、50余りの個人企業が資金を出して2016年末に開いたグラン・ミュゼ・デュ・パルファン。そのロケーション(フォーブール・サントノレ)、建物(1400平米の元貴族館を改造)、そして新テクノロジーを使った展示の仕方から、集まった資金が半端ではないのが窺える。
テーマが分かれた3フロア、道順は地階から:

香水の歴史

香水の誕生から近代の香水製造の到来までを説明するフロア。クレオパトラ、マリー・アントワネット、カサノヴァ・・・香りで誘惑していた歴史的人物のギャラリーから始まり、時代ごとの香水の使われ方、香水にまつわる伝説と逸話、当時の香水瓶、近代の香水作りの発展までが説明されている。
古代エジプトの最初の香水kyphiを嗅ぐことも。

香水大博物館/le Grand Musée du Parfum

Photo by Irene de Rosen

香りにまつわる逸話の影絵アニメーションが面白い。残念ながら、説明は英語・仏語のみ。いずれ日本語・中国語も加わるのでは?

感覚世界へ
歴史のお勉強をした後は、香りの化学と嗅覚の不思議に触れる階へ。視覚や聴覚などに比べて、“動物的”というイメージがあり、おざなりにされていた嗅覚。でもその働きは大きい。香りの記憶は、人、場所、食べ物、香水・・・につながり、思い出を喚起したり、危険を知らせたりする。
この階は3つの章-入門編、実践編、感覚世界に浸る編-からなり、香り当てクイズも。【香りの庭】では、バラ、チョコレート、海、コーラ・・・など色々な香りの大きな花に囲まれる。

香水大博物館/le Grand Musée du Parfum

調香師のアート
最後の階は香りの原料、調香師がそれをどう“料理するか”に充てられている。有名調香師のインタビューフィルム、25余りの香りの原料を嗅ぎ、その歴史や使われている有名香水の話が聞ける装置がは優れもの。美しい日本語解説あり。

香水大博物館/le Grand Musée du Parfum

地上階に降りてくると、有名香水が一堂に会していて、香りを嗅いだり、ボトルのデザインを楽しめる。香水の購入も可能。

香水大博物館/le Grand Musée du Parfum

遊び心とテクノロジーが楽しめて、香りに対する考えが変わる(!)。日本人はあまり香水をつけないと言われるけど、香りの演出も顔や服装と同じに大切なんだ、と実感する。見学は1時間半~2時間をみるのがお奨めです。

Le Grand Musée du Parfum

73, rue du Faubourg Saint-Honoré 75008 Paris
開:火-日、10h30-19h(金は22hまで)
祝日(月に重なった場合も開館)
休:月
入場料:14.5ユーロ
子供(6-12歳)5ユーロ
子供(13-17歳)9.5ユーロ
シニア(60歳以上)9.5ユーロ
メトロ:ミロメニル/Miromesnil(9.13番)
サンフィリップ・デュ・ルール/Saint Philippe du Roule(9番)
フランリン・ルーズヴェルト/Frinklin D Roosevelt(1.9番)

73, rue du Faubourg Saint-Honoré 75008 Paris