イタリアンパセリ persil plat
 肉、魚、キノコ、パスタ、スープ、野菜料理に欠かせない基本的なハーブ。フランスでは、パセリをみじん切りするとき、コップとはさみを使う。葉の部分を逆さにコップに入れ、はさみでちょきちょきと切っていく。刻んだパセリとにんにくを合わせた《ペルシヤードpersillade》にオリーブオイルをたらしてピザにのせたり、ムール貝、エスカルゴのソースに加えたり、とびきりの脇役となってくれる。熱を加えると風味がなくなるのでご用心。
エストラゴン estragon(タラゴン)
肉、魚、卵料理に使われ、ピクルスやマリネにも欠かせない。バターやクリームソースなど濃厚な料理とも好相性。白ワインビネガーにエストラゴンを漬け込んだ、エストラゴン・ビネガーも人気。家庭でも簡単に作ることができ、ドレッシングやマヨネーズを作る際に使えば、素敵なアクセントになる。
アネット aneth(ディル)
フヌイユやアニスの仲間で、何ともいえない独特の香りが後をひく。サケやマスなど、川魚料理を抜群に引き立ててくれるハーブ。ヨーグルトやサワークリームに加えてジャガイモに添えたり、スモークサーモンに散らしたり、北欧の香りを堪能できる。
シブレット ciboulette
ニンニクやニラ、エシャロットと同じ仲間で、かすかなオニオンの香りがする。オムレツ、サラダ、サーモンのリエット、チーズやバターに混ぜ込んだり、ゆで卵を刻んだサラダ・ミモザに飾ったり、幅広く活用できる万能ハーブ。ベランダで簡単に栽培できるので、常備しておきたい。
ミント menthe
 ロマンティックなギリシャ神話がもとになるミントはハーブの人気者で、すっきりと爽快な香りが特徴。細かく刻んで、小さくくり抜いたメロン、クスクス(スムール)、干しぶどうと混ぜ込めば、定番のお惣菜タブレの豪華版に。ベトナム名物のフォーやネム(小さな揚げ春巻き)を食べる時にも欠かせない。オレンジやいちごのフルーツ・サラダに少量加えるのもおすすめ。マグレブのとろけるように甘~いミントティーにも多用される。
コリアンダー coriandre
タイやベトナムなどのエスニック料理にかかせないハーブ。癖のある香りで好き嫌いが真っ二つに分かれる。刻んでサラダのドレッシングに加えたり、カレーの香り付けにも効果的。ライスペーパーにゆでた春雨、きゅうり、もやし、ニラ、海老、豚肉を一緒に巻いて、甘辛いタレをつけていただく生春巻きに入れても美味しい。
セルフォイユ cerfeuil(チャービル)
ユリ科で、ネギの1種。穏やかな香りと繊細な風味をもつハーブ。オムレツやサラダに入れたり、お菓子のデコレーションに使ったり、品のいい上等な一皿を演出できる。ただ、持ちが悪いので早めに使い切ることをお勧めします。
バジル basilic(バジリコ、バジリック)
 シソの仲間で、さわやかな芳香が魅力。「ハーブの王様」ともいわれる、イタリア料理や地中海料理にかかせない食材。松の実やオリーブオイルとあわせてペースト状にしたソース・ピストゥーや、シンプルに茹であげたパスタにオリーブオイル、塩こしょうとちぎったバジルを和えただけの一皿も美味。トマトやモッツァレラチーズとも相性がよく、サラダやピザに最適。最近は、いちごやチョコレートと合わせたデザートが人気上昇中。
ローズマリー romarin
南仏出身の豊かな香りをもつローズマリー。若鶏、仔羊、仔牛のオーブン焼きはもちろん、刻んでパンに混ぜ込んだり、ソーセージに入れても、素晴らしい風味を発揮する。乾燥させたものは、タイムやローリエと一緒に束で売られている。このブーケ・ガルニは、フランスでは煮込み料理の定番食材で、様々な料理に活用できる。
ロケット roquette(ルッコラ)
「貴婦人のスミレ」という別名をもつ、イタリア原産のハーブ。ピリッとしたほろ苦い味とゴマのような風味が特徴。マーシュ、エンタイブ、ほうれんそう、タンポポの若葉とともに、いろんなサラダ菜を混ぜ合わせたニース名物のサラダ・メスクランにかかせないハーブ。
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