フランス・市場物語

メロン、スイカ|Melon、Pasteque

メロン、スイカ Melon、Pasteque
↑ 肉厚でねっとりとした舌触りのシャロンテ種

メロン、スイカ Melon、Pasteque
↑ メロンはフランスで最も人気のある果物

メロン、スイカ Melon、Pasteque
↑ 夏のお馴染みスイカ
 
そろそろ夏本番だというのに、曇り空が続く近頃のパリは、なんだかぱっとしない。とはいってもマルシェには、つやつやに輝くさくらんぼ、アプリコット、桃類がズラリと並び、夏の風物詩が出揃った感じだ。もちろん「夏の王様」メロンは堂々と君臨している。フランスで“最も人気のある果物”といえば、真っ先にメロンが挙がる。5人に一人が一番好きなフルーツに挙げているという。最もポピュラーな品種はシャロンテ種の、皮が薄緑で縦にすじの入った(10本が理想の数だそう)オレンジ色の果肉をもつもの。その豊かな芳香と肉厚でねっとりとした舌触りが特徴で、中でもプロヴァンスのカヴァイヨン産は、一級品として名を馳せている。ところでフランスでメロンといえば、「食後のフルーツ」というより、前菜としてのイメージが強い。生ハムとメロンの組み合わせは定番だし、丸ごと一個を横半分に切り、真ん中にポルト酒を注ぎこんだ、一人半個をいただくMelon au Portoも人気がある。メロンの食べごろは八百屋のご主人に聞くのが一番だけど、完全に熟していない場合は、しばらく常温で追熟してから食べるのがいい。甘みの足りないものは、マルサラ酒やポルト酒をふりかけると、見違えるような味わいに。
さて、夏の風物詩といえばスイカもその一つ。お馴染みの緑&黒のシマ模様の大玉は、メロンと同じくアペリティフやサラダに登場する。その他にも、シマなしのダークなグリーン、くすんだ黄色、円形もしくは楕円形など、種類は多彩で、瓜にも似たさっぱりした喉越しが魅力だ。そもそもスイカはウォーターメロンともいうだけあって、この二つの果物の境界線はあいまいなのだ。
レシピ
メロンとスイカのガスバッチョ
材料
メロンとスイカのガスバッチョ【4人分】
メロン 1個
スイカ(種なし) 1/4個
食パン(耳をのぞく) 1枚
オリーブオイル 大2
クセレス酢 大2
レモン汁 1/2個
エスプレット産の唐辛子(なければ
カイエンヌペッパー)
塩(あればゲランド塩)、白コショウ


作り方
1. メロンを半分に切り、種を除いてスプーンで実をとり出す。スイカも同様に実をとり出す。
2. ミキサーにメロン、スイカ、食パン、オリーブオイル、クセレス酢、レモン汁をいれ、液状にする。
3. 滑らかになったら、塩、コショウ、唐辛子で味を整える。
4. こし器にかけ、冷蔵庫で休ませる。
5. きりりと冷えた頃、器に盛って氷を二つ加える。

☆ 仕上げにミントの葉を飾ると、爽やかな一品になる。
レシピ
エビのオードブル
材料
エビのオードブル メロン 1/2個
スイカ メロンと同量(約500g)
エビ 12~16個
オリーブオイル 大5
フランボワーズビネガー 大1
バジルの葉 3~4枚
塩、コショウ
エスプレット産の唐辛子


作り方
1. えびは殻をむき、背中に切り込みを入れ、背綿を取り除いておく。
2. メロンとスイカは、スプーンで丸くくり抜く。
3. バジルの葉は、細かく手でちぎっておく。
4. ボールにオリーブオイル大匙3杯とフランボワーズビネガー入れ、よくかき混ぜ、塩、コショウで味を整える。
5. 4のボールに、2のメロンとスイカ、3のバジルの葉をくわえ混ぜ、冷蔵庫でしばらく休ませる。
6. 食卓に並べる直前に、フライパンを熱し、残りのオリーブオイルでえびに焼き色をつける。塩、コショウ、唐辛子で、味をととのえる。
7. メロンとスイカを彩りよく並べ、香ばしく焼きあがったエビを飾る。粗引きコショウをひいて、温かいうちに食卓へ!
レシピ
超お手軽タブレのサラダ
材料
超お手軽タブレのサラダ 【8人分】
市販のタブレ(クスクスのサラダ) 1パック
メロン 1/2個
レモン 1/2個
干しブドウ 適量
赤ピーマンのオイル漬け 2個
ミントの葉 3~4枚
バルサミコ酢 大1


作り方
1. メロンは種を除き、丸くスプーンでくり抜く。
2. ほしぶどうは熱湯にくぐらせ、柔らかくしておく。
3. 赤ピーマンは細かく刻む。
4. ボールにタブレをあけ、バルサミコ酢、レモン汁を加え、メロン、干しぶどう、赤ピーマンを静かに混ぜ合わせるミントの葉をちぎり入れ、塩で味を整える。

☆ お惣菜店やスーパーなどで簡単に手に入るタブレのサラダも、一手間かければ、豪華な一品に。持ち寄りパーティーや冷製のオードブル、バーベキューのサイドメニューとしても大活躍する。