3月11日:ユベール・ド・ジヴァンシー死去

オートクチュール黄金期の最後の一人、高級プレタポルテの先駆者、美男で有名なクチュリエ、ユベール・ド・ジヴァンシーが亡くなった。91歳。
1952年からオートクチュールのコレクションを発表。『麗しのサブリナ』『パリの恋人』『ティファニーで朝食を』『シャレード』・・・でオードリー・ヘップバーンの衣装を手掛けた。彼女はジヴァンシーのミューズになり、ジヴァンシーの香水L’interdit/ランテルディ(1954)のイメージモデルにもなった。女優が香水の広告に登場するのは彼女が初めて。
その他、顧客にはジャクリーヌ・ケネディ、グレース王妃、グレタ・ガルボ、ローレン・バコール、ジャンヌ・モロー・・・

43年間、朝7時にはアトリエに着く生活をしていたが、新しいファッションシーンに自分の場所はない、と1988年にLVMHの傘下に。1995年に引退。
「私は、世界一美しい職業を、いい時代にすることができた。モデルたちはエレガントで、顧客の女性たちは辺鄙なところに行くにもちゃんとお洒落をしていった」
ジーンズやテニスシューズでパーティに行くモードに彼の美的感覚はついていけなかったのだ。

ジヴァンシー死去

ジヴァンシー死去