フランスのニュース

フランス中西部で自爆テロ未遂?
2008-04-29
毎年1月に「国際マンガフェスティバル」が開かれるヨーロッパ有数のマンガ・シティ、アングレーム。フランスの中西部、ボルドーの近くにあります。ここで28日、マンガみたいな事件が起こった。
59歳の男が、30キロのダイナマイト、30リットルのガソリン、雷管、ロープ、そして拳銃まで携えた重装備で逮捕された。どう見てもテロリスト。ではそのターゲットは? アングレームといえば陸軍の駐屯地がある。軍に対決を挑む狂気のランボーなのか? と思ったら、このヒト、妻を寝取った相手を巻き添えにして自分も死ぬ覚悟だったとか。なんとも意識の低い自爆テロ。
しかし、30キロのダイナマイトなんてどこから入手したのでしょうか。それだけの熱意があれば、古女房なんてさっさとあきらめて、新しい女性と付き合うことなんていとも簡単な気がするのだが。こんな人物がいるとなると、不倫も命がけです。オトウサン、覚悟してください。
ゲンズブールの伝記映画
2008-04-28
もうすぐ5月。あの68年5月から40周年というわけですが、68年がポリティックな年だとしたら、69年は…? フランスでは誰もがエロティックな年と答えるでありましょう。
69という数字のイメージから『69年はエロの年』という曲をつくったのが故セルジュ・ゲンズブール。日本ではフレンチポップ好きや一部のマニアから熱烈な支持を受けながら一般にはそこまで知られていないが、フランスでは国民的歌手。多くの有名ミュージシャンに曲を提供したアーティストであり、挑発的な言動でメディアを騒がせたポップスターでもある。
そのゲンズブールの生涯を描いた映画がつくられる。マンガ家のジョアン・スファールという人が企画し、監督するという。
そしてこのたび、主役、つまりゲンズブール役の俳優が決定した。国立高等演劇学院出身で、現在イザベル・ユペールらとともに舞台に出演しているエリック・エルモスニーノ(Eric Elmosnino)がその人。全体の印象としてはあまり似てないが、無精髭、大きな目、大きめの鼻が共通項か。髪に隠れてよくは見えないが、耳もデカそう。
完成予定は「エロの年」からちょうど40年となる来年2009年。でもこのテの伝記物って、本人の強烈な個性や生き様を超えられなくて、たいていつまらないんですよねえ。
近未来の風景
2008-04-24
今年はフランスや日本などが学生や労働者の運動に揺れた1968年から40年。ちなみにきょう4月24日は、ちょうどその時代に新宿・花園神社境内の紅テントで「状況劇場」の公演を行った唐十郎さん(薄毛)の息子さん、大鶴義丹さんの40歳の誕生日。鴨のローストが有名なパリ・カルチェラタンの中華料理店「美麗華酒家」(ミラマ)には、彼に似た無愛想なウェイターがいるので要チェック、ってこんな話をするはずじゃなかったのだ…。
そう、1968年といえば、あの「2001年宇宙の旅」が公開された年。あの当時の未来が現在、というか過去になっているのだから、時のたつのは早い。新聞に2030年には…、などという話題が載っていたとしても、そう遠い未来の話ではないことに気づかされる。
で、ようやく本題。24日付のリベラシオン紙には、いまから「わずか」22年後の2030年に、ヨーロッパでは75歳以上の人口が現在より72%増になる、という記事が載っていた。いまでさえ独り暮らしのお年寄りが多いというのに、介護の問題はどうなるのだ、というワケ。ヨーロッパの高齢者(75歳以上)は、独り暮らしが多く、とくに女性では62%が家族と離れて暮らしている(男性は19%)。ほぼまったく身寄りがない老人も、女性19%、男性12%に達する。老人の孤立をいかに防ぐか、これからの社会の課題であります。
ネット婚、初夜に破局
2008-04-23
警察官が労務者に変装して張り込み捜査をしたり、麻薬の売人や娼婦に化けてオトリ捜査をしたり、というのは昔からある。ところが最近は、警察官が子供のフリをして小児性愛者を摘発する、なんて行為もあるようだ。
小児性愛事件が深刻なフランスでは、インターネットを通じて子供たちに近づこうとするヘンタイを発見すべく、子供向けの出会いサイトを見張っている刑事さんがいるらしい。怪しいヤツには、子供のフリをしてアプローチするわけだ。
子供を引っかけようと子供になりすましているヘンタイと、ヘンタイを捕まえようと子供になりすましている刑事がチャットをしたりメール交換をしている図を想像するとなんとも奇妙です。相手の顔が見えないネットが隆盛する時代ならではの光景か。
さて、「相手の顔が見えない」ことを悪用して、女性になりすます男、いわゆる「ネカマ」はネットの誕生以来からある存在ですが、ネカマならぬほんとうオカマさんに「だまされ」ちゃった話がドイツから。
55歳のウルフガングさんが38歳のランディさんと出会いサイトで知り合い、実際に会うことになった。実物のランディさんは、送られてきた画像以上に魅力的。その後もデートを重ね、ついに結婚にまでこぎつけた。ふたりはキスをしただけで、挙式の日まで清い関係をつづけたという昨今では実にめずらしいカップル。
そして待ちに待った初夜。恥じらうランディさんの服を脱がせたウルフガングさんが見たものは…、自分の股間にあるのと同じイチモツだった、というのがオチ。「新妻」は本名・ラルフという男だったことが判明した。当然、結婚(ドイツではフランスと同じく、同性カップルには結婚に準ずるパートナーシップのみが認められている)は解消。「おたのしみ」はあとにとっておく、なんてことはしないほうがいいのですね。
フランスの名優が頭突きで罰金刑
2008-04-18
4月18日は「よい歯」の日だそうで。こういうナントカの日にはおなじみのたんなる語呂合わせなんですけどね。だったら11月8日でもイイじゃん、と思ったらあったんですね、「いい歯」の日。ははは。6月4日は虫歯予防デーだったよな。ま、これくらいしつこい呼びかけが必要なほど歯は大事ってことですな。なんたって、噛み合わせの悪さが大事な頭蓋骨のゆがみにつながってしまう可能性もあるのですから。
さてその頭蓋骨、脳を守る働きもあるが、攻撃も最大の防御、ってなワケでやられる前にやっちまえ、というときの強力かつ有効な武器としても使われる。いわゆる頭突きってヤツです。フランス語だと一般にはcoup de tete、俗にcoup de bouleといいます。
頭突きといえば、いちばん多く用いられるのはプロレス。大木金太郎(本名キム・イル、故人、薄毛)がかつて頭突きの名手といわれ、アントニオ猪木の顔面を血まみれにしたのも記憶に新しい(ってどこが)。ボボ・ブラジル(故人)と「頭突き世界一決定戦」を繰り広げたのは…もう30年以上前の話ですよ、オトウサン。
最近では何といっても世界的に有名な頭突きの使い手は、ジネディーヌ・ジダン(薄毛)で文句ナシ。いやー、ジダンはさすがやな、ケンカのときもサッカーのルールを守って手を使わなかった、と称賛されました(ウソ)。
ところで、同じくフランスに頭突きで話題になった有名人がいる。俳優ジェラール・ドパルデューであります。この方、フィレンツェで若い女子と市場でお買い物を楽しんでいたところ、イタリア人パパラッチに激写され激怒、相手の顔面にヘッドバットを食らわせた。2005年の10月というからジダンよりずっと前の話ですな。妻だった元ボンド・ガール、キャロル・ブーケと別れたころというタイミングでしょうか。あの巨体から繰り出される頭突き、しかも顔面、さぞや痛かったでしょうな。4日間仕事を休んだくらいのケガで済んだそうですが、カメラマン氏はドパルデューを告訴。そして2年半以上を経た今月16日、ようやくフィレンツェ地裁から判決が下され、ドパルデューに800ユーロの罰金命令が下った。長期にわたって争ってたったの800ユーロ。これじゃ家賃の足しにしかなりませんわな。
アノ歌姫がパリにスピード滞在
2008-04-04
マスコミが常套句として用いる表現の中には、なんとも恥ずかしいものが少なくないですな。「歌姫」なんてのもそのひとつ。う・た・ひ・め、ってなんか知らんがキモチワルイのよ。日常会話で使ったら、鳥肌効果バッチリですヨ。オトウサンは歌丸(薄毛)のほうが好きだなあ。
で、その歌丸、じゃなかった歌姫ですが、この冠がいちばん使われている方といったら、マライア・キャリー嬢でしょう。最近は豊満、を通り越して貫禄と呼ぶにふさわしい堂々たる肉感で周囲を圧倒しております。
そのマライア姫が先日パリにお出ましになったとか。4月14日に発売される新作のプロモーションです。アルバムのタイトルは「E=MC2」。物理学上の神秘、7オクターブの声でアインシュタインに挑戦だ。
さて、新作のショーケースがパリはアレンクサンドル3世橋の下で行われることになったが、待てど暮らせどマライアはんは来ない。17時の予定が、3時間たってもマラ来ない。イアたまらんわ、と思ったころ20時半にご登場。
パリの交通事情はひどいですからね、わかります、わかります、それよりお疲れでしょう、ってアンタ、彼女の宿泊先は目と鼻の先のジョルジュV(ブイと読まないように、サンクですからね、オトウサン)ホテルだっていうじゃありませんか。
遅刻の理由は「不眠症」。明け方まで寝つくことができないため、昼は行動不能だそうだ。しかしもうひとつの理由は、ひとつ衣装を着てはコレじゃダメ、着替えるたびにコレもダメ、という妥協を許さぬ徹底したプロ意識にあるそうで。お化粧もタイヘンです。十数人からなるヘアメイク・チームを従えてきたというから、「ひとりパリコレ」。支度に3時間かかるのも当然です。
さあお出まし、となって記者会見で受けた質問が「美しさを保つ秘訣は?」ときた。コレ、フランス人お得意の皮肉でしょうか。記者会見を終えたマライア姫、すぐに帰国。帰るのは早いですよ、プライベート・ジェットですからね。おつかれさまでした、周りの方々。
サッカー場での人種差別問題が再燃
2008-04-02
各チームとも7〜8試合を残すのみとなり、大詰めを迎えているリーグアンことフランスのプロサッカーリーグ。リヨンが7連覇に向けてひた走っているが、上位チームだけでなく、下位チームの戦いぶりにも注目が集まる時期。というのも、下位3チームはリーグドゥ(2部リーグ)の上位3チームと入れ替えられてしまうからなんですな。
その当落線上にあるのが、パリ・サンジェルマン(PSG)とランス(Lens)。どちらもこれまで強豪に数えられてきたチームだが、今シーズン(PSG は昨シーズンも)はどうも歯車が噛み合わず低迷を続けている。ただし、リーグ戦とはべつのリーグ杯というトーナメント形式のカップ戦では本来の実力を発揮し、両チームとも決勝に残った。
先日3月29日にスタッド・ド・フランスでその決勝戦が行われ、PSGが接戦をモノにしたが、勝負とはべつのところで後味の悪さを残した。というのも、PSGの一部サポーターが「小児性愛者、失業者、近親交配のふるさと、シュティの地へようこそ」と書かれた横断幕を掲げたからなんですな。“シュティ”とは、フランス北部ピカルディー地方の人々に対する俗称で、この横断幕のフレーズは最近公開された『シュティの地へようこそ』というコメディ映画のタイトルから拝借している。
横断幕は、試合の観戦に来ていたサルコジ大統領の指示もあって、ほどなく撤去されたが、「人種的な偏見を助長し、差別をあおる悪質な行為」としてメディアも大きく取り上げた。ランスのクラブ会長が、PSGと当事者に対する処分を要求してプロリーグ連盟(LFP)に提訴したのに続き、ランス市も被疑者不特定のままパリ大審裁判所などに訴状を提出した。
サッカー場での差別行為はいわば恒常的な問題で、これまでもたびたび取り上げられてきたが、2月に起こったいわゆる「ウワドゥ事件」でいっそうクローズアップされるようになった。ヴァランシエンヌのモロッコ人主将、ウワドゥ選手がスタンドから浴びせられた人種差別的な野次に対し、ハーフタイムに観客席まで駆け上がって抗議したことが話題を呼んだのだった。野次の主は対戦相手メッスのサポーター(37歳)で、すでに裁判の審理が終了しており、判決は4月8日に下される(求刑は執行猶予付き禁固3ヶ月と3年間のスタジアム立入禁止)。
この事件でメッスもクラブとして責任を問われ、LFPから勝ち点1ポイントの減点処分を受けた。メッスは現在リーグで断トツのビリ。来シーズンの2部降格が決定的だから、減点自体のダメージはないが、今回の横断幕の問題でPSGが同様の処分を受けるとなると、当落線上にあるだけに深刻に響く。ひいきのチームを応援するあまりとはいえ、人種差別的な言動は刑法に明記された犯罪行為。「マッチョな世界」としてサッカー場だけが特別扱いされる時代はもはや終わり「たかが観客の野次」では済まされない風潮にようやくなってきた。それにしても、これがもとで名門のPSGが降格の憂き目にあえば、さらに大事件。誰もが事の重大さ、サポーターが担う責任の大きさに気づくだろうが、選手たちや、真面目に応援してきたサポーターたちが気の毒だ。
同性愛カミングアウトのアノ人がパリ滞在
2008-03-28
ロンドン、サンフランシスコと並んで「ゲイのメッカ」と称されるパリ。なんたって市長サン(ドラちゃんことドラノエ氏)がカミングアウトしているくらいですからね。そのパリに、R.E.M.のマイケル・スタイプ(薄毛)が恋人同伴で来ていた、というニュース。恋人、オトコの方です。最近、雑誌のインタビューでカミングアウトしたそうで。もう隠さなくてよくなったのね。
R.E.M.を知らない方のために申し添えますと、1983年にデビューしたアメリカのロック・バンド。デビュー・アルバムはその年の「ローリング・スートン」誌のベストアルバムに選ばれた。マイケル・ジャクソンの「スリラー」が出た年ですから、大したもんです。当時はフサフサのロン毛だったスタイプですが、抜け出してから頭を丸め、クネクネした動きと相まって、ゲイ疑惑は絶えることがなかった。今回、晴れてカミングアウトしたことで、薄毛も同性愛も隠さない堂々たる男となった。
先月、テキサスのフェスティバルでは、新曲を1月に急死した俳優・ヒース・レジャーに捧げている。カウボーイの同性愛をテーマにした映画「ブロークバックマウンテン」で主役を演じたカレです。男同士のラブシーンが衝撃でした。
マイケル・スタイプの今回の来仏は、恋人とのお忍び旅行、というワケではなく、R.E.M.のライブ収録が目的。カナル・プリュス局が先週20日と21日に収録し、4月23日22時50分に放映される。
サッカー実況アナが急死
2008-03-26
サッカーの欧州選手権「ユーロ2008」の開幕まで2ヶ月とちょっと。この大会、激戦を勝ち抜いたヨーロッパの14チームが激突するもので、欧州勢にくらべ見劣りは否めないアジア、北米、オセアニアにも出場枠があるW杯よりも断然オモロイというのがサッカー通の見方。
そんな中、ユーロ2008に出場するメンバーの「最終選考」となり得る重要な試合が26日のイングランド戦。この試合の最大の見どころは、まさかのユーロ予選敗退の大ショックから再出発を図るイングランド代表に、あのベッカムが復帰すること。しかも代表100試合目。
…だったのだが、もうひとつ、予期しない出来事が訪れた。それも悲しいニュース。民放TF1局でフランス代表の試合実況を担当し、サッカーファンに親しまれたティエリ・ジラルディさんが25日、心不全で亡くなってしまったのです。49歳。当然、何もなければ26日のフランス対イングランド戦の実況を行なうはずだった。
フランス代表の実況といえば、長らくティエリとジャン=ミッシェル(解説)のコンビがおなじみだった。ただしティエリといっても、ベテランのティエリ・ロラン氏(薄毛)で、1998年にフランスがW杯で優勝したとき、トリコロールのアフロかつらをかぶってお茶の間を湧かせたお方。その名物アナの退職(その後、M6で復帰したが)に伴って、2004年からフランス代表戦の実況と日曜朝のサッカー番組「テレフット」の司会を務めるようになったのが、もうひとりのティエリ、ジラルディさんだった。
前任者のロランさんが40年以上にわたりフランス代表戦を実況してきた名物アナウンサーだったため、交代当初は“役不足”を不安視する声もあったが、すぐに不安も払拭。その熱い語り口はサッカー中継に欠かせない声となった。とくに2006年W杯決勝戦でジダンがマテラッツィにヘッドバットを浴びせ退場処分になった場面で発した「ジネディーヌ、なぜだ!?」の悲痛な叫びはいまなお鮮明な記憶として耳に残っている。
ジラルディさんはパリのラグビーチーム、スタッド・フランセの副会長も務めるほどのラグビー通でもあった。昨年フランス中が夢中になったラグビーW杯でも名調子で魅了してくれた。サッカー界のみならず、フランス全体にとって、その突然の早すぎる死は、ベッカムの代表復帰など吹っ飛ぶほどの衝撃のニュース。選手たちもイングランド戦に喪章をつけて臨み、試合前に1分間の黙祷を捧げる。
家事とセックスの関係
2008-03-14
米国はカリフォルニアにリバーサイド大学というのがあるんだそうですな。正確にはカリフォルニア大学リバーサイド校か。なんか安手のラブホテルみたいな名前ですが。そういえば井上羊水、おっとまちがいた陽水もうたってましたね、♪ホッテルはリバ〜サイド…、ココだけ聴くとCMソングみたいだなあ。♪ホテル、ニュー塩原ッ!とかみたいにねえ。
で、このホテル・リバーサイドの研究チームが、家事とセックスについて興味深い(?)レポートを発表した。「現代家庭評議会」という機関のホームページに掲載されている。
報告書をまとめたスコット・コルトレーン教授は、「男性が家事をすればするほど女性は幸福になります」と語っている。そんなの学者サンに言われなくてもわかりますがな。
ただ、男性の家事負担によって女性の満足度が増すことで、夫婦生活「夜の部門」も円満になると指摘しているのがこの報告書のミソ。社会学的、人間行動学的に分析すると、妻は家事をしてくれた「ご褒美」に、セックスの要求を受け入れることもあるらしい。なにも意識的にそうなるとは限らない。女性の心理には、大事にされているという思いが相手に対する愛情を生み、その愛情が性的関心を呼び起こす、というメカニズムがあるらしい。
でも、家事はキッチリやるが、外では大して働かない「ハウスハズバンド」に女性の目から見た性的な魅力があるのかどうか…。研究チームははそこまで突っ込んだ調査をしてくれなかったようで。
ま、きょうは「ホワイト・デー」ですし(フランスにはもちろんそんな習慣はないが)、オトウサン、どうですか、すすんで皿洗いでもしてみては。なんだ、バレンタインデーでサービスしたうえ、1ヶ月後もワシがサービスせにゃならんのか、なんて言っているようじゃダメよ。こういう機会を有効に活用しないと。
家事とセックスの関係
2008-02-26
アメリカは大統領選予備選、フランスは地方選で盛り上がっておりますが、ロシアは大統領選。投票まであと1週間を切りました。こちらは「しらけムード」らしい。なんたって、誰が見たって出来レース。プーチンが後継に自分の右腕、メドベージェフ第1副首相を指名、自身は首相に「降格」して権力を維持するというシナリオなのですから。メドベージェフはロシアの超巨大企業グループ、ガスプロムの会長。副首相が大企業の会長だなんて、ナハハ。この方の公約がふるっている。「汚職一掃」ですと、ナハハ。ま、とにかくこれでロシア最高指導者のフサフサ→薄毛→フサフサと交互に続く「伝統」は守られた。薄毛プーチンのあとの大統領(ほぼ決定事項)は42歳のフサフサ、なかなかの男前です。
ところで、フランスの前大統領、薄毛のシラクさんが久々に公の場に姿を現しました。25日にシラク財団が主催したシンポジウムで、自閉症患者への対策強化を訴えた。翌26日はパリで開催中の農業見本市を見学。障害者問題、農業問題と得意分野で存在をアピールした。農業見本市では、にっくきサルコジが「失せろ、タコ」発言で集中砲火を浴びているさなかだけに、農民からの熱い歓迎に上機嫌だったとか。もちろんジャポンマニアのシラクさん、日本ブースの見学も欠かさなかった。パリの日仏コミュニティ向けフリーペーパー「ボンズ〜ル」2月号のお茶特集でも紹介されている静岡茶を味わったようです。情報提供:ボンズ〜ル
フランス人のガン統計
2008-02-22
フランス国民の医療統計を管理する国立機関INVSによりますと、過去25年間でフランス人のガン患者数は2倍に増えたといいます。2005年に新たにガンに罹患した人は、およそ32万人。男性が18万人で女性が14万人。けっこう性差があるのですね。
部位別に見ると、男のトップ3は前立腺、肺、結腸・直腸、女のトップ3は乳、結腸・直腸、肺。日本の統計と比べると、女性はほぼ同じだが、男性がかなり違うのが興味深い。日本のオトウサンはまず肺をやられ、次に胃、そのあと肝臓とくるのだが。なんかシロウト目にも、タバコ、酒、仕事のストレスが過剰な毎日の生活ぶりが見えてくるような気がします。
一方、フランス人男性に前立腺ガンが多い原因は?前立腺といえば精液をつくるところだから、フランス男はセックス好きという先入観(事実?)に引きずられて性生活のせい?とも思ってしまうが、医学的にはっきりと原因が解明されているわけではなく、一般的には乳製品の食べ過ぎ、緑黄色野菜の不足などと言われております。うーん、フランス人のチーズ好き、野菜不足を考えるとたしかに説得力はありますな。食生活がフランス化しているオトウサンはお気をつけください。トイレが近い、オシッコに勢いがない、キレが悪い、なんていう場合は要注意です。
サルコジ息子やっぱり出馬
2008-02-21
今月もあと10日を切りましたな。3月になると地方選挙(9日と16日)。マスコミもエレクション、エレクションと騒いでおります。フランス語や英語でこの話をするときは「L」と「R」の発音の区別に気をつけてくださいね、「選挙」が「勃起」になってしまうおそれもありますから。
目下フランスでもっとも注目されている候補は、といいますと…、個人的には97歳のおばあちゃん候補、ポール・ドンフュさん(ルアーブル市)を推したいところですが、世間的にはジャン・サルコジでしょうな。
オヤジに似てない長身の金髪・ロン毛、ってちょっとよく見てごらんなさいよ、顔クリソツよ。しゃべり方も同じ。キモチワルイくらい。オバサマたちがハンサムって言ってるって? ウーン、ワカラン。
そのジャンお坊ちゃま、まだ21歳なのですが、ついに選挙に出馬することになった。といっても市長候補ですったもんだしたヌイイ市議選ではなく、県議選。前継母と仲のよい市長候補(大統領報道官)を応援するフリして途中で投げ出し、自分にスポットライトが当たる格好になった。親父譲りの策士ぶり?
日本では地方議会の被選挙権は25歳以上だが、この国は18歳以上なんですね。父親も若くして政界にデビューしたが、ヌイイ市議に初当選したのは22歳だった。身長以外にもオヤジ越えを図ろうってワケか。ま、父から頭の回転の速さと巧みな弁舌、政治勘を受け継いでいるとしても、まだまだ世間は知らないでしょうから、気をつけてね。とくに新しい義理のママにね。あの方、父親と付き合ってて息子を食った前科がありますからね。
ところで今回の地方選、最年少の候補者は別にいるのです。リヨン郊外のブロン市長選に立候補したマクシム・ヴェルネールくん、18歳。こちらも2世かというとさにあらず。オトウサンはアルメニア出身のタクシー運転手だそうです。なかなか地に足がついていると評判。しかし若者の選挙人登録を促そうと、昨年末に旅行や金券が当たるキャンペーンをやっており、倫理的にいかがなものかと物議をかもしてもいる。商売人の方が向いているのかもね。
ヒゲの権力者が引退
2008-02-20
フランスでもニュースで大々的に報じられておりますよ、カストロの話題。エッ、ニュースで?フランス人もお下劣やなあ、噂には聞いてたけど、排泄物を愛好するなんてタイヘンなヘンタイ、ってチョット待てや。それはスカトロ。フランス語でいうウイルス性の胃腸炎はガストロ(gastro-enterite)、長崎名物といえば、ちゃんぽん(カステラっていえよ)。ってあんまりしつこいと嫌がられますので、このくらいにして…、ヒゲもじゃでおなじみのキューバの最高指導者、フィデル・カストロ議長の引退であります。
フランス外務省の公式見解は、「引退の決定について了解した。キューバ人民に対する親愛の情を新たに表すとともに、キューバを民主化と人権尊重に導くための協力を惜しまない」というもの。ま、ブッシュの発言とほぼ一緒。
カストロのキャッチフレーズだった「反帝国主義闘争」なんてすっかり時代遅れの言葉になってしまいましたものねえ。しかし「帝国主義」は顔を変えながらしっかり生き続けているのではないですか? 世界からヒゲ面の権力者がどんどんいなくなって、ツルンとした顔の、しかし腹はいっそう黒そうな、そんな支配者が増えていっているような、そんな気がしませんか?
あの世界的スターがパリで手術
2008-02-15
サッカー選手といえば、プロスポーツの中でもバラエティ豊かな髪型が有名。ベッカムのソフトモヒカン(べつに彼がはじめたワケではないが)は一躍チビッコを含む(オトウサンは含まない)一般市民にも広がりましたが、何もサッカー選手の突飛な髪型はいまにはじまったことじゃない。
古くはイングランドのボビー・チャールトン(バーコード、これは好んでやった髪型ではないと思うが)、コロンビアのカルロス・バルデラマ(金髪のたてがみ)。80年代にはもちろん、ウルフカットが大隆盛。過去のサッカー選手のユニークな髪型を集めた写真集もあります。最近の選手はなんだかこじゃれてて物足りません。
唯一イカすのがブラジルが生んだスーパースター、ロナウド。なんたって子連れ狼の大五郎カットにまで果敢に挑戦しましたからね。最近はチリチリのクセ毛を無造作に伸ばしてサイドを短めにした金正日スタイル。この髪型、エラく不評で、サポーターや所属するACミランのベルルスコーニ会長(元首相、自毛植毛)からブーイングが高らかに鳴り響いていた。ブーイングには、高い年俸のくせに試合に出ないことに対する腹いせの意味もある。ケガが絶えず、試合に出ても全盛期の身体のキレとはほど遠いのったりしたプレー。そのくせ、練習嫌いの夜遊び好き。
そのロナウド、先日ひさびさに出場したと思ったらわずか2分でケガ。それも診断の結果、膝蓋腱断裂という重症で全治9ヶ月だった。14日にパリ13区にあるサルパトリエール病院で手術を受けた。手術は成功したが、なにしろ31歳、もはや第一線への復帰は困難、とも見られている。
またお騒がせのサルコジ家
2008-02-12
誰ですか、先週末からのニュース映像で報道陣に囲まれている金髪ロン毛の青年は? ジャン・サルコジ? サルコジってまさか? ええ、あの元モデルと3度目の結婚をしたばかりのフランス共和国大統領、その最初の女房との間にできた次男坊です。
そのお坊ちゃまが、なんとパリ郊外有数の金持ちタウン、ヌイイ・シュル・セーヌの市長になる? なんて噂が駆け巡ったのですねえ。まだ21歳なのですが。というのも、ヌイイといえばオヤジが1983年、わずか28歳で市長になり、その後20年にわたって市政を牛耳ったサルコジ・タウンなのです。おまけに前任者は最初の妻のおじさんだったんですねえ。というわけで、政治的野心をもつお坊ちゃまをいつか市長の椅子に、と担ぎ上げる一派がいても不思議のない地盤なのです。
しかし21歳はいくら何でも早すぎる。なのにこんな噂が流れたのは、サルコジ党UMPの市長候補だったマルティノン氏が3月の市長選で勝てない、という憶測が強まったからなんですな。マルティノン氏は大統領報道官でいわゆる「落下傘候補」。これ以上、サルコジ色に染まらせてたまるか、という対立候補や市民がマルティノン氏の名前に引っかけ、「マルティノン、ノン、ノン」という大キャンペーンを展開していた。そこで応援に駆けつけたのがジャンお坊ちゃま。しばらく精力的に活動していたが、敗色濃厚の世論調査結果が新聞に掲載されるやいなや、応援をやめると発表した。
結局、マルティノン氏は立候補を取り下げることに。大統領報道官の辞表も提出したが、これは大統領が受理しなかった。で、注目のUMP市長候補は? 21歳の金髪ロン毛? 去年スクーターで事故を起こし、そのまま逃走しちゃったと言われているヤツ? いやいや、党は保守陣営の対立候補だった風呂満タン、じゃなかったフロマンタン氏を推すことに。大事な大統領の牙城でむざむざ負けるワケにはいかず、勝ち馬に乗らざるを得なくなったようです。そうこうしているうちにも、大統領の支持率は急落を続けております。
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