いやーモウ3月。きょうはひな祭ですねえ。最近のお子さんの中には幼鳥をお祭りする日だと思っているのがいるとかいないとか、いないらしいですけど。でもこの時代、人形屋さんはだいじょうぶなのでしょうか。顔が命のほうが吉徳、家紋を入れるのが久月、コマーシャルはまだ森光子かなー、もう代替わりかなー。
世間はひな祭よりもホワイトデーでしょうねえ。もちろんフランスには存在しません。男も女もバレンタインデーにプレゼントを交換し合ってオシマイ。1ヶ月先に答えを待つ、なんて悠長なことはしませんわ。だいたいバレンタインデーなんて、オンナがオトコにチョコッとあげて、1ヶ月後にタップリお返しを、なんて目論む謀略じみたイベント、なんてのはとっくの昔にバレてんですがな。しかしホワイ? なぜホワイトデーというネーミングなのか。チョコが黒だから白なのか? 男女関係もこの1ヶ月の間に白黒ハッキリつけようじゃないか、ってことなのか?
で、本題に入って、そんな中フランスではですねー、愛の告白ならぬ死の脅迫が世の中を震撼とさせております。2月末にミッシェル・アリヨ=マリ内相、ラシダ・ダチ法相というふたりの女大臣が相次いで「殺すゾ」という内容の手紙を受け取った。たんなるイタズラですまないのは、両方とも実弾が同封されていたこと。
さらに、与党UMPの元重鎮、シラク前大統領(
薄毛)の懐刀といわれたアラン・ジュペ元首相(
薄毛、ボルドー市長)、同じくUMPのクデール上院議員(ベジエ市長)、ジャック・ブラン上院議員(ラカルヌルグ市長)も前後して同様の脅迫状を受け取っていることがわかった。
この5人にはあまり表立った共通項が見つからず、狙いが何なのかいまひとつ判然としない。警察は頭のおかしなヒトの犯行、という線で捜査をしている。
ちなみに被害者の中でもっともメディアにおけるお騒がせ度が高いのはダチ法相。サルコジのダチとして41歳という若さで入閣し、サルコジの大統領当選後のプチ・バカンスにはサルコジ夫婦(といっても事実上崩壊していたが)に同行し、大統領とボート遊びまでしちゃっていたというから、こりゃぜったいダチ以上、と噂された。
で、在任中にお腹がおっきくなっちゃって、未婚のまま母に。父親はサルコジ、という説もあったが、スペインのサパテロ首相、という説が有力視された。どういうふうにつながるんだよ、政界って!?
夜の政界ではブイブイいわせるダチ法相ですが、法曹界からはブーイング。法相としての能力に疑問符をつけられたまま、6月の欧州議会選に立候補することになって、大臣は辞職する見通し。もし犯人が「頭のおかしなヒト」でないとしたら、本命はこの方? 何しろ一時は裁判所関係の職員がボイコットをしたくらいで、いちばん怨みを買ってそう。だとしたら、あとは撹乱のためのダミーか?
なーんてシロウトがいくら想像してみてもとうてい及ばないブラックな世界ですから、あとはブラックな風刺新聞、カナール・アンシェネ(週刊、あした発売です)あたりに「噂の真相」に迫っていただきたいところ。いずれにせよ、身に覚えのない被害者には、ホワイ?と頭が真っ白になりそうな事件ですが、まー政治家なんかやってると身に覚えがない、なんてことはないのでしょうねえ。