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アメリ風「事件」
2007-05-11
ムーラン・ルージュの脇にあるルピック通りをモンマルトルの丘のほうへ上がって行くと、映画「アメリ」で主人公がウェイトレスとして働いていたカフェ「ドゥー・ムーラン」があります。もう少し丘を上ると、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」という粉引き風車があるので、「2つの風車」という名前がついているお店。とくにお昼どきは人がいっぱい。アメリ好き日本人ギャルの「巡礼」スポットでもある。
その「アメリ」をヒントにしたようなミステリアスなイタズラが現実に起こった。映画では、庭の小人の置物が世界の名所を旅するエピソードが出てくるが、ルクサンブルグ国境に近いアルデンヌ県のシャルルヴィルでは、コウノトリの置物が盗まれ、世界一周して戻ってきたらしい。
持ち主はシャルルヴィルでパン屋を営むスタンジェル氏。昨年6月、同市で開かれたビール祭のとき、木造の小屋の屋根の上に飾ってあった「コウノトリ」が何者かに持ち去られた。以来、スタンジェル氏のもとには、エッフェル塔、ベルリンのブランデンブルグ門、シドニーのオペラハウス、ニューヨークの自由の女神といった世界の名所の前に置かれた「コウノトリ」の写真が送られてきたというではありませんか。
その「コウノトリ」が先週の土曜日、シャルルヴィルの中心にある広場に戻ってきた。目撃証言によると、置いたのは謎の覆面グループ。今年のビール祭ではそのエピソードとともに「コウノトリ」が話題になるかもね。詩人ランボーの出身地で知られるシャルルヴィル、「巡礼」に行った日本のランボー研究家・平井啓之氏は「高崎みたい」(自分の出身地)と特徴のない町であることを指摘したが、誰かがビール祭を盛り上げるための話題提供をしたのだとしたら、なかなか手がこんでいる。今年のビール祭は5月26日から3日間開催です。
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サルコジ、イタズラ電話の被害に
2007-05-09
第5共和制6代目の大統領がサルコジに決まり、いよいよフランスに新時代の到来です。なんたってドゴール、ポンピドゥー、ジスカール=デスタン、ミッテラン、シラクと続いた薄毛大統領の時代に終止符が打たれたのですから。イヤ、マジメにいうと、世界的に見て「例外」的要素が多かったフランスが、その独自の価値観と「決別」し、アメリカンな価値観を採り入れて現代的な国家へと脱皮する契機が訪れた、とも言える。
しかしその「新時代」、必ずしも明るい未来を感じさせるものとはいえない。サルコジ当選後に燃やされたクルマは700台以上、幕開け(前)から、はやくも「憎悪の時代」を予感させている。さらに、億万長者ヴァンサン・ボロレ所有の豪華クルーザーを借りて地中海へプチ・バカンスとシャレ込んだ(ワケではないが、そう見られた)のがよくなかった。選挙結果では6ポイントの「大差」がついたが、それでもサルコジを支持しない人々は47%、有権者のほぼ半数であることには変わりなく、その大半が多かれ少なかれ「豪華」に反感を抱く庶民層であるという現状への認識が甘かった。
勝利への酩酊のためか、「甘さ」は意外な「事件」によっても露呈した。それは“カナダからの手紙”ならぬ、“カナダからの電話”。当選決定直後のサルコジのもとに、ハゲしいケベックなまりのフランス語で「ボンジュール、ムッシュー・ル・ヌーヴォー・プレジダン」と電話があった。カナダのハーパー首相からの祝いの電話、ということだったが、これは真っ赤なウソ。電話の主は「正義の仮面」を名乗るコメディアンで、ラジオのギャグ番組のネタに使われたのだった。会話の内容はココで聴いていただければわかるが、最初は真に受けて愛想よく答えていたサルコジ、「ジョージ・W・ブッシュとともにカナダで”Le Diner De Cons”(映画『奇人たちの晩餐会』の原題。本来の訳は『アホたちの晩餐会』)にお招きしたい」、と言われてイタズラと気づき、電話を切った。どう考えたって誇張しすぎの訛り、おまけにハナからサルコヴニと名前を間違えられているのだから、すぐに気づいてもよかったようなものを…。ハーパー首相を装った「正義の仮面」には、昨年シラク大統領もまんまと引っかかっている。
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パリの区ごとに見る大統領選結果
2007-05-07
「世紀の一戦」観ましたか? ラスベガスで行なわれたボクシングWBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチは、無敗を誇るハードパンチャーの挑戦者メイウェザーに対し、デラホーヤが試合巧者ぶりを存分に発揮し王者の貫禄を示した…と思ったらまさかの判定負け。日本で話題になった亀田の試合を思わせる“疑惑の判定”で幕切れとなったのでした。そういや、メイウェザー、派手な出で立ちやビッグマウスぶり、ついでに顔もチョット亀田似…。
そしてそれからおよそ16時間後、地球の反対側フランスにおける「世紀の一戦」は…。挑戦者の大逆転勝利はならず、第1回投票でリードした「試合巧者」サルコジが予想通り勝利を収めたのであった。53%対47%、フランスの二分化と言われるが、あまり接戦にはならなかった。ただし首都パリではサルコジ50.19%に対し、ロワイヤル49.81%と僅差。有権者が左右真っ二つに分かれているのがよく表れている。
パリは20の区に分かれている。ヒジョーに大ザッパな見方ではあるが、金持ちの多い地区ではサルコジが勝ち(□)、庶民的な地区ではロワイヤルが勝った(■)、という具合に分かれたと見ることも可能。カッコ内は1平米あたりの平均的な家賃(2005年)。
□1区(19ユーロ):サルコジ56.34%/ロワイヤル43.66%
ルーブル美術館、ヴァンドーム広場、サントノレ通り、リッツやクリオン、インターコンチネンタルなどの高級ホテルがあるパリのリッチな中心街。
■2区(18.5ユーロ):サルコジ45.92%/ロワイヤル54.08%
かつての目抜き通りグラン・ブルヴァールがあり、ちょっとレトロな下町風のパリ。
■3区(20.2ユーロ):サルコジ42.94%/ロワイヤル57.06%
ゲイのメッカ、マレ地区、中国人の多いアール・ゼ・メチエなど。
□4区(23.6ユーロ):サルコジ50.24%/ロワイヤル49.76%
ノートルダム寺院のあるシテ島、超高級住宅の並ぶサンルイ島があるシックなパリ。
■ 5区(20.4ユーロ):サルコジ49.11%/ロワイヤル50.89%
学生街「カルチエ・ラタン」。ソルボンヌなど数多くの高等教育機関が集まるアカデミックなパリ。
□6区(22.8ユーロ):サルコジ61.27%/ロワイヤル38.73%
リュクサンブール公園、サン・ジェルマン・デプレ、シックで高級感たっぷり。日本人の抱くパリのイメージにいちばんピッタリか。
□7区(22.8ユーロ):サルコジ74.75%/ロワイヤル25.25%
エッフェル塔、アンヴァリッド、オルセー美術館あり。官庁が集中していて、生活感があまりなく、スペースがたっぷり。
□8区(20.3ユーロ):サルコジ76.27%/ロワイヤル23.73%
シャンゼリゼ、フォブール・サントノレ、ジョルジュ・サンク、モンテーニュと高級ブティック街がたくさん。サルコジが住人だった内務省と、これから住人となる大統領府がある。
□9区(19.9ユーロ):サルコジ50.65%/ロワイヤル49.35%
オペラ座、サンジョルジュなどシックな住宅街と、10区や2区の境にある庶民街に分かれるが、全体的には中の上クラスといった雰囲気。
■10区(18.4ユーロ):サルコジ37.01%/ロワイヤル62.99%
北駅と東駅がある。移民系の住民多し。トルコ、アラブ、インド、アフリカ街があるが、サンマルタン運河付近にはBOBO(リッチなのだがボヘミアンを気どる人々)が進出。
■11区(19.2ユーロ):サルコジ38.32%/ロワイヤル61.68%
レピュブリック、中華街ベルヴィル、ナシオン、バスティーユに囲まれた庶民的な住宅街。若者、アーティスト、BOBO、移民などさまざまな人々が混在。
■12区(17.4ユーロ):サルコジ48.14%/ロワイヤル51.86%
広々とした閑静な住宅街。南東にヴァンセンヌの森、セーヌ河岸の地区ベルシーがあり、ニューリッチが多く住む。
■13区(19.3ユーロ):サルコジ41.20%/ロワイヤル58.80%
中華街、低家賃の高層住宅がある一方で、巨大なフランソワ・ミッテラン図書館周辺にはシックでモダンな住宅もあり。
■14区(20.5ユーロ):サルコジ46.14%/ロワイヤル53.86%
かつての歓楽街、いまはさびれて場末感漂うモンパルナス。高級アパートと庶民街が混在。
□15区(20.0ユーロ):サルコジ59.82%/ロワイヤル40.18%
金持ちと中流が中心の住宅街。日本人の駐在員家庭も多く住む。
□16区(20.5ユーロ):サルコジ80.81%/ロワイヤル19.19%
緑とスペースがたっぷり、パリきっての閑静な高級住宅街。
□17区(19.2ユーロ):サルコジ62.80%/ロワイヤル37.20%
凱旋門からモンソー公園にかけての一帯は有数のブルジョワ街。公園のあるバティニョル地区は地方都市風の住宅街。東へ行ってクリシー大通りを越えると人種が入り混じる庶民街。
■18区(19.0ユーロ):サルコジ36.38%/ロワイヤル63.62%
モンマルトルの丘の住人は、アーティストなど、金があっても反体制的なタイプ。丘を北側に越えると、落ち着いた庶民的な住宅街。バルベス大通りを東に越えると、アラブ・アフリカ人街。
■19区(18.7ユーロ):サルコジ39.85%/ロワイヤル60.15%
ビュット・ショーモン公園のある庶民的な界隈。移民も多い。
■20区(19.0ユーロ):サルコジ35.37%/ロワイヤル64.63%
中華街のベルヴィル、パリの下町メニルモンタン、庶民的で落ち着いた住宅街ガンベッタ。はずれには低家賃の高層住宅。アフリカ人の寄宿舎も多い。
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いよいよ世紀の一戦
2007-05-04
5月6日は大統領選挙の決選投票。投票権のないわれわれは、傍観するしかないのだが、住んでいる国の元首が決まるのだから、何もできないとはいえ気にはなる。「もっと働いてもっと稼ごう」のサルコジか、「フランスに融和を」のロワイヤルか。2日に行なわれたテレビ討論では、ロワイヤルが徹底的に攻め、「討論に弱い」というイメージは完全に覆されたが、結局は話の内容の問題。討論後の世論調査では、「サルコジに理あり」と感じた視聴者が53%に達した。サルコジは決して感情的にならず、「ですが、マダム…」と相手に呼びかけるソフトな「フリ」に終始、有権者の不安や反発をあおらない「受け」の戦法が功を奏したようだ。
結果は6日夜のお楽しみだが、投票の前夜には地球の反対側で「世紀の一戦」が組まれており、むしろこっちのほうがワクワクするかも。フランス時間の6日、アメリカ時間の5日サタデーナイトにラスベガスでボクシングのWBC世界スーパーウエルター級タイトルマッチが行なわれるのです。
92年バルセロナ五輪の金メダリスト、その後プロで史上初の6階級制覇を達成している「ゴールデンボーイ」ことオスカー・デラホーヤ(34歳、38勝30KO 4敗)に、4階級制覇、37戦無敗(24KO)の「プリティボーイ」ことフロイド・メイウェザー(30歳)が挑戦する。プエルトリコ人のデラホーヤは誠実な人柄と甘いマスクの「善玉」、一方の黒人ボクサー、メイウェザーは血の気の多いビッグマウスという「悪玉」、と対照的なキャラも興味をそそる。もちろん実力はともに史上最強クラスの折り紙つき。「世紀の一戦」だけに、リングサイドの観客席は2000ドル、ファイトマネーもデラホーヤが2500万ドル、メイウェザーが1000万ドルと超バブリーです。日本ならWOWOW(6日午前11時)、フランスならカナル・プリュス(6日午前3時)で放映。見逃してはもったいない。
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禿頭の守護神、あわれな最後?
2007-04-30
サッカー・フランス代表のゴールキーパーとして、華々しいキャリアを積んできたファビアン・バルテズ。ツルツルのハゲ頭に極度の南仏訛り、朴訥な人柄でありながら、(元)スーパーモデルのリンダ・エバンジェリスタをモノにするなど、世界の薄毛男性に勇気を与えた「禿頭の守護神」であります。
昨年W杯の決勝で敗れた後、プレッシャーのかかる人気クラブ(マルセイユ)を離れて、実家のあるトゥールーズで引退を迎えたいと希望。しかしトゥールーズどころかどこも拾ってくれず、無念の現役引退となった。
ところが、下位に低迷し2部落ちの危機に陥ったナントが、1部残留の切り札としてバルテズと契約、電撃的な現役復帰となったわけだが…。そのナント、ついに最下位に落ち、来季の降格は決定的。ナントは今季34試合で45ゴールを喫しているが、バルテズが出場した14試合の失点は、その半数以上の23点にのぼる。
28日のレンヌ戦(0-2で敗北)では、ナントのサポーターからバルテズに激しいブーイングが浴びせられた。おまけに試合後、バルテズが車でスタジアムの駐車場を出る際、ナントのサポーター数人が車を叩く、蹴るなどして通行を妨害。サポーターの1人はボンネットに乗って、「出てこいや、ハゲ!」(と言ったかどうかは定かでないが)などとバルテズに罵詈雑言を浴びたという。もちろん黙っていては男がすたる。バルテズは運転席から降り、報復のパンチを浴びせた(!)。すぐに警察官が制止したため乱闘には至らず、バルテズはそのまま帰宅した。
翌29日、バルテズはクラブの練習に参加せず、ナントの家から荷物をまとめて家族とともに出て行き、実家のあるトゥールーズに向かったと報じられている。あと4試合を残しているが、もう帰ってこないかも、というのがレキップ紙をはじめとする大方の見方だ。
選手の控え室でもバルテズの周りの空気は冷たいらしい。チームメイトからは、バルテズに対するクラブの“特別扱い”や本人の“自分勝手な行動”に不満が出ており、数人の選手とは険悪な仲とも伝えられる。
せっかく戻ってきたのに、こんな形で引退とはサミシイ限り。そうだ、ベッカムが行くアメリカでプレー、という手もありますヨ。ハゲ仲間のジダンも誘ってね。
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フランス横断ネコ
2007-04-26
先週ではありますが、フランスのインターネットで話題になったフシギで心温まるお話を。
フランスの南西部ボルドーから、昨年3月にロレーヌ地方のナンシーに引っ越した一家があった。その家ではネコを飼っていたが、引っ越しの直前に行方不明に。家族は悲しんだが、ネコが行方をくらますのはよくあること、引っ越しに勘づいて、生まれ育った土地を離れるのがイヤで出て行ったのかもしれないわねえ、などとあきらめて新居での生活をはじめていた。
ところが13ヶ月たった先週、そのネコが800キロ離れたナンシーの家にひょっこりやって来たというではありませんか。
最初はよく似たネコかと思ったが、見れば見るほど飼いネコのミミーヌちゃんにソックリ。子供たちも絶対に同じネコと確信しているという。タトゥーなどの決定的な証拠はないものの、飼い主の家族に走り寄って甘えてくる、ネコ用のビスケットは一切食べない、などミミーヌとしか思えない行動ばかり。800キロの距離を旅してきた3歳のネコちゃん、さすがに肉球は痛み、ノミにもたかられていたそうだが、それ以外は元気、毛もフサフサだそうです。
ネコが行ったこともない遠く離れた土地に飼い主を探し求めてたどりついた、なんてあり得るのだろうか。獣医の話では「科学的には説明がつかないが、あり得ないことではない」という。ネコには人間には計り知れない「第6感」があるとはよく聞くが…。全国の愛猫家の皆さん、ウチのネコにもできるかも、などと実験するのはおやめになったほうがよろしいかと。
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狂気!ペニス切断男
2007-04-25
春です。いろんなことが起こります。
ロンドンでは、レストランに駆け込んだ男がキッチンに侵入し、包丁を片手にホールに戻ってきた。パニック状態に陥る食事客の前で男はテーブルに飛び乗り、…なんと、ズボンをおろすと…、自分のポコチンを切り落としちゃった。男は病院に運ばれ、生命の危機からは脱した模様。アレがうまくくっついたかは不明。
フランス人にとってこのニュースが可笑しいのは、「猟奇事件」の現場となったレストランの名前が「Zizzi」だったこと。フランス語ではチンチンのことを「zizi」というのです。トラファルガー広場近くにあるパスタとピザの専門チェーンらしい。男がフランス語に通じていて、わざわざこの場所を選んだのかは不明。
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大統領選のポスター
2007-04-24
大統領選の第1回投票が終わったフランス。街角では、戦い終わって敗れた候補者のポスターがはがれかけて春風にはためき、哀愁をそそる。ところで、そこら中の壁という壁にポスターが貼ってあるけど、決められたところ以外に貼るのは違法なんでしょ? ウチの近所でも共産党のビュフェ候補のポスターを壁にベタベタ貼っているオバサンがいて、そのヒトが本人にソックリだったんで(ひょっとして本人?)、通行人がゲラゲラ笑っていた、という光景が展開していましたが…。
レピュブリック広場の有名インテリア店「Habitat」の前を通りかかると、ここにもポスター。しかしアレッ? 薄毛の紳士ばかり…。こんな候補者いたんかいなあ、とよく見ると、シラク、ジスカールデスタン、ミッテランといった歴代大統領の選挙ポスターではないですか。コレ、パリのあちこちで貼られているらしい。共産党新聞「ユマニテ」の元記者らが、1万5000ユーロもかけてユーモアでやったのだとか。「過去を思い出せ、候補者が選挙のときに言ってることなんて嘘ッ八だぜ」というメッセージなんでしょうか。
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大統領選:キツネ男vs.ヘビ女
2007-04-23
5月6日の大統領選決選投票はサルコジ対ロワイヤルに決まりました。得票率はサルコジの31.11%に対し、ロワイヤル25.84%。前回2002年に比べると、上位2人の得票率が圧倒的に高い。前回は票が分散してトップのシラクが19.22%、2位のルペンが16.88%。そのせいで社会党のジョスパン首相(当時)は16.18%と届かず、決選は薄毛のオジイチャン対決となったのでした。
今回は、極右のルペン候補が決選投票に進むという前回のショッキングな事態を避けたいという有権者の意識が強かったためか、本来は共産党や緑の党を支持する人々も、「勝ち馬」に乗っておこうとロワイヤルに投票したのかも知れない。両党の候補者の投票率は著しく下がった。またルペン候補は、移民政策でサルコジにお株を奪われ、10.51%に大きく後退した。
さて2週間後の決選投票はどちらが勝つのか? 第1回投票で3位だった中道候補バイルーへの票(18.55%)がどちらに流れるかがひとつのカギとなる。あとは右派、左派の政治的立場がはっきりとしていない若い世代の票の行方も気になる。
というわけで若者が候補者2人をどのように感じているか、とあるインターネット雑誌の調査結果を見てみました。ええ、選挙結果の予想にはほとんど参考になりませんが。
Q:動物にたとえると?
A:サルコジ---キツネ、ロワイヤル---ヘビ
サルコジときいて「猿」と反応するのは日本人だけのようです。
Q:ヒーロー(ヒロイン)にたとえると?
A:サルコジ---ターミネーター、ロワイヤル---チャーリーズ・エンジェル
サルコジはスタローン似(顔だけ)のせいかロッキーという回答もありました。しかしあまりにもヒネリのない回答…。
くだらないので、このへんでやめておきますが、「季節」(サルコジ---冬、ロワイヤル---春)、「時代」(サルコジ---帝国時代、ロワイヤル---21世紀)の項では、ネット世代から見た印象がハッキリと分かれております。ま、若者は概してアンチ・サルコジってことですな。
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今月2件目の墓荒らし
2007-04-20
北部のリールでユダヤ人墓地が荒らされたことが発覚したのが4月1日の朝。南リール墓地のユダヤ人区画で、51個の墓石が割られたり、ひっくり返されたりのダメージを受けた。ユダヤ人墓地荒らしでよくある、ナチの鉤十字などの落書きはなかった。
17日になって32歳のマグレブ系の男が逮捕された。男は酒に酔い、一ヶ月前に自分の兄弟が埋葬された墓を訪れ、悲嘆と憤りでついユダヤ人の墓を荒らす行為に出た、宗教的、民族的な動機ではなかったと自供している。
その逮捕の2日後の18日朝、リールから遠くないアラスのイスラム軍人墓地が荒らされていることがわかった。今度は明らかに挑発的な落書き。鉤十字、SS(ナチ親衛隊)のマーク、さらには「ハイル・ヒットラー」、「スキンヘッド・イズ・ノット・デッド」などの文が赤と黒のスプレーで書かれていた。おまけに、落書きされた墓石の数は先の事件より1個多い52だった。犯人はまだ捕まっていない。
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