フランスのニュース

セクシー男が結婚
2007-06-05
セクシーな男、といえば誰を思い浮かべるでしょうか。「そうやなあ、最近のオナゴはブラピーゆうんやろうが、ワシに言わせればやっぱりショーン・コネリーやね。あの堂々たる薄毛っぷりが真の男の魅力ですわ」。ハイハイ、オトウサン、わかったけど、「ピー」と伸ばさないでね、ノリピーみたいなイントネーションも気になる。それにもうブラピ人気は峠を越したのじゃないかしら…。
そのオトウサンもまだ毛がフサフサしていた70年代には、セクシーの代名詞と呼ばれた歌手が存在した。「アイ・アム・セクシー」なんていうそのまんまな題名の曲を大ヒットさせたロッド・スチュワート。たしか日本でも当時CMソングに使われ、日本に「セクシー」という言葉が広く根付いたのもこの曲がきっかけだったのかも知れない。もうひとつの名曲「今夜はおまえのもの」のビデオ・クリップでは、プールサイドで100人の美女をはべらし、世の男たちをうらやましがらせた。「プールサイド+大勢の美女」というビデオ・クリップ不滅のテーマは、その後なぜかラップ・グループによって受け継がれておる。
さて、このロッド先生の特徴といえば、ソウルフルな高音のハスキーボイスとともに、逆立った金髪。ハゲこそ男性のセックスアピールなどというのは実は一般的ではなく、豊かな髪にこそ多くの女性が魅力を感じることの顕著な例といえるでしょう。でも30年前の話か…。いやいや、もう62歳で、おなじみの金髪にはヅラ疑惑が根強くあるものの、まだまだ男汁はなくなっていないようなのです。
というのも、ゴルバチョフ(薄毛)夫人の財団が主催した晩餐会に出席したロッドから、同席した友人のエルトン・ジョン(薄毛)が「どう、彼氏との夫婦生活は? いや、ところでさ、オレもね、また結婚すんのよ。違う、違う、キミと違って、相手は女ですよ、モチロン」と打ち明けられたという。お相手は婚約者のペニー・ランカスター嬢。26歳下の元スーパーモデル。最近はエアロビのDVDが売れている。ちなみに数年前には英国のタイムズ紙に「セックスは2回。じゃないと満足できないわ」と発言したお方。60を越して週2回はおつらいでしょう、ロッドさん、と思ったら、1日2回だって…。2人の間には、すでに2歳になる子供がいる。
スパイダーマン、上海で御用
2007-06-01
フランスのスパイダーマンことアラン・ロベール氏がまたまた世界をお騒がせ。もうすっかり有名で、ここでも以前に触れたので説明は不要と思うが、念のため繰り返すと、1994年以来、エッフェル塔、エンパイア・ステート・ビル、ゴールデン・ゲート・ブリッジ、世界一ののっぽビル「台北101」(台湾)など数々の高層建築に素手でよじのぼって男。チョイ薄、ロン毛の44歳だが、最近はフランスのスパイダーマンという呼び名が定着したせいか、調子に乗ってスパイダーマンスーツ(ただしバッタもん風)に身を包んでおる。
昨日5月31日には、中国本土でいちばん高いビルのひとつ上海の「ジンマオ」タワー(地上87階、420メートル)に挑戦。付近にはたちまち人だかりができ、交通渋滞を巻き起こした。ロベール氏が登頂を終えて地上に無事帰還するや、地元の警察によって逮捕。5日間拘束された後、国外退去を命じられる見通し。しかしこの人騒がせな冒険野郎にとって、最初から逮捕は覚悟のうえ。これまでに何度も留置場で夜を明かしているが、たいていは現地のフランス大使館の尽力で、翌日には釈放されている。今回も拘置期間を短縮し、国外退去を免除してもらえるよう大使館が働きかけているという。
5日間の拘束とは、中国当局はやっぱり頭が固いね、と思ったかもしれないが、実は1998年に東京タワーにのぼったときには20日間の拘束が科せられた。しかしこれも大使館の働きかけで、5日後に釈放。そのたびに面倒な任務をおおせつかる大使館員にとってはクモ以上に嫌がられていることは間違いない。
それにしてもこの方、頻繁に世界各地に出没しているが、旅費はどうしているのでしょうか。まさかソニーピクチャーズが資金を提供しているわけではないでしょうね?
女性市長は元男性
2007-05-31
メトロに乗っていたら隣のオバさまの香水がクサくてイヤになった、というのはよくある話。顔をそむけて耐えていたら、オバさまのケータイがピロリロリ〜ン。クサイだけでなくヤカマシイお方や、と思っていると、「アロー」の返事がドスのきいた男声。エッ?とよく見ると、どうやら元オトコのオバさまなのでした…などという話はそんなに多くない。
しかし驚くことはない。いまや性も選べる時代。パリは市長がゲイの街ですしね。ところが、市長が性転換者となると、こりゃビックリだ。お隣イギリスのケンブリッジでは、元オトコの女性市長が誕生した。2002年に市議会議員に当選したジェニー・ベイリーさん、45歳。ちょっとドラノエ(パリ市長)似のお顔に、豊かな長い髪。モナリザ風に微笑んでおられます。
オトコ時代には結婚し、子供ももうけた。息子たちは18歳と20歳になるそうです。そのオトウサンが15年ほど前に性転換して女性に…。もう、パパのバカッ! で、パパの新しいパートナーがこれまた性転換して女性になった元男性。ううむ。
800年の伝統を誇るケンブリッジ、市長の任期は1年で、ジェニーさんが記念すべき801人目の市長となる。オトコの気持ちも、オンナの気持ちも身体でわかるヒトが市長になって、市民にとってはありがたいね。そうだよね?
フランスのインディアン、下院に挑戦
2007-05-29
昔は「インディアン、嘘ツカナイ」という西部劇に出てくるセリフをチビッコたちが真似したものですが、そのチビッコたちももうオトウサン。「インディアンにハゲはいない」のキャッチコピーに飛びついて、インディアン伝承シャンプーでせっせと髪を洗っているのでしょうか?
ところでフランスにもいましたヨ、インディアン! 羽飾りをつけたおなじみの格好でナント、選挙ポスターに登場。6月10日に第1回投票を迎える総選挙で、ヴォージュ県の第4選挙区から「平原児、不正と戦う」をキャッチフレーズに、フランソワ・グロシ候補(62歳)が出馬した。5年前に続き2回目の立候補。ほんとうにインディアンの血をひいているか定かではないが、本人曰く「実の父親はアメリカのGI。肌は赤みがかって浅黒く、たぶんオクラホマ出身のチェロキー族」とのこと。
チーズ洗いの労働者から、いまは不動産業を営むに至ったらしい。しかし本人はヴォージュ地方の森に小屋を建て、4頭の犬、2頭の馬、2000年に結婚した妻とともに、水道も電気もないインディアン式の暮らしをしているとか。
「当選したら、議会の最後列に座るよ。羽飾りがほかの議員さんの邪魔になっちゃいけないだろ、ハッハッハ」と語るグロシ候補、『俺、一匹狼、GIのせがれ』なんていうタイトルの自叙伝も刊行している。くわしくはホームページをご覧ください。
高層ビルの間にブドウ畑出現
2007-05-25
パリのコンコルド広場からシャンゼリゼを上っていくと、前方に見えますのはご存知、凱旋門。それを突き抜けてさらに郊外まで行くと、新凱旋門。首都圏のビジネス街、ラ・デファンス地区であります。古いパリとはガラリと雰囲気が変わって、高層ビルが建ち並ぶヨーロッパ一のビジネスタウン。
そのコンクリート・ジャングルの中に、ワインのブドウ畑が出現、っていうのはやはりフランスならではか。パリの北部、シャルルドゴール空港のあるロワシー近辺から土をもってきてつくった1000平方メートルの畑、名付けて「クロ・ド・シャントコック」。24日にピノ・ノワール種とシャルドネ種それぞれ350株が植えられた。有機農法で栽培されるそうだ。最初の収穫が見込まれるのは2010年で、およそ400本分のワインができあがる予定。
所有者は、デファンス地区の都市開発を手がける公共機関。1940年代以降はほとんどブドウ畑が消滅してしまったイル・ド・フランスに再びワインを、さらには冷たいビジネス街のデファンスに温かいイメージを、というのが狙いだが、400本のワインを味わえるのは、デファンスに居を構える大企業のお偉いさんたちだけなのでしょうねえ。
伝説のロッカーたちが再降臨
2007-05-24
薄毛に悩むオトウサンにも青春時代はあったのです。髪は青春の象徴です。長く伸ばした髪を振り乱し、あるいはポマードたっぷりでなでつけ、あるいは逆立て、あるいはチリチリに縮らせ、あるいはウンコ状に固め、おのれの存在をヘアーで誇示することが不可欠なロックンロールもまた青春の象徴であるわけです。
いまやロックのベテランたちがかつてのバンドを再結成して、過去の栄光にすがってコンサートを開き、客もけっこう入る、という奇妙な時代になっておるが、そのブヨブヨした身体とともに、頭髪のサミシサが哀愁をそそります。かつて英国パンクの雄として、伊達なスタイルで世界の少年少女を魅了したクラッシュのギタリスト、ミック・ジョーンズなんかは、イイ味のオヤジになりすぎちゃった好例か。
逆に、そうなる前に昇天しちゃったロックンローラーたちは永遠のアイドルとして、少年少女の脳裏に生き続ける。セックス・ピストルズのシド・ヴィシャス(享年22歳)、ニルヴァーナのカート・コバーン(享年27歳)なんかがそうです。
お隣のイギリスでは、そのシド・ヴィシャスやカート・コバーンのポスターが街頭広告に登場。パンク少年少女がこぞってはいたドクター・マーティンスのブーツの広告だとか。この2人にクラッシュのジョー・ストラマー、ラモーンズのジョーイ・ラモーン(いずれも享年50歳)を加えた4人がキャラクターに起用され、ブーツをはいた天使風の格好をさせられて、お空に漂っておる。当人たちは下界でこんなことになっていても、抗議はできない。ギャラももらえない。バチあたりな商売をしますな。
しかしオトウサンたちは、イヨッ、ジョーイじゃないの、なつかしいねー、なんて立ち止まってポスターを眺めるんでしょうな。そして娘に、かつて自分もはいたブーツをせがまれて買ってやることになる、と…。時は流れているのです。
サルコジ娘、スクーターにはねられ入院
2007-05-23
大統領選の勝利が決まったサルコジの映像を見ながら、後ろに映った金髪のマドモワゼルに目を奪われていたオトウサンはいませんか? アレね、サルコジの若い妾、であるはずはなく、娘なんですよ。まったく似ていないのは当然で、サルコジ夫人セシリアと前の夫の間にできた2番目の娘。その前夫というのは、元テレビ司会者のジャック・マルタンなんですな。ちなみにシラクのひとつ年下。セシリア夫人(49)とはずいぶん歳の差があるが、これまた2番目の妻なのでした。
てなことはどうでもよくて、新大統領の義理の娘、ジャンヌ=マリー・マルタン嬢(19)の話。22日の昼、シャンゼリゼ大通りを渡ろうとして、スクーターにぶつけられてしまいました。地面にバッタリ倒れたジャンヌ=マリー嬢、頸椎の痛みを訴えてポンピドゥー病院に運ばれた。
スクーターの運転手、こちらも胸部の痛みを訴えて、別の病院に収容された。大統領の娘にケガをさせたなんて、タダではすまないかもね。
人魚の受難
2007-05-22
日本ではゴールデンウィークが終わって早2週間。フランスも今年はカトリックの移動祝祭日が5月に集中して、祝日が4日もある。ご存知のヒトも多いと思うが、フランス人は、飛び飛びの祝日と週末に「pont(橋)」をかけて連休にすることが多いのです。プチバカンスから職場に戻り、あー休みはやっぱエエ、などと早くも夏の大バカンスに思いを馳せている人は少なくない。
フランス人のバカンスの過ごし方と言えば、ひと昔前は実家や田舎でひと月ほどのんびりと何もしないで過ごす、ってのが一般的だったようだが、最近は日本人化、というほどではないにせよ、海外に観光ツアーというのも少なくないようす。
観光といえば、マイウェイを行くフランス人もやっぱり訪れてしまうのが、いわゆる名所。日本人のようにウブでないせいか、行った先々での文句も多い。東海林さだお氏が命名した(たぶん)「世界三大がっかりスポット」(シンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚像、ブリュッセルの小便小僧)を訪れたフランス人のようすを見てみたいものだ。やっぱり観光モニュメントはデカさが命。オラがエッフェル塔や凱旋門はデカさで期待を裏切らないが、人魚像なんて125センチだもんね。
その人魚像、地元ではなかなか愛されている…のかな? 熱烈な愛情ゆえか、さまざまなハラスメントに遭う。というより、世界的な知名度を利用した意思表示の道具にされているのです。先日も赤ペンキをぶちまけられた人魚像、今度はイスラム教のベールを着用させられた。 先日の赤ペンキは、若者のグループと警官隊の衝突の後に浴びた。そして今回は、北欧諸国でイスラム教のベールをめぐる論議が再浮上しているタイミング。イスラム教のベールといえば、フランスでは学校や公的機関などで着用が禁じられ、物議をかもしたのが記憶に新しい。そのせいで、イラク戦争に反対したフランスもアルカイダ系のイスラム過激派に「敵」と宣言された。サルコジ新大統領は、以前から1905年の政教分離法を手直しして、特定の宗教(とくにイスラム教)への資金援助(たとえばモスク建設など)を可能にする、と主張しているが、ベール問題はどうするのだろうか。
片付けられたシラク
2007-05-15
あす16日は新しいフランス共和国大統領の就任式。5代続いた薄毛大統領の時代が終わり、フサフサ大統領の誕生となります。12年間にわたり国家元首を務めたシラク大統領は15日夜8時、テレビで大統領として最後の演説を行ない、国民に別れを告げる。
ところが、パリのとある場所では、一足先に大統領の交代が行なわれていた。観光客が列をなすグレヴァン蝋人形館であります。14日から、蝋人形館の「政治家コーナー」では、プーチン大統領とブッシュ大統領にはさまれ、はやくもサルコジ「次期」大統領が立っている。ホンモノよりずっと男前に仕上がっております。シラク人形はといいますと、捨てちゃうワケにもいかないから、後ろに下げられた。
大統領選でロワイヤルが勝っていたら、蝋人形館はしばらく大統領不在の時期が続いていたことになります。サルコジ人形は内相時代にすでに作られ、昨年7月から陳列されている。一方ロワイヤル人形はまだ作られていない。グレヴァンから要請があったにもかかわらず、OKを出していないそうだ。
給食で児童死亡
2007-05-14
アレルギー疾患のある子供をもつ親には何とも心配なニュース。マルセイユの近くにある小学校で、給食時間中に8歳の児童が急死する事故が起こった。 男児は特定の食品に対するアレルギー体質で、給食はつねに別メニューが用意されていたが、その日の食事にはどういうわけかアレルギー反応を引き起こす牝羊(brebis)のチーズが含まれていた。 男児は窒息症状を起こして昏倒、すぐに特効薬が投与され、救急車が呼ばれたが、間もなく死亡した。 死因とチーズに直接の関係があったか、解剖の結果で明らかになる。また警察は、学校側の責任を調べるため、職員から聴取を行なっている。
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