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仏サッカー界の問題児、気になる行方
2007-07-17
7月14日、フランスの国民記念日、ペイテレビ局のカナル・プリュスでは、「ジダン・ナイト」と銘打って国民的ヒーロー、ジネディーヌ・ジダン(薄毛)の特集を放映していました。もうナポレオンの時代じゃないのよ(って当たり前だが)、アルジェリア移民家庭出身のスターが、フランス最大の記念日に、ゴールデンタイムでクローズアップされる時代なのよ。
というワケで久々にサッカーの話題。8月4日のシーズン開幕を前に、各クラブがプレシーズンマッチで着々と準備を進めておる。ジダンなきあと、注目したいのは、黒光りするツルツル頭がチャーミングなシルバン・ビルトール(リヨン)であります。
このヒト、昨シーズン終盤から何かとお騒がせ。どうやら、あと1年契約が残っているリヨンを去りたいのか、問題ばかり起こしている。昨季は、ベンチから外されたのを不満に練習をサボったり、優勝が決まった夜、ホテルで「馬鹿騒ぎ」をしたりで、クラブから謹慎処分を食らった。さらに自身のマネージメントで雇っていた女性が、クビにされたことを不服として慰謝料を請求する裁判沙汰もあった。シーズン前の最初の練習では、待ち構えていた警官に連行されてしまう「事件」も。スピード違反(制限速度50km/hの道路を135km/hで走行)で裁判所から呼び出されていたにもかかわらず、3回とも無視したためだった。この「連行」劇は、ビルトールの「問題児」ぶりを強調してクビにしたいリヨンの首脳陣がわざわざ報道陣を呼んで、スキャンダラスに演出した、という噂もある。というのもクラブの会長がビルトールにすっかり愛想を尽かし、お払い箱にしたい様子がありありなのです。「重大な過失」を理由に解雇すれば、違約金も高額の年俸も払わずにすむというわけ。
で、このたびは韓国で行なわれているピース・カップ。某カルト教団の関連団体が主催している、という噂もあって「ションベン(ピス)杯」なんて陰口を叩かれる大会だが、3回連続で出場するリヨンは、過去2回とも決勝で敗れており、今年こそ優勝をと意気込んでいる。ところが出発便にビルトール先生の姿はなし。不参加を決め込んで、いよいよリヨンを去るのか、と思ったら開幕3日後の15日になって韓国入り。クビにされてはソン、と一転してチームに合流したのだろうか。
ちなみにビルトールはレンヌが狙っている。レンヌの大株主は大手流通企業PPR(傘下にプランタンなど)の創設者、フランソワ・ピノーだが、PPRはスポーツ用品メーカーのプーマを買収したばかり。レンヌは強力なスポンサーをバックに、ビルトールのようなスター選手を獲得することも可能になる。そこで商売上手なリヨンのオラス会長、今度は「ビルトールには残ってほしい」なんて言いはじめている。クビにするよりも、売れるなら売ったほうがいい、という計算なのでしょうか。大きなカネがからむ世界では、ビルトールのような「天然児」は苦労をするようで。
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フランスの路上生活者事情
2007-07-16
フランスに20万人いるといわれる路上生活者。人口が半分の日本では3万人というから、相当多いようだ。まあ、このあたりの数字は当局が把握しにくいので何とも言いがたいが。パリにはたしかに多い。地下鉄構内や路上でホームレスらしき人々を見かけない日はないといっていい。
路上生活者のために市民団体がテントを用意し、サンマルタン運河沿いに数百ものテントがギッシリと並んだのはつい半年前のこと。大統領選前に左派が仕組んだ、などとも言われた。与党はさっそく住居問題に取り組むと約束し、路上生活者受け入れ施設の収容人員は拡大されたようだが、抜本的な対策、つまりホームレスをいかに減らすか、という有効な具体策を打ち出すのはタイヘン。この問題、寒さの厳しい時期には取り上げられるが、暖かくなってくるとほうっておかれるのが常。
ところで先々週、日本人も多く住むパリ15区、シャルル・ミッシェル駅付近で、もうかれこれ10年もこのあたりを縄張りに物乞いをしているドゥニーズさん(66歳)が「保護」された。ホームレス保護課の職員が、住処の近くの建物にアスベストが含まれていて危険という理由で、イヤがるドゥニーズさんを収容施設に連れて行ったのでした。
彼女には数個のゴミ袋に入れた「所持品」があった。係官が中身を調べてリストに記入する作業にとりかかったところ、出てきました、おそらく路上で通行人からもらった小銭の山。10日の夜までに数えた分で2万ユーロを超えていたが、さらに3日後、残りを合わせて6万8493ユーロ(およそ1116万円!)もあったことが判明。ヒェッ、ワシらよりもずっと金持ち。1000 万円あったら路上でなくても生活できるのに...。
しかしこのニュースを見て、ホームレスの所持品に狙いを定める「鬼畜」が現われないかと心配です。
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働く中高年が少ないフランス
2007-07-13
日本は定年というと、会社からお払い箱、再就職先を見つけなくては、というという暗いイメージがつきものですが、フランスではむしろ「人生はこれから」というバラ色のイメージ。早い人だと55歳、平均すると60歳で定年になって、給料の7割くらいの年金がもらえ、十分に暮らして行ける。平均寿命が延びたし、20年はな〜んにもしないでいいワケね。
ところが年金制度が改正されたり(拠出期間が40年に延びた)、就職年齢が高くなったりしたせいで、これからは大体65歳で年金生活に入るようになる。高齢化社会で年金財政もまずます厳しくなり、今後は満額もらえてのんびり暮らせる人ばかりとも限らない。しかしこれまで若年雇用を優先し、高齢者の就職先が非常に限られてきたフランス。働きたい高齢者はどうなるの? ってわけで政府はしばらく前からシニア雇用の拡充に取り組んでいるのです。
そんな中、このシニア雇用の問題に一石を投じる“事件”がサッカー界で起こった。ギィ・ルーというオジさんがいますな。ドラえもん型の体型(やや薄毛)で、オヤジギャグが得意、コマーシャルにも出演するほどの人気者ですが、1961年から当時は弱小だったオセールを率い、チームをフランス杯4度優勝の名門にまで引き上げた名監督。2005年までオセール一筋でやってきて引退。しかし6月に、ランスの監督して復帰することが決まったのです。
ところが、68歳という年齢を理由に、プロサッカー連盟(LFP)から就任は無効、という決定を下された。プロフットボール憲章(1974年制定)には、監督の年齢は65歳を上限とする、という条項があるのですな。ルー氏はこの決定に対し、「年齢を理由にした雇用差別の禁止」を定めた欧州連合の規則に違反しているとして、フランス・スポーツ・オリンピック全国委員会に異議申し立てを行なった。ルー氏の主張は、サルコジ大統領やバシュロ・スポーツ大臣からも支持された。
それで結局、7月11日にLFPの決定が覆され、晴れて監督就任が認められることに。68歳の老将は、サルコジ大統領誕生とともに到来した変化の時代に、タイミングよく現われたことにもなる。しかしこれが日本だったら、ギィ・ルーも「中高年の希望の星」、などと称えられたかも知れないが、ここフランスでは必ずしもそんなことはないようで。歳をとってまで働きたくないわい、と思っている中高年がやはり圧倒的に多いように思われます。
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エコロな王様
2007-07-11
お隣のイギリスやスペインなどと違って王室のないフランス。そりゃそうだ、祖先が王家をぶっ潰してしまったのですから。そんなフランス国民にとって、モナコのグリマルディ家は最も親しいロイヤル・ファミリー。フランス人の「ロイヤル・マニア」さらには「ゴシップ好き」にとって目が離せない存在でもあります。パパラッチ誌の売行きにもハゲしく貢献している。過去にはカロリーヌ王女の離婚→再婚→離婚、ステファニー王女の離婚→再婚→駆け落ち(お相手はサーカス団員)→歌手デビュー→ヌード公開...。日本の皇室ではとうてい考えられませんな。
稀代の美人女優グレース・ケリーと結婚した父のレニエ3世が亡くなり、アルベール2世(薄毛)がモナコの大公(国王)に即位したのは2年前。独身でホモ説すらあったアルベール2世だが、実は黒人スチュワーデスとの間に隠し子がいることがわかったりして、なかなかお盛ん。スキャンダルも堂々と事実を認めて、ますますを人気を上げることにもなった。おまけにスポーツマンとしても知られる。ボブスレーの選手としてオリンピックに出たこともある。昨年は犬ぞりで北極点に到達した。国家元首が北極点に立ったのはもちろん初。これは環境問題の啓発に一役買ったのでした。
さらに最近は、これまた環境問題への取り組みとして、国家元首として初めて低公害のハイブリッド(ガソリン、電気両用)カーを公用リムジンにしたというので話題になっている。日本のテクノロジーが誇るトヨタ・レクサスLS 600 h。すでに私用車としてレクサスRX 400 hも所有している。
影響力のある王様が乗っているとなると、マネをするセレブが出てくるかもしれない。ただしヨーロッパでのお値段は13万ユーロ(およそ2200万円)というからマネしたくてもできない人が多いでしょうが。
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お尻の脂肪をオッパイに
2007-07-09
自分の毛をナイところに植えるのが自毛植毛。頭のてっぺんはサミシイのに、後頭部、側頭部あるいは胸毛はタップリ、ハァー、この毛を移せたら、なんていうため息まじりの思いが実現可能になってしまったのです。
さて、女性はどうかというと、あー、このお腹やお尻のまわりの脂肪、オッパイにもってこれたらいいのに、と考えるヒトも少なくないはず。これがまた、そろそろ実現可能、らしい。植毛技術が人工毛から自毛の時代へと進歩したのと同様、豊胸技術もシリコンから「自脂肪」の時代に!という驚愕のレポートが8日発行の「ソサエティ・オブ・ケミカル・インダストリー」誌に掲載された。
カリフォルニアの研究所が開発したこの最新技術、厳密には、脂肪そのものではなく、お尻のあたりの脂肪から抽出した再生細胞を胸に注入する。この手術だと、所要時間は1時間足らず。そして…、オッパイのあたりにムクムクと脂肪が形成されるようになるのが6ヶ月。この半年間、手術を受けた方は、まるで思春期の少女のように、自分の胸が日々成長していくのを確かめながら過ごすってわけ。ただしボリュームをどうやって調節できるのかはわからない。貧乳に悩んでいた人が、今度は超巨乳に悩むことにならぬとも限らない。しかしシリコンよりずっと自然なのは確実とか。実用化となれば、美容整形の世界に革命を起こすことになりそうだが?
ヨーロッパには2008年にも上陸、という話です。しかし、殿方の目をクギ付けにする魅惑のバストが、元はケツまわりのブヨブヨ、ってことにもなるとねえ、そろそろオッパイがどうのなんて卒業したくなりますねえ。
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7-7-7セレブ婚
2007-07-06
あすは七夕。しかし今年はただの7月7日じゃないじょ。07年の7月7日。07/07/07とラッキナンバーの7がそろう大フィーバー日。ってなワケで世界各国でこの幸運をもたらす(?)日に結婚式を挙げようというカップルが役所、教会、式場、神社に殺到するらしい。ま、のちのちのことを考えると、結婚記念日を忘れて女房に怒鳴られる心配がなくてベンリですが…。
フランスではこの日、NBAのサンアントニオ・スパーズで活躍するフランス人のバスケットボール選手、トニー・パーカー(ぜんぜんフランス人らしくない名前ですが…。それもそのはず、お父さんがアメリカ人、お母さんがオランダ人。トニーはフランス生まれでフランス国籍をもつ)と米女優のエバ・ロンゴリア(デスパ妻、新郎より7歳年上)というセレブ・カップルがパリ郊外のサン・ジェルマン・オクセロワ教会で挙式、そのあとシャトーで披露宴。招待客は777人、というのはいくらなんでもムリなんで、250人をよんでフィーバーするとか。来まっせ、マイケル・ダグラス夫妻、ライオネル・リッチーなど、ハリウッドのセレブが続々と。パリのオペラ座から近いヴァンドーム広場とラ・ペ通りの超高級ホテルには、招待客用に120部屋が予約されたとか。
その他、フツーのカップルも「777の日に式を挙げたい!」と頑張り、あまりに希望者が多いため、あちこちの教会では「合同結婚式」を挙行するところも。新興宗教のノリです。
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下着ドロボー御用
2007-07-05
日本では日常茶飯事らしい下着泥棒。フランスではあまり聞かないので、日本人にはネクラな下着フェチが多いのかと思っていたが、よく考えたら、軒先に洗濯物を干す日本は、下着ドロがやりやすいってことなんですよね。このたびフランスでも下着泥棒が逮捕されて、あ、ちゃんといたんだ、と妙に安心しました。
捕まったのはフランス中部、ロモランタン(ロワレシェール県)に住む44歳の庭師。植木の手入れをするフリをして、誰も見ていない隙に洗濯物を失敬、というワケではなく、仕事の終わった夜にガレージなどに忍び込み獲物をゲットという手口。
ある女性は4月以来、度重なる下着の盗難に悩んでいた。ある朝、ガレージの扉がこじ開けられているのに気づいて警察に通報。「犯人は現場に戻る」という鉄則を守り、捜査官たちは数週間来この家に張り込んでいたが、やはり一度お宝を見つけた場所は忘れられないものなんですな、ノコノコとやってきて侵入しようとした現場を押さえられた。
男の住居を調べると、出てきました、およそ数百枚のコレクション。とくに紐パンがお気に入りだったようです。2年前には街の路上で「露出」した前科があることもわかった。警察は精神鑑定の必要もあると判断している。異常といえば異常だが、治せといわれても治らない。一生刑務所にブチ込んでおくわけにもいかないし。こういう人、どうしたらいいんでしょうかねえ。
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「ポルノ・ピザ」がオープン
2007-07-04
あー、メシつくりたくねー、家から出たくねーというとき、日本だったら出前というステキなサービスがありますな。寿司、ラーメン、うどん、そば、カツ丼、カレー、なんでも食べられてウラヤマC。フランスでも最近は寿司の宅配があるが、インチキ寿司で喜んでいるようでは日本男児の名がすたる。
ま、しょうがねーな、ピザにしとくか、と電話をかけるわけですが、トッピングがどうの、サイズがどうの、住所、氏名、などを伝えるのが普通。ところが先週カナダにオープンして話題の宅配ピザ屋では、注文のときに「性別」も伝えるのがきまり。このお店、その名もズバリ「ポルノ・ピザ」。
注文したピザを食べていくと、だんだんとエッチな写真が見えてくるという仕掛け。エッチといってもプレイボーイ風のソフトな写真ではなく、そのものズバリのハードコアが売り。
いまどきポルノ写真くらいで喜ぶヒトがいるんかいな、と思ったら、コレがけっこう人気でスタートは上々らしい。ちなみにこのアイディア、さみしい女の人がピザを注文し、配達にきた魅力的なデリバリー・ボーイとウッフン、というありがちなポルノ・ビデオのストーリーをヒントにしたそうです。社長にとって意外だったのは、なんと客の7~8割は女性ってこと。次はビデオとセットに、ということを考えてもおかしくはない。さらには「道具付き」、デリバリー・ボーイの「ウッフン」サービス付き…となるとエスカレートしすぎです。この「ポルノ・ピザ」、18歳未満はもちろん注文できません。フランス上陸の可能性は…いまのところ未定。
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フランスのネズミに敗れたタフ・ガイ
2007-07-03
薄毛スター(うスター)の中では若手の部類に入るブルース・ウィリス。12年のブランクをへて、『ダイ・ハード』に再登場であります。『007』などの超ロングラン・シリーズは除き、シリーズも4作目までくると、しょうこりもなく、って感じがしてしまうのですが。おまけに今回は『ダイ・ハード4.0』なんていう時代を意識したわざとらしいタイトルで。じゃ次は4.1かよ、なんていうツッコミを想定してか、フランスのタイトルは「.0」なしで、『ダイ・ハード4~地獄への帰還』となっております。フランスではアメリカや日本に1週間遅れて7月4日に公開。
フランスでのヒットはかなりアヤシイ雲行きですが、本家アメリカでも公開最初の週末の興行成績ではトップに立てず、3340万ドルの収益で2位。代わりにトップとなったのが、フランスのアニメ『ラタトゥイユ』でした。4700万ドルの収益。コックさんになりたいネズミのお話だそうです。サイバーテロリストと闘う不死身の男、ジョン・マックレーンもネズミ一匹にコロリとやられてしまったというわけ。子供向け映画ばかりがヒットする状況はどこの国でも同じなようで。フランスでは夏休み真っ最中の8月1日公開の予定。
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サタデーナイトにキレる若者
2007-07-02
先週からずっと悪天候が続くフランス。せっかくの週末もぐずついた天気で、なんか気分も晴れん。そんな空模様を反映したような陰惨な事件がサタデーナイトに続けて起こった。
ひとつは、アルザス地方のミュルーズに近い人口1000人の小さな村で行なわれた伝統のお祭りで起こった悲劇。酒に酔った22歳の男が群衆にクルマで突っ込み、13人がケガ、1人が死亡。この男、行動が粗暴だったため、直前にお祭りの会場から追い出されており、逆上して犯行に出た模様。
もうひとつはパリ14区モンパルナス大通りに面した住宅で発生。屋根裏で一人暮らしをしていた25歳の男が食事の支度をしていたところ、下の階に住む夫婦に「台所から煙が出てクサイ」と苦情を言われ、いきなり妻のほうをブスッとナイフで刺し殺した。夫も刺されたが致命傷は受けず、警察に通報。男は屋根にのぼって逃げたが、警察が駆けつけると地上に身を投げて自ら命を絶った。
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