フランスのニュース

高校生、泥酔運転手を警察に通報
2007-10-16
来年は日仏修好通商条約150周年。日本ではおフランスがらみの、フランスではニッポンがらみのイベントが続々と行なわれそうな気配です。フランスのドイツ国境に近いロレーヌ地方の主要都市ナンシーでは15日、市長さんが日本とフランスの40組以上の姉妹都市サミットを開催する計画を発表しました。
さて、そのナンシーに近いリュネビルという町で先週金曜日に起こった「事件」。高校のスクールバスの運転手が泥酔状態で逮捕された。バスに乗り込もうとした高校生たちが、すっかりメーターをあげちゃっている運転手の状態を見て乗車を拒否。警察に知らせたというワケです。
運転手は50歳の女性。なんと血中からは1リットルあたり3.06mgのアルコールが検出されたと。ご存知のように、フランスはアルコールの血中濃度が1リットル0.5mgまでOKという「酒気帯び」に甘い国。体重60キロの人がビールを大ビンで1本あけて運転しても法的には問題ないことになるが、この運転手の場合は実にその6倍強のアルコールを含んで、人様の大事な子どもたちの命を預かったことになる。運転しなかったら罪に問われないだろうって? いや、その前に中学生たちを送り届けたところだったのですよ。高校生と違って、中学生は事の重大性に気づかなかったか、乗車拒否する勇気がなかったのでしょうか。
この女性、やっぱりアルコール依存症で、3週間前に別の雇い主からクビにされていた。来月8日に裁判が開かれます。
セクシー男が愛妻より優先させるもの
2007-10-12
フランス女性のアンケートで「寝たい男」ナンバー1に選ばれるのは誰だと思います? なんか知らんけど、ジョージ・クルーニーなんですよ。今週の雑誌には、なんか知らんけど、ヤツの表紙だらけ。この色男、先月はバイクで事故ったらしいのね。で、運び込まれた病院の職員がそのようすを記者たちにペラペラしゃべったというんで、病院が27人に1ヶ月の停職処分、というニュースが話題です。
ま、そんなヤツのことはどうでもよろしくて、元「寝たい男」ナンバー1に注目したい。ズバリ「アイ・アム・セクシー」と歌って一時代を築いたロッド・スチュアートであります。御年62歳。妻は26歳下の元スーパーモデルだもんね。トレードマークのツンツンに逆立った金髪も健在だもんね。でもちょっと太ったな。パッと見、ロビン・ウィリアムスがヅラをつけてるみたい…。
さて、そのロッドはん、大のサッカー好きなのはつとに有名。世界ツアーのときですら、プライベートジェットで故郷スコットランドのセルティック・グラスゴーを応援に行くという気合いの入りよう。
そういやサッカーの欧州選手権(ユーロ2008)予選では、スコットランドがフランスに2連勝、W杯決勝に進出した強豪イタリア、フランスを抑えて目下予選B組の首位。いよいよ大詰めの今週末13日は、予選突破に向けた正念場ウクライナ戦を迎える。
ドイツでツアー中のロッド氏、当然「グラスゴーまでプライベートジェットを飛ばすゼ」と息巻いております。ところがですね、その日は6月に結婚したペニー夫人の生番組がロンドンで収録予定。しかし筋金入りのサッカー狂に迷いなし。「俺はスコットランドの応援に行くゼ。彼女に会うのは試合後サ」…。かつて100人のビキニ美女をバックに「トゥナイト、アイム・ユアーズ(今夜俺は君のモノ)」と歌ったセクシー男も、サッカーの誘惑には勝てないのでした。
農業国フランスのヌードカレンダー
2007-10-10
いんや、なかなか火のつきにくいフランス人も燃え出しましたよ。ラグビーW杯フランス大会。開幕戦では伏兵アルゼンチンに敗れ、それがもとで優勝候補の強豪オールブラックスと早くも準々決勝でぶつかることに。あ、こりゃダミだ、と誰もが思った劣勢を見事にはね返し、初秋のサタデーナイトは、ちょうど開催中の「ニュイ・ブランシュ」(パリ中で夜通し行なわれる文化イベント)と相まって大フィーバーとなったのでした。
98年のサッカーW杯フランス大会がそうだったように、自国が勝ち進むと最初は無関心だった人々もにわかファンとなって熱狂しはじめるもの。いまや、オナゴたちも男臭さムンムンのラグビー選手に夢中であります。年末に向けてそろそろ発売になるカレンダーも売れるんだろうなあ。数年前から肉体美を誇るラグビー選手のヌードカレンダーが発売され、毎年この時期の話題になりますからね。
このヌードカレンダー、ラグビー選手にとどまらない。地方の商店街バージョンなんてのもありました。パン屋、肉屋、ペンキ屋、鉛管工なんかがピンナップボーイに早変わりして町おこしに一役買う、なんてのがちょっとしたブームになっている。カレンダーをじっくり眺めたおばあさんが肉屋に出かけ、店先で「オホホ、そのイキのいいソーセージをシルブプレ」などという会話が繰り広げられて町が活性化するわけですよ。年末のカレンダー売りで有名な消防士サンも、売るだけじゃ満足できず自慢のホースを握ってポーズ、オカマさんたちが狂喜する事態にも…。
で、このたび話題なのが、農民バージョン。スッポンポンで畑仕事に精を出す男女が各月のページを飾っております。収益金は、チャリティー番組「テレトン」に寄付。去年は1部7ユーロのカレンダーが7000部も売れて4万9000ユーロ(およそ800万円)が難病の子供たちに贈られた。今年は1部10ユーロ、8000部を用意するそうです。ほしい方は電話でご注文を。+33(0)5 49 04 24 36 か、+33(0)5 49 72 89 76まで。
ガス注意報
2007-10-05
ドーバー海峡を挟んだお隣イギリスのお話。ロンドンのソーホー地区で今週初め、異臭騒ぎが起こった。化学製品による有毒ガス発生か、もしかしたら化学テロのおそれもあり、ってんで、救急車と防護服に身を包んだ警察の化学処理班が駆けつけ、付近の住民は避難。
処理班が「ガス」発生の現場とされるドアを開けると、そこはタイ料理店の厨房。主人がタイ料理のソース「ナム・プリック・パオ」をつくるために激辛の赤唐辛子をこんがり焼いていたところであった。トム・ヤム・クンのベースになるソースだそうっす。
とんだ大騒ぎになって当惑気味のご主人、「こんなことはいままでなかったですねえ。タイ人にはおなじみの香りなんですが。外国人にとって得体の知れないニオイかも知れないけど、化学品のニオイじゃないのは明らかですよ!」
国際化の時代とはいえ、異文化に対する無知や無理解がなかなかなくならないのはどこも同じ。今回の事件は、ロンドンという街がとりわけテロに敏感になっているのをよく示すエピソードではないでしょうか。マスタードガスっていうカラシのような臭気をもつ化学兵器も昔はあったしね。日本でもサリン事件のあとに、誰もが神経を尖らせていたものです。異臭がする、ってんで電車が止まる騒ぎが起きて、調べてみたらニオイの原因はホームレスだった、なんてこともありました。
ツール・ド・フランスの英雄は今?
2007-10-04
あっという間に10月。フランスには「もう秋か。しかし何を懐かしむというのだ」という有名な詩(ランボー)がありますが、イヤ、立派な詩人サンと違って、フツーの人々は何を懐かしむって、そりゃ過ぎ去った夏の太陽ですよ。今年のパリはちゃんとした夏がついに来なかったけれども…。夏の風物詩、ツール・ド・フランスもドーピング渦で後味の悪い幕切れとなったしなあ…。
そういやあのヒト、どうしているかな? と思ったら、久々のニュースが入りました。たびたびドーピングの噂がありながら、前人未到のツール・ド・フランス6連覇を果たした自転車界の巨人、ランス・アームストロング(36歳、M字薄毛)。
この方、歌手シェリル・クロウと昨年2月に別れて、デザイナーのトリー・バーチと付き合っていたが、ニューヨーク・ポスト紙によると、最近その新しい恋人とも別れて、また独身になったとのこと。世界最高峰の自転車レースを7度も制し、引退後はニューヨークマラソンにも出場した超人的な体力をもつテキサス男、世の女性たちが放っておくワケがありません。おそらくモテモテの日々を過ごしていることでしょう。睾丸癌(ってあるんですねー!)も克服した不屈の精神の持ち主です。M字ハゲなんて問題ではないのです。
薄毛の新首相、フランスでのイメージは?
2007-09-28
日本の首相交代、ここフランスでも大きくとりあげられております。安倍前首相が就任したときは、その若さを強調するためか、「ポマード頭」などと黒々とした頭髪に注目する表現がしばしば見られたが、福田新首相については、とりたててその薄毛に言及するメディアはありません(そりゃそうか)。ただし1991年以来、もっとも高齢な首相と書かれている。そういや、小泉内閣官房長官時代のトレードマークだったレトロなメガネ、代えちゃったんですね、チト残念。
フランスのメディアによる新首相の形容は「穏健な保守派」あるいは「影の男」。前任者2人と違って「靖国参拝には行かない」と明言し、外交政策を中国寄りにシフトするところに注目している。 ル・モンドは、「弱体化した」日本の舵取りは難しい、となかなか厳しい見方。経済は成長を取り戻したが2%と小幅な伸びで、膨大な財政赤字を抱える現状で、積極的な手は打ちづらいというのがその理由だ。社会の格差拡大と高齢化が深刻で、年金制度の将来に不安がある、と指摘している。
福田首相の人物を物語るエピソードとしては、「挑発的な格好をするからレイプされるんだ」という過去の問題発言がとりあげられております。「機嫌にムラがあることで有名」とも書かれている。イメージだけでいえば、中国は別として、海外受けはあまりよろしくないようですな。
サルコジの顔に反対
2007-09-24
5代続いた薄毛大統領の時代が終わり…って毎回しつこいね。サルコジ大統領就任からもうかれこれ4ヶ月以上になるのか。パリのリュクサンブール公園で、奴隷制廃止の記念式典にシラク大統領とサルコジ次期大統領がそろってお出ましになったのは5月。まもなくバトンタッチとなる新旧大統領の2ショットを一目見ようと人だかりができたが、群衆からはオイ新大統領、見えないゾという野次。サルコジさん、シラクと並ぶとホントちっちゃかったんだって。チビでもいいじゃないか、フサフサならば。
どこにも出てくる八面六臂の活躍、加えて就任前の豪華マルタ旅行、夏休みの豪華アメリカ旅行、と何かと話題を提供してきましたが、そろそろ選挙の公約を実行に移すころ。「豪腕」大統領の真価が問われます、ってな時期に現れたのがきょうの話題。
リムーザン地方のラ・クルーズ県にあるサナという人口わずか380人の村で、村議会がサルコジ大統領の肖像写真を役場に飾ることに反対した。小さな村ですから、村議の数も少なくて賛成4票、反対5票で飾らないことに決定。べつに飾らなきゃいけないと法律で決まっているわけじゃなかったのですね。農業を営む81歳の村長によると、「何でもかんでもハイハイとお上の言うとおりにすりゃいいってもんじゃないわい。たしかにワシらは頭が固いかもしれんが、これが民主主義ってもんじゃ」とのこと。村長の執務室には、ミッテラン、シラクと歴代の薄毛大統領の肖像がいまだに掛けられている。ちなみに村長もキレイな白髪の薄毛。81歳にしてはけっこうあるほうかな?
男の道楽? 252万円のミニカー
2007-09-19
フランス中部、シェール県のブルジュ。春のロックフェスティバルが有名な町ですが、現在オモチャのオークション「コレクトイズ」が行われております。先週末には、ミニカーの落札額でフランス史上最高の記録が更新された。鉛でできた1930年代のシトロエン・ロザリー・クーペで、薄茶の非常にレアなバージョン。たかがミニカー1ケになんと1万5600ユーロ(約252万円)! これだけ投資できれば、自毛植毛でかなりフッサフサになれますよ! ホンモノの新車だって2台は買える。そんな高価な「乗れない」クルマを競り落とした道楽者は、30年代のミニカー集めを生き甲斐にする60代のフランス人男性だそうです。
野生の時代?シャバル人気爆発
2007-09-18
またまたラグビーW杯の話題。初戦のアルゼンチンに負けてどうなることかと思った開催国フランスですが、第2戦のナミビアには大勝利。注目の選手はロン毛、ヒゲ面の巨漢、セバスチャン・シャバルでキマリと以前に書きましたが、やはりフランス人も目が離せないようで。「シャバルマニア」なる新語も登場しました。
人気者になると、ほっとかないのが広告業界。パリジャン紙が街角でこの野人には「どんな広告が向いてる?」とインタビューを行なった。まずは「あの長髪に髭でしょ、アステリックス・パークなんていいんじゃない」(41歳・男)。パリ郊外にある人気キャラクターのテーマパークのことです。ゴロワ人のイメージに近いですもんね。「やっぱシャンプーでしょ。女性用だってイケるかも」(21歳・男)なんてのはヒネリがないんじゃない? 「ヘアケア製品はダメね。もっと男っぽさが合うモノでないと。ビールなんかどうかしら」(25歳・女)と鋭いご指摘アリ。つづいて「朝ゴハンのシリアル。元気が出そうじゃない?」(34歳・女)、フム。「デオドラント。じゃなかったらヒゲソリのムース」(36歳・女)って、トレードマークのヒゲを剃らなきゃならないじゃないですか!
では、我々からもひとつご提案。ズバリ大型冷蔵庫。そういえば冷蔵庫のコマーシャル、フランスじゃあんまり見ないなあ。しかしコマーシャルに出ると好感度が下がるかもしれませんねえ。出シャバルな、なんてね、おあとがよろしいようで。
パリにあふれるスカート姿の男たち
2007-09-14
秋の気配ただようパリの街。ここ数日、やたらと目につくのが「スカート姿の男たち」であります。いよいよ時代もここまで来たか、などと早トチリなさらないで。古くからスカートを愛用してきた人々がいますね、民族衣装のキルトに身を包むスコットランド人です。
もちろん、つねに着物を着ている日本人が少ないように、この方たちもいつもスカートをはいているわけじゃない。民族意識を高揚する機会にはくのです。で、スカート男たちがパリの街中を闊歩しているのも、いまフランスでラグビーのW杯が開催中だからなのね。おまけに12日には、サッカー欧州選手権(ユーロ2008)の予選フランス対スコットランド戦がパリ16区のパルク・デ・プランスで行なわれ、ラグビーの応援とかけもちでやって来たスコットランド人がたくさんいたわけです。
この試合、そのせいでフランスのホームゲームなのに、スコットランドの応援が圧倒してしまった。会場に掲げられたスコットランドの旗も三色旗よりずっと多かった。ビールを大量に飲んだスカート姿の男たち(ほとんどがずんぐりした体型、薄毛率も高し)、試合中ずっと大合唱を続け、スコットランドが強豪フランスを破る「歴史的な勝利」に貢献したのでした。
その4日前にフランスがミラノでイタリアと予選を戦ったときは、観客席からフランス国歌「マルセイエーズ」が聞こえなくなるほどのブーイング(イタリアを八百長の国と断罪し、ベンチ入り禁止の処分を受けたドメネク監督に向けられた)が起こり論議を呼んだが、スコットランド人は相手の国歌も手拍子で盛り上げるなど、陽気で友好的な人たちなのでした。ビール臭かったけど。
ところで、キルトをはくときにはパンツをはかないのが伝統、というのが有名ですが、メトロで正面に座っていた男性(2人)の股間を盗み見たところ(オエッ)、ちゃんとはいてましたヨ。ひとりは白、もうひとりは黒のブリーフでした。
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