秋の気配ただようパリの街。ここ数日、やたらと目につくのが「スカート姿の男たち」であります。いよいよ時代もここまで来たか、などと早トチリなさらないで。古くからスカートを愛用してきた人々がいますね、民族衣装のキルトに身を包むスコットランド人です。
もちろん、つねに着物を着ている日本人が少ないように、この方たちもいつもスカートをはいているわけじゃない。民族意識を高揚する機会にはくのです。で、スカート男たちがパリの街中を闊歩しているのも、いまフランスでラグビーのW杯が開催中だからなのね。おまけに12日には、サッカー欧州選手権(ユーロ2008)の予選フランス対スコットランド戦がパリ16区のパルク・デ・プランスで行なわれ、ラグビーの応援とかけもちでやって来たスコットランド人がたくさんいたわけです。
この試合、そのせいでフランスのホームゲームなのに、スコットランドの応援が圧倒してしまった。会場に掲げられたスコットランドの旗も三色旗よりずっと多かった。ビールを大量に飲んだスカート姿の男たち(ほとんどがずんぐりした体型、
薄毛率も高し)、試合中ずっと大合唱を続け、スコットランドが強豪フランスを破る「歴史的な勝利」に貢献したのでした。
その4日前にフランスがミラノでイタリアと予選を戦ったときは、観客席からフランス国歌「マルセイエーズ」が聞こえなくなるほどのブーイング(イタリアを八百長の国と断罪し、ベンチ入り禁止の処分を受けたドメネク監督に向けられた)が起こり論議を呼んだが、スコットランド人は相手の国歌も手拍子で盛り上げるなど、陽気で友好的な人たちなのでした。ビール臭かったけど。
ところで、キルトをはくときにはパンツをはかないのが伝統、というのが有名ですが、メトロで正面に座っていた男性(2人)の股間を盗み見たところ(オエッ)、ちゃんとはいてましたヨ。ひとりは白、もうひとりは黒のブリーフでした。