FRENCH-CODE NEWS vol.30
2006.10.26
【今週のフレンチ・コード】
いつも地下を移動していると景色が見たくなり、時々バスに乗ります。時間はかかるけど好きな道順をいくバスは小さなお楽しみ。ただしバスの中は携帯天国でけっこう騒々しいです。先日何人かが携帯で「今、バスの中なんだけど」と全く必要ない電話をしている中、若い女性が深刻な声で電話しています。聞くとはなしに聞いていると、3ヶ月の赤ちゃんをおいて子供の父親がほかの女性とくっついて家を出て行った。子供が小さいので仕事を探すのも難しく・・・という話で、気がつくと他の乗客も思わず自分の電話をやめて聞いています。「今日、就職の面接があってね、店員なんだけど。うん、また連絡するわ」と彼女が携帯を閉じると、みんなまた自分の電話に戻りました。まだ「乗り物の中で携帯はご遠慮ください」という事態になっていないフランス。いろんな乗客のプライバシーを聞きながら移動するわけです。
今週もフレンチ・コードでパリの空気を感じてください。
編集長 長谷川たかこ
▼ 更新情報
・「パリ・気になるお店」
http://www.french-code.com/boutique_bernardmagrez.html
濃い茶色の外観、中に入ると黒クリスタルのバカラのシャンデリア。ワインが生涯の情熱であるオーナーの“署名つき”のワインがそろうワイン・カーヴ。
・「パリジェンヌの秘密」
http://www.french-code.com/beaute_nickel.html
斬新なコンセプトと抜群の効果で注目をあびている男性用コスメ。彼のプレゼントにいかが?
・「アンケートに答えてプレゼント!」
http://www.french-code.com/present02.html
目下、フレンチ・コードでは、携帯バージョンを企画しています。より多くの方に利用していただけるよう、需要に応えた内容にしたいと検討しています。
みなさまのご意見をお聞かせください。パリで大人気「ANHA」のバッグを抽選で3名様にプレゼントします。みなさまのご応募をお待ちしています!
■ 《傲慢》が負ける!
ゲランの新しい香水《アンソレンス》のボトルが、自分の作品のコピーで あると訴えていたJean-Claude Cardietが勝訴し、ゲランはすべての《アン ソレンス》の回収を言い渡された。大きさの違う半球体を3段重ねにした デザインがカルディエ氏のオリジナルであることが証明されたわけ。ヒラ リー・スワンク(『ミリオンダラーベイビー』でオスカー賞)を起用した 広告費も莫大にかかっただろう、ゲランにとっては真っ青どころではない ショッキングな宣告だ。人間の心理って(私だけかもしれない)不思議な もので、《アンソレンス》がゲランのブティックやデパートのコーナーに 山積みになっていたときは、わりと無関心に通り過ぎたのに、撤退となる と突然欲しくなってしまう。ところで《アンソレンスInsolence》は、無礼、 傲慢、横柄という意味。毒や阿片、エゴイストなど過激なネーミングが 好きな香水界。それにしても《無礼、傲慢》というのは大胆な名前と驚い たが「無礼なほど途方もなく美しい」みたいなニュアンスらしい。
■ フランス人の平均年間衣料費
いくらだと思います?672ユーロ(約10万円、2004年に比べて27ユーロ減)。 バッグなど革製品は入らず、繊維製品に限った平均とはいえかなり少な い。傾向としては、①ソルド(バーゲン)を待つ人、つまり定価では買わ ない人がどんどん増えている。②ZARA 、H&M 、Kiabiなどの安い衣料品 チェーンが儲けている。③インターネットで買う人が増えている(今年にな って少なくとも一度は買った人が7.6%)など。アウトレットや前年のコレ クションを売るストック屋も増えている。しかし、消費者がZARAやアウト レットやオンラインブティックにどっと流れたら、普通のブランドやメーカ ーは困るわけだから、定価を最初から安くしたらどうなんだろう?と思い ません?

フレンチ・コード
http://www.french-code.com

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