FRENCH-CODE NEWS vol.38
2006.12.21
【今週のフレンチ・コード】
電話で話した友人は「プレゼントは1ヶ月前に買い終わり、料理の用意も万端であとはノエル(クリスマス)を待つだけ、ふふふ・・・」と満足げな笑い。今年はうちに家族が集まるというのに、何にも準備ができていない私、 お義父さんへの贈り物はナニ?ワインは誰が持ってくるの?子供へのプレゼントだけは間に合わせないと!・・・電話の後でさすがに焦りました。 まあ何とかなるだろう、とすぐに開き直りましたが。
どうぞ楽しいクリスマス、そしてよいお年をお迎えください。
今年、多くの方に訪れていただき、たくさんのご意見や励ましをいただき、心からありがとうございます。
2007年もフレンチコードをよろしくお願いいたします。
編集長 長谷川たかこ
▼ 更新情報
・「猫沢シネマ」
http://www.french-code.com/cinema007.html
猫沢エミさんによるシネマ紹介第7弾。
猫沢さんのパリに関する新刊2冊もよろしく。
・「野菜物語」
http://www.french-code.com/legume_potato.html
たかがジャガイモとあなどるべからず。あの舌に絡みつく、幸せな瞬間を味わいたければ、フランスのジャガイモの品種と調理法を学ぶべし。
・「クリスマス・セール開催中!」
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もうすぐクリスマス!期間限定でdoggidogの全商品を値下げしています。
首輪やお洋服など、かわいいMADE IN FRANCEの商品が揃ってます。
あなたのワンちゃんにクリスマス・プレゼントはいかが?
■ 断頭台から200余年・・・
マリー・アントワネットが使っていた香水が、12月15日からヴェルサイユ城で限定販売される。調香師フランシス・キュルクジアンは、歴史家エリザベス・フェイドーの調べたレシピに従って、18世紀の製法で王妃の香水を再現した。その調合は、ユリ、薔薇、ジャスミン、オレンジの花にシーダー、白檀を少々、さらに龍涎香(りゅうぜんこう)にベトナムの麝香(じゃこう)・・・。アントワネットは軽いフローラル系が好きで、動物系の香りは苦手だったそう。200年前は、香水を保存しておくことも同じ香りを作ることもできなかったので「これがズバリ王妃の香りと断定できない」と調香師。 また当時は、野禽を多く食べ、体を頻繁に洗わなかったので、体臭が今とかなり違っていた。現代に合わせるため、多少の妥協が必要だったそうだ。 死後200年後に蘇った香りは「MA、Sillage de la Reine(王妃の足跡)」と名づけられ、1000本の限定販売。25mlで350ユーロ(約5万3000円)といういいお値段だが、驚くのは早い。同じ25ml入りでクリスタルの小瓶入りは8000ユーロ(約120万円)。販売はヴェルサイユ城とその公式サイトのみ。 「コレクター向けに作られた香水ですが、ヴェルサイユ城にはおみやげにケチケチしない旅行者が多く、特に日本人の金持ちはお金に糸目をつけません」とシャトー責任者(ほんと?)。この香水の発売を「お城のマーケティング戦略?」というイジワルな声もあるが、「いえいえ、純粋に化学的歴史的な再現」とのこと。王妃の足跡、買わなくても、一嗅の価値あり。
■ ビュッシュ・ド・ノエルの由来
日本だとクリスマスケーキはチョコレートケーキ、チーズケーキ、苺ショートと何でもありだが、フランスではビュッシュ・ド・ノエルという薪型のケーキだ。 この由来は12世紀に遡る。クリスマスの前日、森に大きな薪を探しにいき、 担いで家まで運んでくるところから“儀式”が始まる。クリスマスの夜、家長が暖炉に置き、薪に油と塩、濃縮ぶどう酒を振りかけてお祈りをする。 大切にとっておいた前の年の燃え残りの薪で火をつける。これは娘か妻の役割だ。このクリスマスの薪の灰は、一家を災いから守るとされていた。 この風習は、大きな暖炉がストーブに取って変わるのに連れて、19世紀の後半に消滅した。その後、お菓子に変身したというわけだ。スポンジケーキの周囲にバタークリームやチョコレートクリームを塗ったのがオーソドックスだが、最近はアイスクリーム版やティラミス風などバラエティ豊か。
■ キャンディ?いえ、フォアグラです
クリスマスのご馳走といえば、フォアグラ、生牡蠣、キャビア・・・特にフォアグラは、高くてもクリスマスらしいから、と毎年変わらぬ人気。さてフィガロによるフォアグラを買うときのアドバイス。
(1)半生、丸ごとを買うこと。
(2)産地にこだわること。最近では東ヨーロッパやマダガスカル産、中国(トリュフ作りでは飽きたらず)までフォアグラを産しているが、南西フランス産が一番(まあフランスのメディアだからそう言うでしょう)。
(3)オーソドックスにトーストにつけて食べるのもいいけど、例えばル・ノートルは丸くくり貫いてスティックにさして、棒つきキャンディー仕立て。その周りにピスタチオのみじん切りをまぶして歯ざわりのコントラストを出したり、いちじくやパイナップルのコンポートに浸して食べるのもお薦め。
さて合わせるワインは?フォアグラに甘くトロリとした貴腐ワインソーテルヌは定番コンビだが、オードブルからどっちもこってりだと先が思いやられる(?)ので、アルザスの白など軽めのワインを合わせるのが流行りだそう。ボン・アペティ!

フレンチ・コード
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