パリのシュークリームは可愛さで勝負!
Choux à la crème parisiens sont trop mignons!

昨年辺りから注目を集めるシュークリーム。日本ではお馴染みだが、意外や意外、フランスでは滅多に見かけないスイーツだった。
フランスでシュー生地のお菓子といえば、エクレアを筆頭に、ルリジューズ、サントノーレ、パリ・ブレスト(注1)。結婚式はシュークリームの表面をキャラメルがけしてピラミッド状に盛ったピエス・モンテが定番だ。
 単体のシュークリームを一躍有名にしたのは、北マレの「Popelini/ポペリーニ」。ラデュレで経験を積んだ菓子職人のアリスさんとオーナーのロランさん、二人の女子がタッグを組んだお店。メディチ家のお抱え菓子職人でシュー生地の生みの親、ポペリーニ氏の名前を掲げた。手のひらにちょこんとのるミニサイズで、シュー生地は固め。9種の定番フレーバーと、週替わり、日替わりのシューを合わせて全11種類。売れ筋は塩バターキャラメルとマダガスカル産バニラだそう。まるでベレー帽を彷彿させるカラフルなアイシング。その可愛らしさが評判を呼び、セレクトショップ、コレットやメルシーのカクテルパーティにも登場した。現在、パリ右岸に三店舗を構えるまでに急成長。
 「ポペリーニ」に対抗するのは、今年1月にオープンした左岸の「Odette/オデット」。オーナーのフレデリックさんにとっての”プルーストのマドレーヌ”(注2)は、祖母お手製のシュークリームだった。祖母の名前を掲げたこの店は、伝統の味を現代風にアレンジ。定番のショコラ、カフェや、ベリー類をミックスした「森のフルーツfruits des bois」など、全部で9種類。値段は「ポペリーニ」とほぼ同じ。この店がはかった差別化は、二階に全15席の小さなサロン・ド・テを設けたことだ。ドリンクメニューには、シャンパーニュ(1杯12ユーロ)も登場。利用する際は、ノートルダム寺院を目の前に臨む窓際の特等席へ!
マカロン、カップケーキの後を追い、このブームは何処へ行くのか、今後に注目だ。(Sakurako Uozumi)

注釈)
1、 ルリジューズ(大きなシュークリームの上に小さなシュークリームをのせてアイシングを塗ったケーキ)、サントノーレ(丸いブリゼ生地の上にシブーストクリームを挟んだシュークリームをのせたケーキ)、パリブレスト(冠状のシュー生地の間にプラリネクリームを挟んだケーキ)
2、 プルーストのマドレーヌ
嗅覚や味覚から過去の記憶が蘇ってくる心理現象のこと。マルセル・プルーストの代表作「失われた時を求めて」の文中で、主人公が紅茶に浸したマドレーヌを口にした瞬間、幼年時代の風景が蘇ってくる、という描写を元にしている。

Odette

77, rue Galande 75005
メトロ:サン・ミシェル
Saint-Michel(4番)
営:10 :30h〜 19h
休:月

75005 Paris, フランス

Popelini

29 rue Debelleyme 75003 
Tél:01 44 61 31 44
メトロ:フィーユ・デュ・カルヴェール / Filles du Calvaire(8番)
営:11h〜 19h30(火〜土)、10h〜 15h00(日)
休:月
他にマルティーユ店(44 rue des Martyrs 75009)
ヴォルテール店(22 rue Voltaire 75011)

75003 Paris, フランス

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