整体士 竹中 啓さん
Hiraku Takenaka, Seitai-shi

15区に“かなり痛いけど良く効く”整体の先生がいる、と聞いて、行ってみた。確かに「イターイ!」と叫ぶほど痛いけど、施術の後で、身体が、特に肩や頭(!)が軽くなった。

竹中啓(ひらく)先生は、“好感が持てる”というと月並みだけど、清々しい印象の方。小柄でほっそりしたの身体のどこにあの力があるんだろう?京都では、有名人やスポーツ選手が来るほど評判だったというのに、スッパリ辞めてパリへ、それも奥様と小さいお嬢さんと一緒に移住という、勇気ある(無謀な?)決断だ・・・

整体士になられたきっかけは?
大学一回生のとき腰椎ヘルニアになり、一時は足までしびれてトイレに行くのも大変だったところ、整体の佛願先生に治していただきました。その経験から整体を勉強したいと思い、大学卒業後、鍼灸理療学校に3年通い、国家試験にパス、佛願流の鍼灸あんま・マッサージ・指圧師になりました。

なぜ日本を出ようと思われたんですか?
往診をメインにしていましたが、だんだん患者さんが増え、店舗を持たないとやっていけなくなりました。ちょうど、同じ場所にいては師匠(仏願氏)を超えられない、“親離れ”できないと思いはじめ、また以前から、一回きりの人生、色々なことを経験したいと思っていたので、日本を出ることを考えました。妻も同じ考えでした。

なぜパリだったんですか?
妻がイタリア語を話すので、最初はイタリアを考えましたが、知り合いにパリ在住の日仏カップルがいたので、パリに来ました。そしたら、この街が京都に似ていて違和感がなく、お茶(竹中先生は煎茶道方円流の師範でもある)は、ワインに似ていることに気づきました。フランスではまだ整体は知られていませんが、この国の人は受け入れるかもしれない、と感じました。

パリで整体を始められて1年半、フランス人の反応は?
今、日本人65%、フランス人35%くらいです。フランス人は我慢強くないと聞いていましたが、予想に反して痛みを我慢し、知らないものを試してみよう、という人が多いです。あと日本人フランス人両方にいえますが、食事や生活に気をつけている人は若い、気をつけていない人との差が明らかです(アララ・・・)

竹中先生は施術にひとり2時間取っている。到着して、一息ついてから始める、終わった後、少し休む・・・この時、必ずお煎茶が出る。竹中先生の煎れられたお茶を一口飲んで、思わず「美味しい!」
こんなにまろやかで甘みのあるお茶は初めて!それを言うと、竹中先生は本当に嬉しそうな顔をされた。

さて最後に、フランスにはいつまでいる予定ですか?
今のところ、日本に帰るつもりはないです。こっちに来て、いやな思いをしたことはないし、フランス人の考え方が面白い。特に、彼らがなぜ“自分の人生に対して自由”なのか、よく知りたい、見極めたいです。

竹中先生のHiraku SeitaiのHPはこちらです。