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仕事:
パリのサンルイ病院形成外科部長。60歳。火傷でただれた皮膚の移植、乳がんで失った乳房を背中の脂肪や筋肉で再健、指や口などに先天的異常をもった子供の手術など、もとの形を修復したり、傷を目立たなくする治療をする。
形成外科では美容整形も若干行うけど、フランスと日本では逆の手術をすることが多い。 例えば、高すぎる鼻を低くする、大きすぎる胸を小さくする、小さい顔を大きくする(!)など。
どうしてこの仕事を選んだか?:
家族が医者だったわけではないのに、幼い頃から医者になると決めていた。その理由も覚えていない。本か何かの影響かな?最初は精神科医になりたかったが、学生のときに方向転換。
日本への留学:
今から36年前に2年間、日本へ留学をした経験がある。当時、日本は微小外科の分野が進んでいたから。語学はパリで勉強していったので特に苦労せず、とても楽しかった。鬼塚教授という偉大な形成外科の教授に出会えたことが一番の思い出。それ以来、日本へは何度も行っている(現在、昭和大学と千葉大学の客員教授)。
日本人はみんな優しくて親切だけど、女性の地位がひどい。時代は変わっても、日本人男性の考え方が昔のまま変わってないからだろうね。フランスは違うよ。
フランスと日本:
全て違う。分かりやすい例えは、日本人は仕事中心に動いているが、フランス人はいつもバカンスのことばかり考えてる。その違いが全てに反映されてるよ。
休日の過ごし方:
アンティークが好きなので、よく蚤の市を散歩する。カルチエ・ラタンにもよい骨董屋がたくさんある。アンティークの中でも特にアフリカのプリミティブなオブジェが好き。モロッコ、ニジェール、コンゴなど、アフリカへはバカンスを利用して年に2、3回行く。バカンスとはいえ、滞在中にはボランティアで現地の人の手術をする。アフリカでは医療従事者の数が圧倒的に少なく、充分な治療を受けられないのが現状。
本もよく読む。日本の作家では、谷崎と井上靖が好きだ。それから、車、バイク、飛行機の運転も好き。普段はイタリアのApriliaというバイクに乗っている。たまに友人のフェラーリを借りて走ることもある。スピード狂なんだ。
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