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その女性はすっぴんで現れた。赤ちゃんのような肌!その理由を聞けば、自社製品を使っているから、という答えが返ってくると思いつつ、でも聞いてみたら、
「たくさん寝る、タバコを吸わない、アルコールを飲まない(ただし食事のときワインは少々。ワインをアルコールの範疇に入れない人が多い)、水を沢山飲む・・・つまり身体の中から綺麗にすることかしら」
ロバのミルクを主原料にしたスキンケア、キャリネスの創立者、カトリーヌ・バロンはスイス在住のフランス人だ。ロバのミルクに出会うまではコスメとは無縁の世界にいた。
人生を変えた(!)ロバのミルク
ギャラリー・ラファイエットを皮切りに、ランヴァン、プラダ、フュルラ、シャネル、YSLなど10年間、有名ブランドを転々と。つまり彼女はコスメ畑の人ではなかった。
あるとき、ピレネーのションブル・ドット(民宿)に泊まった時、ロバのミルクで作ったという石鹸が出された。超敏感肌で何をつけてもトラブルが多かった彼女、その石鹸の肌触りと使った後のしっとり感にひと目惚れ(ひと肌惚れ?)。たくさん買って帰ってそればかり使うようになった。
間もなく夫の転勤でスイスへ。彼女はピレネーのロバミルク石鹸の製造者に会いにいき、製品を卸してもらってスイスで売ることに。屋台にパラソル、カトリーヌの石鹸屋さんが市場に登場した。
自分で作りたい
そのうち、ロバミルクで作ったフェイスやボディケア製品が欲しい、と思い出す。しかし、ロバのミルクは稀少で(雌牛からは1日100ℓのミルクが搾れるが、ロバは2ℓ)ピレネーの製造者は自分の製品を作るので精一杯。あちこち探して、大規模なロバ飼育場をイタリアに見つける。次はラボラトリー探し、ジュネーブ近くに、コスメメーカーをいくつか手がけているエコサート承認ラボを見つけた。
直感で突っ走る
ブランド名はパッと浮かんだ。Câlin=頬ずり、愛撫と Anesse=雌ロバを組み合わせた造語で、Câlinesse(キャリネス)。ブランド名だけでなく、彼女ははっきりしたイメージを持ってラボを訪れる。香りはこれ、テクスチャーはこんな感じ、効果は敏感肌に優しく、保湿、老化防止・・・
市場調査するとか専門家に聞くことをせず、従ったのは「自分の直感だけ」。ラボラトリーの担当者は「あなたは自分がしようとしていることの大きさをわかっていない」とカトリーヌの大胆さにあきれ、「だからいいんだ。わかっていたらやらないだろう・・・」
ラボがカトリーヌの希望通りの製品を作るのに1年半かかり、2007年11月に赤ちゃんと女性のオーガニック・スキンケア、キャリネスが生まれた。同年、夫と2人で会社を設立。
オーガニックの重要性
キャリネスの製品は、エコサート/ECOCERTコスメビオ/COSMEBIO両方の承認を受けている。オーガニックであることにこだわりますか?という質問に彼女は、「環境を大事にし、食べ物やコスメなど体内に入るものを注意して選ぶのは、これからますます必至。赤ちゃんスキンケアも作っているから尚更です。コスメビオの基準は現在「自然素材全体の10%がオーガニックであること」だけど、2011年にはCOSMOSに変わり「20%がオーガニック」と基準も厳しくなる。そのことからも、毎日使うものの成分にこだわる重要性がわかる」
さて最後にカトリーヌの毎日のケアは?
ラクトセンスでしっかりクレンジングしたあと、エクラ・ドゥ・ヴィザージュ(夏はスクレ・ラクテ)をたっぷり。週2回、ココン・ラクテのマスク・・・もちろん全部キャリネス!」
キャリネスの製品はスイス、フランスの高級スパに広まりつつある。


関連リンク:
Câlinesse(キャリネス)
  Marcus McAllister
ロバのミルクを主原料にしたスキンケア、キャリネスの創立者、カトリーヌ・バロン
夫の転勤でスイスへ引越し
ロバのミルクに興味を持ち始めた頃
ロバの乳搾りも自ら体験
始めはロバミルク石鹸屋さん。こんな小さな屋台だった!
夫とキャリネスを設立。コスメのサロン会場にて
キャリネスのケアが受けられるスイスの高級スパ(有名人御用達!)



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