- 前菜のアイスグラスのサラダ、ぷりぷりのエビもたっぷり。
- ナイフを入れると中はほんのりバラ色、肉汁が飛び出す。
- 手作り感あふれるデザート
- 奥の部屋は天井が高く明るく、手前(写真)の部屋は木の梁が雰囲気たっぷり。
昔から料理好きで、休日には家族や友人たちに料理をふるまっていたというプラミル氏は、「教師の次は料理」と決めていた。定年を迎えるにあたって、精力的に夢の実現に向かって動き・・・ご覧のとおり。「僕は、凝った料理は作れないよ。ただシンプルに、素材を生かした料理を作るのが好きでね」とニッコリ。
今日は、3品のランチコース(30ユーロ)をいただくことに。前菜でおすすめしたいのは、アイスグラス、エビ、トマトコンフィのサラダ。「アイスグラス?水滴?解凍された葉っぱ?」・・・いえいえ、表面に水滴がついているように見えるので、こう名づけられたそう。スーパーやマルシェでもなかなかお目にかかれない珍しい野菜で、厚みがありさっぱりした食感。シンプルなドレッシングの加減も絶妙、サラダ本来の味をしっかり堪能できる。
メインは、子牛のステーキ、じゃがいものピュレ添えをとった。「焼き加減はロゼをお薦めしますが・・・それがおいしさを一番引き立たせるんです」とサービスの男性。それではもちろん、ロゼでいきましょう。出てきた料理はびっくりするほどシンプルな盛りつけだが、その効果はテキメン、見た途端に食欲中枢を刺激されてしまった。味で堂々勝負といったところか。ナイフを入れるとじゅっと肉汁が出てくる。抜群の火入れ加減によってお肉のうまみを凝縮、とにかくおいしい。今まで食べた子牛のステーキの中ではナンバーワンをいく。つけ合わせのじゃがいものピュレも重すぎず、いくらでも食べられそう。デザートには、コーヒーのミルフィーユを。ここでもまた 、(いい意味で)やられた!と思った。薄くて繊細なパイ生地が層になったミルフィーユが出てくるのかと思いきや、しっかり厚くて存在感あるパイ生地。ミル(フランス語で1000)の層にはほど遠く、4層しかなかったが、さくさく、さくさく。サンドしてあるコーヒー味のクリームも、上にのっている生クリームも、甘すぎない大人の味。
オープン以来、伝統的フランス料理の良さを守りつつ、モダンな要素も取り入れてプラミル氏なりの料理を生み出している。メニューは季節に合わせて2ヶ月ごとに変更され、旬で質のよい食材にこだわる。ちなみに、フォアグラもお手製、そろうワインは50種類以上!プラミル氏のシンプルで上質な世界、一度味わってみて欲しい。
向かいには、オリーブオイルやジャムなど、イチオシ商品がそろったプラミルのエピスリーもオープンしているので覗いてみよう。(Chiharu)
Pramil
9, rue du Vertbois
75003 Paris
Tel : 01 42 72 03 60
メトロ : タンプル/ Temple(3番)
営業時間 : 火-土12h-14h30,19h30-22h30、日19h30-22h30




