シュクレ・カカオ
Sucré Cacao

今日は、パリの東の端っこの20区にある、隠れた名店「シュクレ・カカオ」をご紹介しよう。地元密着型の実力派として 味に定評があり、オープン以来、人気を不動のものにしている。観光地ではないのでツーリストが訪れる地区ではないが、噂を聞きつけたスイーツ通のツーリストたちが「わざわざ」ここのケーキを買うために足を運ぶこともあるほどだ。もちろん、パリ在住者もしかり。
オーナーパティシエは、ジェームス・べルティエ氏、44歳。幼少のころ、ご近所さんがパティシエという環境で育ち、その影響で10歳のころから自宅でお菓子作りを始める。お菓子への情熱はとどまることを知らず、わずか15歳でプロのパティシエとしての道をスタート!ダロワイヨ、メゾン・ペルティエ、フーケッツなどを経て、5つ星ホテルのムーリスで5年間、シェフ・パティシエとして腕をふるう。過去に27ものコンクールに参加、トロフィーの数は「だいたい12個くらいだったはず。はっきり覚えてないや(笑)」。
1991年には、最も権威のある製菓コンテストといわれるシャルル・プルースト杯でも受賞。さらに、MOF(フランス国家最優秀職人)で3回も最終選考にノミネートされたといえば、どれだけの凄腕の持ち主かお分かりいただけるだろう。
中心から離れた20区にお店をオープンすることについて、仲間からは反対意見もあった。だが、「僕自身はこのあたりの庶民的な地区が好きだったし、1920年からずっとパティスリーだったこの物件がタイミングよく安く売り出されていたのは何かの縁だと思って」と、1999年5月にシュクレ・カカオをオープン。結果、「感じのいいお客さんたちに恵まれ、ここで良かった」とベルティエ氏。
オレンジと茶色でまとめられた店内は、アットホームで入りやすい。定番人気は、ふわっととろける甘さ控えめのチョコレートムースがたまらない「オシリス/Osiris」(4.6ユーロ)や、ピスタチオクリーム、泡立てたバニラクリーム、甘酸っぱいフランボワーズが絶妙のコンビ「トスカン/Toscan」(4.9ユーロ)。どちらも重すぎないところがうれしい。また、さわやかなレモンの酸味が口中に心地よく広がる「タルトレット・シトロン/Tartelette Citron」(3ユーロ)もお薦め。チョコレートやヴィエノワズリーもお見逃しなく!
これからも地元に愛され、遠くからも買いに行きたくなるようなお菓子を作り続けてくれるに違いない。(Chiharu)

Sucré Cacao

89, Avenue Gambetta
75020 Paris
Tel : 01 46 36 87 11
メトロ : ガンベッタ/ Gambetta(3番)
営業時間 : 火-土9h-19h30、日9h-18h

75020 Paris, フランス
75020 Paris, フランス

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