フレンチ・コード
ガイドブックには載っていないパリとフランスとフランス人の日常

ア・トゥット・ヴァプール | A Toutes Vapeurs

2010/06/06

早くて、清潔で、ヘルシー。伝統的フレンチレストランに欠けていた(?)コンセプトで生まれたA Toutes Vapeurs。魚や肉+付け合せのパニエ(籠)を、巨大な蒸し器に入れて2分。例えば、“鮭と長ネギ、オレンジ、ナッツ”、“タラとフヌイユ、ジャガイモにピーマン”、“鴨のフィレ、ニョッキ、ニンジン、キャベツ”・・・今までにない組み合わせが一緒に蒸されて、一口食べると、思いがけなく相性がいい。

それもそのはず、このレストランを開いたロベール・プティは料理人だった両親のお陰で子供の頃から料理に親しみ、タイユヴァンの見習いになった。ある晩、レストランのお客の顔ぶれを眺め、「僕はこの中の誰と、夕食を一緒にしておしゃべりしたいと思うだろう?」と自問自答し、そこが自分の世界ではないことに気づく。1979 年、ロベールが19歳のときだ。

一年後、少ない資金で大衆的レストランDame Tartineを始める。名前の通り、パンの上に色々な具をのせたタルティーヌがメイン。パンなんかで・・・という周囲の懐疑的な目をよそに、1984年にポンピドーセンター近くにお店を開くと大当たり。時代の要求に合っていたのだ。2号店、3号店ができるほど発展したDame Tartineを98年に売却。

「待たずに、ヘルシーで美味しいものを食べたい」という時代の声に応えるスタイルを探して、生まれたのがこの“全部蒸し”コンセプトだ。パニエはリサイクルの木、とエコロジックも忘れていない。

8区のサンラザール駅近くに続いて、パレ・ロワイヤルのここ2号店が最近オープン。前菜のサラダやラップサンド(蒸さない)は6,5~8ユーロ、メインは7,5~12,5ユーロ。デザート4,5ユーロ。10 ユーロのセットメニューはアントレ+メイン、かメイン+デザート(どれも2-3種から選ぶ)。

住所 2 rue de l’Echelle 75001 Paris
tel 01 43 54 59 47
営業時間 11h-23h
休業日

48.863452,2.334061

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