
パリきっての美しさを誇るチュイルリー公園。みどりの木立や花壇が幾何学模様を描き、見事なフランス式庭園の情緒が漂う。ところで園内にあるCafé Veryの評判がいい。ここの目玉は、最近じわじわとブームになりつつあるヴェリンヌ(Verrine:グラスに入った冷たい前菜)6,5ユーロ。といっても、華奢なグラスではなく、果物やピクルスを漬けこむような瓶が登場し、ちょっとしたピクニック気分を演出している。フレッシュな山羊のチーズやガスパッチョなど、一見シンプルだけどさりげないアイデアがいっぱい。そして塩やオリーブオイルは極上品。メインには、たらの蒸しもの、仔牛の串焼きなど定番料理もあるが、ここではスペシャリテをいただくことにした。タルタルステーキMBCは、牛肉にミント、バジル、コリアンダーを盛り込み、塩、醤油、タバスコでマリネしたタタキ風。ハーブの爽快さ、肉の旨みが一体となり、甘・辛・酸が五感を刺激するパンチの利いたお味だ。友人が注文した、一見ただのクロック・ムッシュ風、食パンがわりに野菜のケーキをしのばせ、ハムとチーズを重ねた一品も不思議な食感で、好みがはっきり分かれそう。というのもここは、フランス料理の革新派「アングロペラ」のジル・シュークルンが監督するカフェ。味気ない公園の軽食スタイルを一新し、≪草の上で昼食≫する楽しみを提案している。平日のみサービスされる、メイン+デザート盛り合わせ+コーヒーのつくVery Expresse17ユーロは、コストパフォーマンスや素晴らしいロケーションからいうと、ぜひおすすめ。ティータイムには、子供が大好きなミルクシェイクやパン・ペルデュ、ピエール・エルメのスイーツも。もちろんアペリティフやティータイムをのんびり過ごすのもいい。(Sakiko・L)
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風味豊かなオリーブオイルに入った山羊のチーズ、タプナード添え
手前が甘酸っぱくて爽やかな後味をひくタルタルステーキ、奥がクロックムッシュ
食後のコーヒーと共に、フォンダン・オ・ショコラ、いちご、パン・ペルデュがついてくる
陽光がさんさんと差し込むテラス席
Jardin des Tuileries 75001
(コンコルド広場方面の入り口からすぐ)
TEL:01 47 03 94 84
開:10hからノンストップ営業
休:年中無休
Tuileries(1番線) Concorde(1、12番線)
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