
「どこへ行こうか、お腹空いたね」と友人とマレの裏通りを歩いていたら、「タパス」という文字が飛び込んできた。黒板には「今日のメニュー:タコとジャガイモの煮物、魚介類のサラダ、いわしのから揚げ・・・」思わずゴックン。レトロな店内は4人のお客がスペイン式の遅い昼食中。南欧の風を感じる。ラテン系のハンサムなお兄さんがやってきて今日のメニューの説明をしてくれる。3人なので、3皿とって分け合うことにして、イカのから揚げ、野菜グリルの盛り合わせ、魚介類のサラダに決まり。冷たい白ワインがあったらすっかりバカンス気分なんだけど、うちに帰って昼寝したくなるのでそれは我慢。
店内は、どっしりしたバーカウンターやテーブルはパリの古き良きビストロ風だけど、壁にはスペインのキッチュな絵がかかり、巨大な生ハムがぶらさがっている。
運ばれてきたサラダは、イカ、タコ、エビ、白身魚がたっぷり、ピーマンやトマトも入って、カクテルソースで和えてある。衣が薄くてカラリと揚っているイカはレモンを絞って美味。野菜のグリル、オリーヴ油に浸かっているイタリア式野菜のマリネとは違い、グリーンアスパラ、茄子、フヌイユ、トマト、小タマネギなどを塩味で鉄板焼きにしている。焼き加減もちょうど良く、自然な野菜の味が広がる。お値段は14.5ユーロ、イカのから揚げは17ユーロとちょっと高めだけど、材料が新鮮でフレンチとは違う美味しさ。
店内を撮ろうとカメラを取り出すと、調理人の男性が「ぼく?」とたちまちポーズをとってくれた。“ぼく”じゃないんだけど・・・ま、いいか、とパチリ。そこへもう一人の調理人が「ボクも!」と駆けつける。陽気な魅力のスタッフたち(そういえば女性はいなかった)が、一層、南欧の雰囲気を盛り上げる。バーはずっと開いているので、アペリティフにも。
夏の午後、ちょっと時間を止めたいときにぴったりだ。
4 rue Saint Gilles 75003
TEL:01 48 87 22 62
昼:12h~15h
夜:20h~24h
Chemin vert(8番線)
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イカ、タコ、エビがたっぷり!魚介類のサラダ
衣が薄くてカラット揚がった、イカのから揚げ
焼き加減もちょうどよい、野菜のグリル
勝手にポーズをとりだした(!)陽気な調理人
南欧風のレトロな店内
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