
《赤い子供たちの市場》と聞くと、赤い子供を売っている市場のようにも取れて、一瞬ぎょっとするけど、その起源はこの通り:この場所に16世紀、孤児院が建てられ、孤児たちはお揃いの赤い服を着せられていた。赤はキリスト教で慈善を象徴する色だ。1777年に孤児院がシテ島に移されたあと、屋根つきマルシェとなり、そのまま《赤い子供たちの市場》と名づけられた。
パリで一番古いこのマルシェは、イタリアやモロッコ料理など、簡素だけど美味しいレストランがあることでも有名。日本食もある。
本日は、待っている人までいる人気のイタリアンを試す。3人なのでアントレ3皿にメイン2皿を取って分けることに。アントレは海のサラダ、野菜のグリル、アーティチョークとオリーヴのサラダ。メインはトマトソースのラヴィオリと茄子のグラタン。となりのカップルが食べていたカネロニが美味しそうだったのに売り切れだそう、残念。
イカや小ダコ(ちょっと茹で過ぎ!)、アンチョビーのマリネなどがたっぷりのった海のサラダ、野菜のグリルはズッキーニや茄子やドライトマトと彩りも綺麗。味つけはしっかりしている。アーティチョーク&オリーヴは、これもとなりのカップルが食べていた一皿、ワインのおつまみに良さそうだ。3人で分け合ってアントレがほぼなくなると、いいタイミングでメインが登場。アントレのサラダは味がちょっと濃い目だけど、茄子のグラタンは皮をちゃんと剥いた茄子の間にひき肉が入り、トマトソースとチーズでまろやかな味。ほうれん草入りとナチュラルと2色のラヴィオリもトマトソースでなかなか美味。
お値段はアントレが5ユーロ平均、メインは9~10ユーロ。“屋台”っぽいレストランでちょっと高め?と感じるけど、新鮮な材料と楽しい雰囲気のせいか、近所のオフィスやブティックの人でにぎわっている。“楽しい雰囲気”なのはギャルソンがみんなイタリア人で、サービスもラフで陽気。レストランの電話番号を聞こうとしたら、どうしても自分の携帯番号をくれようとした!
レストランは昼食時のみオープン。2時半ごろになると、ギャルソンたちが生ハムやパスタで遅いお昼を食べ始めた。気がつくと私たちが最後のお客。居心地よさとタバコも吸えるせいか、つい長居をしてしまいそう。
|
|
ズッキーニや茄子、ドライトマトなど、彩りも綺麗な野菜のグリル
イカや小ダコ、アンチョビーのマリネなどがたっぷりのった海のサラダ
ひき肉たっぷり茄子のグラタン
パリで一番古いこのマルシェには、約20ものお店がある
39 rue de Bretagne 75003
開:火~木 9h-14h30、16h-20h
金~日 9h-20h
休:月
お昼は12時から14時半
Fills du Calvaire、St-Sébastien Froissart(8番線)
|