美味しいパリ

グルビ・パラス Gourbi Palace

今、パリで最も話題のクスクス料理店。場所はBOBO(ブルジョワ・ボヘミアン)が日夜出没するサン・マルタン運河の程近く。入り口のカウンターには立ち飲みスペースが設けられ、フォルミカスタイルのテーブル、ヴィンテージのオブジェ、異国情緒たっぷりの絨毯etc…。60年代風のカラフルでキッチュな要素のごった煮で、パリ発マグレブのエキゾチックな風が吹く。さて私たちは、前菜のピーマンのマリネやチーズ入りブリックの揚げ物(各6ユーロ)を横目に、迷わずメインに直行。パリでは、ここでしか味わえないというKabyleのクスクス(10ユーロ)を食べる目的だったからだ。カビルとはアルジェリアのベルベル人、北の山岳地方に住む部族の名前で、古い食文化をもっている。一度野菜と一緒に煮込んだ鶏肉を、サービス直前にオーブンでグリルする、手間のかかった一皿。あっさりとマイルドな味わいで、「スパイスが効いた」「重い」「次の日キツイ」というクスクスのイメージを覆す。さらさらときめの細かいスムールも美味。一方、友人が注文したパラスのクレープ(10,5ユーロ)は、セモリナ粉で作ったクレープ。といってもフランスのガレットやクレープに比べて、もっちりした食感がある。中には、トマト、玉ねぎ、挽肉の炒めものが入り、見た目の素朴さに反して、迫力満点のボリュームだ。アルジェリア産のロゼワインPresident(16ユーロ)ともよく合う。この時点でお腹はいっぱいだったが、はちみつとナッツがねっとり絡まったパティスリーの誘惑に負けて、二人で一皿(4ユーロ)をシェアすることに。ナツメヤシとゴマを包んだ2種類のパイ菓子が一皿に6個入り。食後のミントティーも甘さ控えめで、強烈な砂糖の量に目がくらくらする、多くのマグレブ菓子と一線を画す。クスクスファンにも、そうじゃない人にも、一度は試してもらいたい。そして「どうだった?」と、感想を尋ねてみたくなるような店。(Sakiko・L)
 
アドレス
48, rue Albert-Thomas 75010
TEL:01 42 08 45 20
営業時間
ランチ12h30 ~14h30 、ディナー19h30~22h30
土曜の昼、日休み
メトロ
Jacques Bonsergent (5 番線)

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