
TGVの発着駅モンパルナスの目と鼻の先にあるビストロ。飾り気のないシンプルな内装、テーブルクロスもナプキンも真っ白な木綿で、洗練された温かみがある。黒板に書かれたメニューには、南西地方出身のシェフが郷土料理をベースに、工夫を凝らした品々が並ぶ。昼も夜も、前菜8,5ユーロ、メイン14,5ユーロ、デザート7ユーロだが、お皿によって料金が増す。迷った挙句、前菜に私はランド産・白アスパラガスを、友人は冷たい魚のスープを選んだ。レモンコンフィのソースが絡まって、ふくよかな甘みが広がる白アスパラは優しい味だが、特筆したいのは、アンチョビをはじめ、エスペレットの唐辛子や極上のオリーブオイルで彩られた魚のスープ。メインのピレネー産乳飲み子羊(+4ユーロ)はもちろん、添えられたマッシュポテト入りの小さな赤ピーマンも美味。いかにも厳選した素材を楽しむ風で気に入った。友人をはじめ、周囲の人が揃って注文していたサレルス牛のポワレ(+3ユーロ)は、付け合せのじゃがいものフライといい、ビストロの伝統料理としては申し分のないお味。デザートの頃にはお腹いっぱいだったが、欲張って苺とリュバーブのクランブル風サブレを注文。シャキシャキした歯ごたえの生姜が隠し味で、意外なアクセントが光っている。ワインリストは短いが、ビュゼなど南西地方産のワインが一本25ユーロ前後と手頃だし、食後のコーヒーには、カヌレがついてくる嬉しいサービスも。わずか21席の店内は、テーブルの間隔が狭く、連日昼も夜も満席なので要予約を。(Sakiko・L)
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70 boulevard Edgar-Quinet 75014
TEL:01 43 20 98 98
休:土、日
Edgar-Quinet (6番線)
Montparnasse Bienvenue (4、6、12、13番線)
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