美味しいパリ

ビストロ・ド・テオ

Villiersといえばエリック・ロメール監督の短編「モンソーのパン屋の女の子」の舞台。として思い出す人は少ないだろうが、今もその当時の雰囲気を残した下町風な地区。駅から程近い商店街はパン屋、八百屋、魚屋、雑貨屋、靴屋などが入り混じり、いつもにぎやか。ご老人も多い。Le Bistrot de Théoはこの商店街をちょっと横に入ったところにある。鳥かごや観葉植物などをあしらった南仏の田舎風インテリアと、陽気で感じいい店員さんが家庭的な雰囲気。ランチメニューは前菜+メインもしくはメイン+デザートで14ユーロ。黒板に手書きだが、かわいらしくテーブルにちょこんと載るミニ黒板もあるので、じっくり選べる。それぞれ3種類からチョイス。前菜+メイン+デザートは昼夜ともに25ユーロ。さて、前菜にマグロのたたき風マリネをとる。タプナードのソースがきいて美味。ワインは初物好きの日本人として解禁したばかりのボージョレー・ヌーボーをグラスで。メインには雌鹿(biche)の煮込み。フランス人に「bicheって何?」って聞くとよく「バンビって知ってる?そのママよ。」と平気で答える。今から食べようっていうのに・・・
秋といえばジビエの季節。鹿やうさぎ、野鳥など日本人にはあまり馴染みのない、クセの強いものが多い。その野性味がまたクセにもなるのだが。この雌鹿の煮込みは、弾力のあるジューシーなお肉と、きのこがたっぷり入った濃い味のソースがマッチ。フランスの田舎料理ということで、メインに魚はあえて選ばなかったのだが、お隣のテーブルを見てみると色とりどりの野菜が添えられたふっくらとした肉厚のタラが!お、おいしそう。また、お昼にはちょっと豪華すぎ、と取らなかったが、ここのご自慢は自家製フォアグラ。胃の調子を整えて、次回は挑戦。
 
アドレス
90, rue des Dames 75017 Paris
TEL:01 43 87 08 08
休:日
メトロ
Villiers (2、3番線)、Rome (2番線)

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