
流行のショップが集まるオベルカンフ界隈にある、フランス伝統料理の、それも大地の芽吹きをじかに感じられるようなレストラン。まずはメインと前菜かデザートで 21ユーロ、3品で26ユーロの、食べ応えのあるランチメニューを試してみた。私は前菜にいわしのエスカベッシュ、メインにたらのロッティ、ワインはクロ・ゼルミタージュの白をグラスで。2皿の魚料理は、塩加減が今ひとつだったが、調理加減は抜群。白ワインがベースのブイヨンをかけマリネしただけの、ほぼ生に近いいわしや、舌にハラリと崩れるたらのシンプルな味わいを楽しむ。日頃、肉の焼き加減にうるさい彼は、メインの牛のフィレ肉を前に、こんな完璧なブルー(限りなく生に近い肉)を出す店は珍しいと手放しでブラボー。ダイナミックに素材の良さで勝負、余計な手を加えない、かといって手抜きでもないといった感じだ。デザートのアプリコットの冷製スープは、アマレットが隠し味に使われていて、真ん中に浮かぶメロンのソルベとのマリアージュが、南仏銘菓カリッソンを思わす甘く官能的な味わい。またここで特筆したいのは、魅力的なワインリスト。クロ・デ・ムーシュやエシュゾーをはじめ、そうそうたる名前が並び、特にブルゴーニュ好きにはたまらない。店内は石の壁に梁がめぐらされ、テーブルには木綿のクロスが2枚掛かり、いかにも居心地のいい空間を作り出している。サービスも感じよく、昼下がりのワインにホロ酔い気味。次回はぜひ夜に訪れて、ワインと料理の協奏を心ゆくまで味わってみたい。(夜は5品のお試しコース50ユーロとアラカルトのみ)。(Sakiko・L)
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13 rue Ternaux 75011 Paris
TEL:01 43 57 89 76
休:日、土曜の昼
Parmentier(3番線)、Oberkamp(5、9番線)
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