もともと印刷工場だった敷地を買い取り、自分たちで間取りを設計し改装。広さは約60m
2。間取りは、大きなリビング、キッチン(カウンターつき)、ロフトが2つ。ロフトはそれぞれ寝室、書斎として使っている。ロフト、お風呂場、階段の位置・高さは、緻密に計算して設計した。また、十分に光が入るようにロフトの一面を窓にしたので、部屋中とても明るく快適。ただ、収納スペースをもっとたくさん取ればよかったかなとも思う。今、もう1階分増設するか、地下を掘るかして家を広くすることを検討中。
インテリアのポイントは、クラシックとモダンなものとを共存させてバランスをとること。天使のオブジェや、椅子、戸棚、壁にかかった鏡、絨毯など、家具のほとんどは家族に代々伝わるもので、ナポレオン3世、ルイ=フィリップの時代のものが中心。ふと階段の横に目をやると、コンテンポラリーな絵画が。「この絵画は、e-bay(フランスで人気のオークションサイト)で2ユーロで買ったんだ」というお茶目な一面も。こういうキメすぎない抜けた感じが快適な空間を作るヒントに。お風呂の床の板張りや、使いやすそうな最新機器の整ったカウンターキッチンにもこだわりが見える。
この家で特に気に入っているところは天井が高いところ。オペラ歌手である彼らは、毎日ピアノの前で1~2時間は練習する。高い天井は声がよく回って練習に最適。また、植物に囲まれた小さなテラスもお気に入り。天気のよい日はここで食事やお茶をとってリラックス。ご近所と親密な関係になれるよい交流の場になっている。取材の日も近所の赤ちゃんルーベンくん(1歳半)が迷い込んできた。
ご近所や友達を招いてディナーやソワレをするのは大好き。ときには真夜中にオペラの大合唱なんていうことも!