2007/01/03
この家に住んでいる人は…
絵画やオブジェの展覧会、企業とのコラボレーションなど、9eme Concept(http://www.9eme.net)というパリのアーティスト集団のマネージメントをするアンと、小学校の先生シモン。2人ともパリ生まれパリ育ち。この日はあいにく雨だったけれど、そんなことはどこ吹く風のさわやかカップル。このアパルトマンには一緒に住み始めて2年半。今年の夏にはベビー誕生です。
この地区について
オーベルカンフ(パリ11区)
若者に人気のにぎやかな地域。ちょうど彼らのアパルトマンを境に、坂を上ればバーやレストランがひしめき、坂を下ればお店やスーパー、マルシェが立ち並ぶという立地のよさ。遊びに出かけるにも生活するにもとても便利。パリの中心から歩けるのもいい。
この家について
7階建てアパルトマンの最上階。真っ白な壁と柔らかい質感のフローリングが、清潔感と温かさをかもし出す快適なお部屋。何より印象的なのがリビングを横切るこげ茶色の梁と中央に立つ柱。パリのアパルトマンでありながら、どこか田舎の家のような雰囲気があるのはこの存在が大きい。高く尖った天井と広い壁一面を占領する大きな本棚もユニーク。窓が多くとても明るいこのアパルトマンは2人にとって完璧な空間。欠点なんて見つからない!エレベーターがないので階段の上り下りは楽じゃないけど、それも運動になるし悪くないわとアン。広さは約60㎡。間取りは大きなリビング、それに続く書斎、オープンキッチン、寝室、浴室、そしてリビングの上にある小さなロフト。天気のよい午後にここでお昼寝するのは格別だそう。
お気に入りは、窓からの眺めと日当たりのよさ。窓から見えるアパルトマンの屋根はいかにもパリという感じ。遠くにポンピドゥーやサクレクール寺院もチラリ。家にいると刻々と変化する空の色や光が体感できて面白い。雨の日だって窓からの眺めはきれいだし、屋根に伝わる雨音を聞くのも悪くないよとシモン。また、収納の多さも自慢。入り口からリビングへの廊下、寝室の壁の大部分が収納になっている。収納兼仕切りでもあるこれらの壁は木で作られているので部屋の優しい雰囲気もアップ。
インテリアのこだわりは特になし。とは言え、古い物が大好きな2人はテーブルやソファーなど家具のほとんどをブロカント(蚤の市)で入手。更にランプ、小さなテーブルやイスなど、道に捨てられていたものを拾っての再利用も多々あり。そこにアンが仕事で携わっているアーティストのポップな絵が飾られてほどよいアクセントに。そのときの気分によって家具の配置やオブジェを変えるので、ほぼ半年ごとに部屋の模様替えをしているとか。
人形などの雑貨を手作りするアンは、たまに自宅で友達とプチ・ブロカントを開いている。物を作っていない友人とも、いらなくなったものを持ち寄って集まるのが楽しい。また、週末はいつも友人を招いてディナー。この快適な空間を120%活用する2人の姿勢は真似したいところ。