フランス人のプロフィール
気になる!パリのお宅訪問
  この家に住んでる人
弁護士のエレーヌ、フリーエンジニアのオリヴィエ、そして2人の間に誕生した赤ちゃんルイくん(5ヶ月)。天は二物を与えるのね・・と言いたくなる才色兼備のママ、エレーヌは、以前このコーナーで紹介したヤニックの妹。エレーヌもヤニックと同じく自然が大好きで、エコな暮らしにこだわっている。取材の日、あいにくオリヴィエは出張中で不在だったが、ふだんは家で仕事をすることも多いそう。
地区について
セーヌ河 エッフェル塔近く
ペニッシュ(運搬用の平底船)を改造してセーヌ河での船上の暮らし。パリの中心にいながらも、常に水に囲まれて自然のど真ん中にいる気分。不便なのは、エッフェル塔の近くの観光地で、おいしいパン屋やカフェ、スーパーが近くにないこと。ご近所にはヒッピー時代より30年もペニッシュで暮らしているというアメリカ人やドイツ人が多く、近所づきあいも盛ん。

家について
このペニッシュを買ったのは1年前。当時住んでいたところが手狭になったので、もっと広いアパートを探していたが気に入る物件がなかった。そんな折、友人のペニッシュを訪れ、ひと目ぼれ。しかも、ちょうど売りに出ているペニッシュの話をもちかけられた。1912年にベルギーで造られた船だ。停泊料は毎月かかるがアパートを買うよりも安い。これはチャンス!と即決した。購入後、6ヶ月かけて船内を大改造、去年の10月から住んでいる。

広さは約80㎡。ペニッシュのなかでは小型、とはいえ船内に入ってみると、天井は高く、とても広々としている。最近流行のインテリアは冷たい感じがして嫌いという彼ら、船独特の雰囲気を壊さないように天井や床の木材は殆ど元あったものを利用。壁の丸い窓、小さなドアなどもそのまま。また、たくさん光が入るように天窓や壁の横に大きい窓をとりつけた。家具も、家族が使っていた食卓やおじいちゃんの机、アンティークのソファーなど、船にあわせて温かみのあるものを選んだ。友人の画家Axel Kriloffが描いた壁にかかっている絵もインテリアにぴったり。
間取りは、入り口の小さい部屋(むかし船長が使っていた部屋で仮眠スペースもある)、オープンキッチンのある広いサロン、寝室、クローゼット、バス、トイレ、そしてテラス。
家にいるときは息子のルイくんとこのテラスで過ごす時間が多い。大好きなガーデニングをしたり、近くによってくる水鳥にえさをあげたり。ここでパーティをすることもしばしば。家族や友達にも大好評。自然に囲まれての暮らしだから、もちろん環境には気を配る。トイレやキッチンで使った水はセーヌ河にそのままなんてことはもちろんなく、ちゃんと清浄機を通してきれいにしてから流す。洗剤はBIOのものを使用。

三半規管に自信のない同行のカメラマンは、船の揺れに心中穏やかではなかったそうだが「住んでみればすぐ慣れる。むしろ快適!」とエレーヌ。この船は住居として使用するのみでなく動かすこともできる。エレーヌの夢はいずれ船の免許をとって家ごとバカンスに出かけること。ちなみにマルセイユまでは昼のみ動かして1ヶ月かかるとか。大好きな植物に囲まれてリラックスした彼女の暮らしは、都会でもエコでスローな生活ができるというお手本のようだ。

エレーヌたちが作ったペニッシュのサイトはこちら。5日以上の滞在、1泊200ユーロで、このペニッシュをレンタルすることも可能。
http://www.peniche-saint-antoine.fr/index.html
 
これがペニッシュの中。木を基調とした温かい内装
すっきりとして使いやすそうなオープンキッチン
もともと船にあった銅の流し台と丸い窓
広々としたサロン。ルイくんもごきげん。
サロンの横にある寝室もゆったり広々
船の雰囲気のバスルーム  オリヴィエの書斎
    大好きなテラスでルイくんとリラックス

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