フランス人のプロフィール
気になる!パリのお宅訪問
  この家に住んでる人
ライフ・デザインをコンセプトに活動を続けるアーティスト。画家、音楽家でもある彼が、今一番興味のあるのが動く光。前回紹介したミルドレッドと共に、光と言葉をモチーフにしたプロジェクト「Useful Address」を展開中。去年パレ・ド・トーキョーで展示会を開催した。2年前に出会った2人の関係はボニー&クライドだとか。
地区について
アンベール(パリ9区)
パリのいろいろな顔が隣り合わせにある地域、10m歩いただけで全く異なる場所に来たような気分になる。大通りを境に、坂を上ればいつも観光客でにぎわうモンマルトル、坂を下れば田舎の雰囲気も漂う静かな住宅街、大通り沿いはお店が並び活気にあふれる。昔からアーティストが多く住む地域でもある。

家について
今回は、住居ではなく光を使ったアートにあふれる彼のアトリエを拝見。まず通されたのは、中心にテーブルがあり、その下にプロジェクター、天井に鏡が備え付けられた部屋。映像が鏡に反射してテーブル上に映し出される仕組みだ。このテーブルで作品を見ながら仲間と語り合う。柔らかく薄暗い照明が不思議な空間。料理の映像を映しながらその映像と全く同じ食事をとるというパフォーマンスをすることもあるとか。
不慣れな空間にドギマギしながら、次に案内された大きな部屋には、壁の右側は女王(ヴィーナス)の名で親しまれる金星、左側は大きなバラの映像。映し出される対象は動かず、光と色を変化させることによって様々に表情が変わる。正面の壁にはニルスの音楽にあわせてミルドレッドの作る言葉が踊っている。壁の質、素材によって光の表情も変わるのでスクリーンは使わない。それ故この家の内装は全て自分でやった。一見ただの黒に見える床もそれぞれ微妙なニュアンスで色が塗り分けられている。
壁のアートもいいけれど、サクレクール寺院が見える窓からの眺めも最高だよ!とニルスが窓を開けてくれた。
彼のアートはゆっくりと静かに時間をかけて鑑賞するタイプ。窓外の喧騒とは別世界。
その次の部屋はより小さく親密な雰囲気。天井に映写された大きなバラが光と色によって表情を変える。10人以上入れそうだが、2、3人でゆっくりこの映像を楽しむのがよいそう。
広さは全体で約80㎡、建物のワンフロアを占める。バス、キッチンも完備。面白いのは、同じ建物内に住居とアトリエを持ち、アトリエの上階は奥さんと暮らす住居、しかも全く同じ間取りだそう。この生活感とは無縁のアート空間と住居を比較したら面白そう。次回は住んでいるお家を見せて!
 
ここでの語り合いは常によい結果をもたらすそう。
音楽と言葉で遊ぶ彼らの作品が堪能できる部屋。
サクレクール寺院が見える窓からの眺めは最高!
バラは好きなモチーフ。  キッチンはメタルで統一。


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