自然&オーガニック香水の新傾向
Nouvelle vague des parfums naturels

自然派香水とは、自然素材だけで、自然な製法(蒸気による蒸留など)で作られたもの。
従来の香水は原料の選択枝が約3000あるのに対し、自然香水は130しかないので、香りの種類では合成のノートに敵いません。また、香りの持続はオーガニックでは禁止されている合成ムスクによるので、より頻繁につける必要があります。
それでも愛好者が増えているのは、合成の香水にアレルギー反応を起こす人、肌につけるものは自然素材で安心なものを、という人が増えているから。
さらにオーガニック香水の製法が進化し、CO2を使って植物の香りを忠実に復元できるようになりました。おかげで今までよりずっとバラエティのある香りが登場しています。例えば:

Fleur d’oranger Merveilleuse /フルール・ドランジェ・メルヴェイユーズ[Florame]
オレンジブロッサムの甘い香りにダイダイの葉が爽やかさを添え、ゴジアオイのウッディな香りが残るオー・ド・パルファン*。
トップノート:ビターオレンジ(ダイダイ)の葉、ベルガモット、ネロリ
ミドルノート:スズラン、フルール・ドランジェ(オレンジブロッサム)
ラストノート:ゴジアオイ、ベチバー

Infusion de néroli/アンフュージョン・ド・ネロリ[Acorelle]
グリーンミント、ネロリ、オレンジブロッサムと、マンダリンとダイダイのエッセンシャルオイルの組み合わせ。気分をリラックスする効果もある香り。
トップノート:レモン、ミント、カシス、スズラン
ミドルノート:ネロリ、オレンジブロッサム、薔薇、ジャスミン
ラストノート:サルビア、シダー

iO Ce que je suis/イオ”ス・ク・ジュ・シュイ”[Douces Angevines]
薔薇とスパイス、古代の没薬の香り・・・手作りのオーガニックコスメで知られるドゥース・アンジュヴィヌのオー・ド・パルファンは、大地、自然を感じる個性的な香り。他のオーガニック香水に比べて持続します。
トップ・ノート:サフランの花
ミドル・ノート:薔薇、マグノリア
ラスト・ノート:白檀、ゴジアオイ、ブッシュマンキャンドル、ミルラ(没薬)

Jardin de Vie Grenade/ジャルダン・ド・ヴィ グラナダ
[Weleda]

オレンジのエッセンシャルオイルのフルーティなノートに、ヴァニラと、インドの植物ダヴァナのオリエンタルなノートが絡み合います。“香りのする自然の水(Eau naturelle parfumée):命の庭グラナダ”という長い名前。
手首の内側、うなじ、デコルテ、髪の生え際、耳の後ろ、膝の内側、足首など心臓の鼓動が感じられるところにつけるのがお奨めだそうです。

Eau de parfum Vamp à NY/オー・ド・パルファン ヴァンプ・ア・ニューヨーク[Honoré des près]
甘美なチューベローズ(月下香)が、ラムとヴァニラのノートで強調されます。大胆で今までにない香り。洗練され、ちょっと危険な、その名の通りNYのヴァンプのイメージです。

*オー・ド・パルファンはパルファン濃度が12~20%。オー・ド・トワレット(7~12%)よりずっと濃くなっています。