サンドラの週末
Deux jours, une nuit

病欠の後、仕事に復帰したサンドラを解雇するか否かで社員の投票が行われた。不況の折、少しでも人件費を下げたい雇い主、「解雇する」に投票した人には1000ユーロのボーナスが出るという条件をつけた。投票の結果は「解雇する」。ところが直属の上司が社員に圧力をかけていたのがわかり、週明けに再投票することに。
サンドラ(マリオン・コティアール)は週末の間、同僚にひとりひとり会いに行き、「解雇しない」に投票してくれるように頼む。10票得られれば、サンドラは職場に戻れ、夫と子供2人の生活が維持できるのだ。同僚の多くの反応は「君の解雇に賛成なわけじゃない。でも1000ユーロが必要だ」でも怒り出す同僚もいる。
48時間はどんどん経っていく。

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟の『サンドラの週末/2 jours une nuit』。不況下のフランス、地方都市の工場を舞台に、「職を失いたくない」「でも同僚から1000ユーロ奪うことなる」というサンドラのジレンマ、励まし、慰め、支える夫、友達と信じていた同僚の背信、そんなに近しくなかった同僚の助け・・・を描く。
カンヌ映画祭コンペティション参加作品。“華やかな国際的女優”“ディオールのイメージスター”から程遠い、地味な工員役マリオン・コティアールの繊細な演技(一途な歩き方、自信のないしゃべり方、視線・・・)。

何かを失い、その代わり何かを得る、という希望を与えてくれる作品。

2015年5月23日から日本公開

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