トロア・クール/3つの心
3 coeurs

地方都市に出張に行ったマルクはパリに帰る最終電車に乗り遅れ、シルヴィと出会う。2人は、とりとめないことを話しながら夜明けまで町を徘徊する。
始発の電車に乗るとき、マルクとシルヴィはパリで再会を約束して別れる。「○日の18時にチュイルリー公園で」
マルクはシルヴィに強く惹かれ、シルヴィも同様だった。彼女は約束の日、パリまで出かけて行く。でもマルクは来なかった。
心臓の持病がある彼は気分が悪くなり“来れなかった”のだ。

電話番号も交換していなかったマルクは、シルヴィを探しに地方都市に舞い戻る。そこでソフィと知り合い一緒に暮らすようになる。
平安な幸せ。2人が間もなく結婚するというとき、マルクはシルヴィがソフィの姉だと知って驚愕する・・・
3つの心、というタイトルだけど、三角関係の話ではない。理性と情熱の間で揺れるマルク(ブノア・ポールヴールド)が軸になっている。シルヴィはシャルロット・ゲンズブル、ソフィはキアラ・マストロヤンニ、2人の母親にカトリーヌ・ドヌーヴ。
「マリー・アントワネットに別れをつげて」のブノア・ジャコの、いわば古典悲劇の現代版。3枚目要素の強いブノア・ポールヴールドがシリアスでも上手く、“名優の娘”2人もいい。

3 coeurs

ブノア・ジャコ監督作品
ブノア・ポールヴールド、シャルロット・ゲンズブル、キアラ・マストロヤンニ
1時間46分