L’Homme qu’on aimait trop / 愛されすぎた男

1976年、離婚してアフリカからフランスに戻ってきたアニエス・ルルー。ニースでカジノ、パレ・デ・メディテラネを経営している母親ルネの元に帰る。アニエスは母親の弁護士、モーリスに惹かれる。モーリスは他の女とも付き合っているが、アニエスは夢中。母親と暮すより、カジノの持ち株を売って自立したい。
一方、マフィアのフラトニが南仏のカジノを手中に収めようとしていた。ルネから解雇されたモーリスは、フラトニに近づき取引をする:フラトニがパレ・デ・メディテラネを傘下に入れるのを手伝うかわりにアニエスに300万フラン(そうフランの時代だった)払えと。交渉成立。
アニエスは株主総会で“ルネの運営に反対”に票を投じ、ルネは失脚する。フラトニが払ったお金をアニエスはモーリスと共同の新口座に入れ、2人の生活を夢見たが、モーリスはアニエスから遠ざかる。アニエスは追いすがり、1977年11月に姿を消した。
ルネはアニエスがモーリスに殺されたと確信する・・・

実際に起こった“ルルー事件”をアンドレ・テシネが映画化、 L’Homme qu’on aimait trop(愛されすぎた男)。何を考えているかわからない魅力的な弁護士をギヨーム・カネ、娘を護ろうとする母は貫禄バディのカトリーヌ・ドヌーヴ。一途な恋で、モーリスの言いなりになるアニエスをアデル・エネル(2013年『黒いスーツを着た男』、2011年『メゾン ある娼館の記憶』)・・・キャストがみんな上手い。

30年以上経ってまだ解き明かされない事件。アニエスの死体は今でも見つかっていない。

L’Homme qu’on aimait trop
アンドレ・テシネ監督作品
出演:ギヨーム・カネ、カトリーヌ・ドヌーヴ、アデル・エネル
1時間56分 フランスで公開中

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