イヴ・サンローラン
Yves Saint Laurent

アルジェリアのオランでデッサン画を描いていた内気な青年、イヴ・マチュー・サンローラン。パリに出てきてクリスチャン・ディオールのメゾンに入り、ディオール亡き後、26歳でアート・ディレクターになる。
ピエール・ベルジェとの運命的出会い。「君は才能がある。あとは僕がやる」というピエールの言葉で自分のメゾンを立ち上げる:YSL。1962年に最初のコレクションを発表・・・
サファリジャケット、トレンチコート、タキシード、パンタロンスーツ・・・彼が生み出したスタイルは女性のワードローブを変える。その舞台裏では、鬱病、アルコール、ドラッグ、アヴァンチュール・・・一緒に暮らし、仕事をしたピエール・ベルジェの苦労が伺える私生活。
コメディ・フランセーズの俳優2人、ピエール・ニネイ(サンローラン)とギヨーム・ガイエンヌ(ベルジェ)が演じるサンローランの“伝記映画”、まずこの2人の演技力が凄い。2ヶ月、サンローランの声を聞き続けたというピエール・ニネイは本人に酷似し、繊細でナーヴァスな性格が伝わってくる。冷静で実際的なピエール・ベルジェは 『レ・ギャルソン、ギヨーム、ご飯ですよ!』で200万人を笑わせたギヨーム・ガイエンヌ。愛人として、会社の社長として、時には父親のようにイヴを励まし、護る。視線ひとつで感情が伝わるミニマルな演技。
そして小さいサロンで、顧客に披露されるサンローランの服たち。決して時代遅れにならず、いつ見てもエレガント。サンローラン自身がデザインしたあのドレスたちは、もう誰にも作れない。

Yves Saint Laurent

ジャリル・レスペール/Jalil Lespert監督作品
ピエール・ニネイ、ギヨーム・ガイエンヌ主演
1時間40分、フランスで公開中

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