パリっ子が追いかけるトラックバーガー
Camion Burger

今、人気の食べ物は?流行りの料理は?・・・パリの食傾向をお伝えする新シリーズです。第一回目はハンバーガー・ブーム。

昨年から、パリは空前のハンバーガーブーム。パリジャンたちを夢中にさせるのは移動式バーガートラックだ。
立役者の「Le Camion Qui Fume/ル・カミオン・キ・フュム」(煙を出すトラック)は、カリフォルニア出身のアメリカ人女性、クリスティン・フレデリックさんがスタートさせた。パリの名門料理学校Ferrandiを出た彼女は「パリに本物のハンバーガーがない。それなら私が作るわ!」と一念発起。食材に徹底的にこだわったバーガーは、肉厚で、真ん中がほどよくロゼ色の焼き加減。野生のマッシュルーム入り「Campagne」、カリカリのベーコンと玉ねぎにバーべキューソースの「BBQ」、蒸し煮の豚肉とコールスローを合わせた「Porc braisé」など、全8種類。
マドレーヌ広場、サン・マルタン運河、MK2 Bibliothèque(フランソワ・ミッテラン図書館となりのシネマ・コンプレックスMK2)、ポルト・マイヨーに現れる日と時間が前もってWEBで告知される。この神出鬼没な戦略も話題を呼んだ。お昼時なら12時前に着くのがコツ。それ以降は、30分以上の待ち時間は必至の人気店だ。
続いてサンフランシスコ出身のジョーダン・フィルダーさんの「Cantine California/カンティーヌ・カリフォルニア」(カリフォルニア食堂)は、食に敏感なボボに絶賛される店。肉、卵、小麦粉はビオで、ブリオッシュ風バンズはホンノリ甘い。じゃがいもかサツマイモを選べるフライドポテトは、素材の皮むきからカッティングまで全て手作業。“職人仕事”を支持するボボに受けて当然だろう。
三番手「Goody’s/グッディーズ」は、AOCのゴルゴンゾーラや山羊のチーズ、ロメーヌサラダ、新タマネギを使って、優れたクオリティーをアピールする。
この手のフードトラックは、フライドポテトやサラダ、飲み物がついて、1個12〜15ユーロ。マクドナルドのセットメニューが6,8〜8ユーロなので、価格は約2倍。ファーストフードとしてはお高いが、外食の高いパリにおいて、手軽で美味しい、しかも一人で行っても気後れしないフードトラックは魅力的なアイテムに違いない。(Sakurako Uozumi)
 

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