ミルドレッド、ジェローム、カサンドル&イゼ
元オブジェ・デザイナー&建築家

ミルドレッド、ジェローム、カサンドル&イゼ | 元オブジェ・デザイナー&建築家この家に住んでいる人は…
コレットやボン・マルシェ、カステルバジャックと仕事をしていた元オブジェ・デザイナーのミルドレッドは、繊細でやさしい雰囲気の女性。現在は独自のプロジェクトsanzo kuhnamでアート本の出版、イベントの映像や音楽などを手がける。建築家の夫、9歳と5歳の子供2人との4人暮らし。


この地区について

モントルグイユ(パリ2区)
ここはパリの中心にある“小さな村”。いつもどこかにバカンスやお祭りの雰囲気がある。にぎやかな商店街はもちろん、モード関係のお店やテラスつきのカフェが多いのも好き。それに大好きなパレ・ロワイヤル、セーヌ河からも近い。緑は少ないけど、歩くのが楽しい大好きな地区、とミルドレッド。

この家について
この家に住んで5年。広さは約85㎡。アパートの2階分を建築家の夫と共に全改造した。家のコンセプトはパースペクティブ。部屋に広がりをもたせるため部屋の区切り方、壁に工夫がされている。

1階の入り口から廊下を抜けると大きなサロン、キッチン、寝室、浴室、トイレ。サロンに面したキッチン、寝室、浴室の壁には大きな窓のようだがガラスが入っていない。壁で区切られてはいるが全部の部屋がつながっているのだ。開放感があると共に、別々の部屋から家族の姿が見え安心感が生まれる。日当たりのよいサロンから奥の部屋まで光が入りアパート全体が明るくなる効果も。
壁の色もユニーク。白を基調に、入り口は黄色、キッチンはモーヴ、浴室は黒と塗り分けられている。やわらかく深い色の壁は、暖かさを増して落ち着くそう。サロンはモダンな暖炉のある壁と2階へ続く階段がグレー、真っ赤なクッションがアクセントになっている。最近の家は白い壁ばかりなのでとても新鮮。
暖炉の横からのびる階段を登ると子供部屋が3つ。なぜ3つかというと、カサンドル(姉)とイゼ(弟)の部屋の間に2人共同の部屋があるから。3部屋とも可愛らしくて表情豊か。カサンドルの部屋の壁はピンク、紫、白に塗り分けられ、女の子らしい要素がたくさん。弟イゼの部屋の壁は赤、黄、白。男の子っぽいオモチャやぬいぐるみが溢れている。共同の部屋の壁は白、床の一部はガラス張りで下のサロンが見えるようになっている。

家族のつながりや暖かさを考えた間取り、壁の色、家具の色。おばあちゃんが使っていた鏡、古いピアノ、ポップなイス、大好きなセルジュ・ルタンスの香水、最近旅行した日本で買った紙細工…新旧ミックスしたセンスのよいオブジェに囲まれた、快適な空間をつくるためのデザインが感じられるステキな家だ。